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[クレジットカード基礎知識]「国際ブランド」とは何か?VISA、Master、JCBの違いは?カードブランドで決済のしやすさやステータス性も変わる!

2018年10月24日



今回は、クレジットカードに必ず載っている、「VISA」や「Mastercard」といったいわゆる「国際ブランド」と呼ばれるカードブランドについての概要について説明します。

「クレジットカード何使ってるの?」と聞くと、「VISAカードだよ」と帰ってきたりすることがあるかも知れません。実際は三井住友カード発行のVISAカードもあれば、楽天カード発行のVISAカードもあります。同じVISAカードでも何かが違うのでしょうか。

実はこれら各クレジットカード会社から発行されている「VISA」カードは、「VISA」という企業から「VISAの国際決済ネットワークシステムを使って決済していいよ」というライセンス契約に基づいて発行されています。

MastercardやJCBといった他のブランドでも同様です。つまりこれらこそがクレジットカードの根幹を成す国際決済ネットワークなのです。

クレジットカードの元締めでもある「国際ブランド」

五大主要国際ブランド

日本で使われているほぼ全てのクレジットカードにいずれかの国際ブランドが付帯しています。

主要国際ブランドとして広く認知されている、いわば五大ブランドが、「VISA (ビザ)」 、「Mastercard (マスターカード)」、「JCB (ジェーシービー)」、「American Express (アメリカン・エキスプレス)」、「Diners Club (ダイナースクラブ)」 です。市場シェアにおいては特にVISAとMastercardが世界的にも日本国内でもかなり大きいです。JCB以外の四つはアメリカ発の国際ブランドです。JCBは唯一の日本発の国際ブランドとして知られています。

五大ブランド以外の国際ブランドとして、中国発の国際ブランドとして近年大きくシェアを伸ばしているのが「銀聯 (ぎんれん)」です。「UnionPay (ユニオンペイ)」の二つ名を持っています。また、新興国際ブランドとしてアメリカから「Discover (ディスカバー)」も登場しています。

いずれの国際ブランドが付帯したクレジットカードも、世界中にある加盟店で利用可能です。特に海外旅行や海外出張などの際には、クレジットカードを持っていると現地通貨に両替を行うことなく現地のショップや飲食店の支払いを行えるため利便性が劇的に向上します。カードによっては海外レストランの料金優待やホテルのアップグレードといった特典が付帯することもあります。また、旅行保険の付帯するカードを持っていると万一の病気やケガの時に医療費の補償が適用されたりと、支払い以外のサービスでも各社しのぎを削っています。

国際ブランドが違うと何が変わるの?

国際ブランドによって支払いが不可能な場合も

国際ブランドごとに「強い地域」というものがあるため、「うちの店は〇〇カードは使えませんよ」といった風に支払いに使える国際ブランドが限定されてしまう場合があります。

  • VISA … ほとんどの店で使えるが稀に使えないことも
  • Mastercard … 同上
  • JCB … 日本国内では大半の店で使える。日本国外ではアメックスと提携しているものの、完全相互開放でないため稀に使えない
  • American Express … 日本国内ではJCB加盟店では使える (そのためアメックスが「使える店が少ない」というのは最早間違いである)。稀にあるJCB非加盟店では使えない場合がある
  • Diners Club … 同上

国際ブランドによってT&E特典が大きく異なる

アメックスやダイナースといった、T&E (トラベル&エンターテインメント) 特典に重きを置いたクレジットカードの場合、VISAやMastercardの様な決済性能を重視したカードに比べてホテルやレストランなどの優待が充実しています。

頻繁に海外渡航される方はアメックスやダイナースのカードに付帯する優待特典を活用すると、食費や宿泊費といった渡航時の費用を節約できることが多いでしょう。

国際ブランドの世界シェア

NILSON REPORTが公開している2015年の決済額シェアでは、VISAがダントツの一位、Mastercardがそれを追う展開になっています。

ワールドワイドでの決済額としては実はクレジットカードよりもデビットカードによる決済額の方が多いんですね。デビットカード決済において圧倒的なシェアを占めるVISAがクレジット決済でも一位を取っているので、現状はVISAの圧勝と言って良い状況です。

しかしながらUnion Pay (銀聯) が猛烈な追い上げを見せており、いつかはMastercardを射程圏内にとらえてしまう可能性も見えてきています。

クレジットカード、デビットカードの取扱高総額からのシェアを計算すると、以下の通りになります。

  • No.1 ... VISA, 55.52%
  • No.2 ... Mastercard, 26.27%
  • No.3 ... UnionPay, 12.81%
  • No.4 ... American Express, 3.22%
  • No.5 ... JCB, 1.22%
  • No.6 ... Diners/Discover, 1.00%

注)  米国内ではCitiグループの経営不振によりDiners ClubブランドがDiscoverへ売却されたことにより、統計上はDiners+Discoverの合計値で表示されています。

VISA (ビザ)

1958年にバンク・オブ・アメリカにより設立された世界最大かつ知名度もナンバーワンの国際ブランドです。クレジットカードといえばVISA!と思っている人も多数いるぐらいの知名度の高さを誇ります。日本国内ではJCBに次いで第二位のシェアを誇ります。

VISAの特徴は何といっても最強の決済性能です。「どこでも使える」という安心感でVISAブランドのカードに優るものはありません。

2,400万以上の加盟店と13億人以上のクレジット会員を擁しており、「クレジットカードが使える = VISAが使える」と思って間違いないでしょう。

VISAは決済システムのみを提供しており、自身ではクレジットカードを発行していません。基本的にVISAとライセンス契約を結んだクレジットカード会社 (イシュア) がそれぞれにVISAブランドを付帯したクレジットカードを発行しています。

日本国内のVISA

日本国内ではJCBに次ぐシェア第二位です。日本国内で当初はVISAジャパン協会 (現在のVJA)のみがVISAブランドのカードを発行出来ました。VJA以外の様々なクレジットカード会社がVISAブランドのカードを発行できるようになったのは1987年のスペシャルライセンシー契約の発効からです。

このVJAの中心メンバーが現在の三井住友カードであったため今でも三井住友カードがVISAの第一人者とでもいうべきポジションを占めており、「三井住友VISAカード」の名で知られています。VISAカード = 三井住友VISAカードだと思っている方も少なからずいるぐらいです。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … 
  • トラベル&エンターテインメント … 
  • その他の特徴 … 特徴がないのが特徴と言ってもいいかも知れない。VISA Paywaveゴリ押しが目立つ。

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Mastercard (マスターカード)

VISAを追いかける世界第二位の国際ブランドがMastercard (マスターカード) です。VISA同様にほぼどこでも使えるのが特徴です。日本国内だとほぼVISAとセットで加盟している加盟店が多く、決済面での性能差は殆どありません。

海外ではVISAがアメリカに強く、Mastercardは欧州方面に強い傾向があります。また、海外の現地通貨建ての決済時にレートが他国際ブランドより安いことが多いのも見逃せない特徴です。

VISA同様、決済システムのみを提供しており、Mastercardとライセンス契約を締結した各クレジットカード発行会社 (イシュア) がそれぞれにMastercardブランドのクレジットカードを発行しています。

しかしながらVISAと差別化を図るためか、色々とトリッキーな試みも多いのが大きな特徴です。「プライスレス」というキーワードで鮮烈なCMを展開しているのを覚えている方も多いでしょう。

日本国内ではタレント、キャラクターものやアニメと提携したクレジットカードが発行されていますが、その多くがMastercardブランドです。また、LUXURY CARD (ラグジュアリーカード) GOLDの様なステータスカードも多く発行されている反面、VIASOカードなどのカジュアルカードや、有料ライフカード(Ch)やアコマスの様な「審査が不安な方向け」なカードも大抵Mastercardブランドです。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … 
  • トラベル&エンターテインメント … 
  • その他の特徴 … タレント、ミュージシャン、アニメキャラとのコラボカードが多い。

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JCB (ジェーシービー)

JCBは唯一の日本発の国際ブランドです。ジャパン・クレジット・ビューローが改称した際に略称を用いてJCB(ジェーシービー)が正式名称として使われるようになりました。

発行枚数はVISAカードの数%程度ですが、日本国内では加盟店数が最も多く、今でもJCBしか使えない加盟店が数多く存在するぐらい日本国内では優勢です。

海外で弱い・使える店が少ない、と言われてきましたがアメックスとの提携による相互乗り入れで大きく改善されました。

また、東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーでもあるため、必然的にJCBカードが東京ディズニーリゾートのオフィシャルカードとなっています。そうした関係からディズニー関連と根深いつながりがあり、日本国内でのディズニーデザインのクレジットカードはJCBによる独占的な発行となっています。ディズニーデザインカードを出したければJCBブランドのカードしか選択肢がない状況です。また、付帯保険を中心としてT&Eにも力を入れている他、「JCBマジカル」といったディズニー関連イベント優待やUSJ優待などJCBならではの特典も多くあります。

VISA、Mastercardと異なり国際ブランドであり、イシュア (カード発行会社) でもあり、アクワイアラ (加盟店契約・集金業務) も行っているのが前の二社と異なる大きな特徴です。そのためJCB本体による審査・発行のプロパーカード、リクルートカードやJALカード (いずれもJCBブランド限定) などのJCBが審査・発行を請け負う提携カード、楽天カードやYahoo! JAPANカードなど各カード会社が独自に審査・発行してJCBブランドを付帯する加盟店開放カードが存在します。それぞれで受けられるサービスに微妙な差が出てきますので、入会の際にはしっかり確認しましょう。

JCB本体の審査方針としては、利用実績に重きを置きます。そのため支払い能力が高くても利用実績に延滞などのキズがあると審査に落ちやすく、支払い能力があまり高くなくても利用実績のしっかりした人は審査に通りやすい傾向があります。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … 
  • トラベル&エンターテインメント … 
  • その他の特徴 … プロパーカード、提携カード、開放カードの三種が存在。クレジットカード国際ブランド、イシュイング、アクワイアリング業務以外にも、他社のカード審査業務受託やギフトカード発行やコンタクトレス決済ソリューション(QUICPAY, J/Speedy)の開発に力を入れている。決済サービスの総合商社的な面も強い。

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American Express (アメリカン・エキスプレス)

American Expressは1980年ごろにゴールドカードを引っ提げて日本に上陸した外資系クレジットカード会社です。JCB同様に国際ブランドとイシュア(カード発行会社)を兼ねています。欧米ではVISA, Mastercardに次ぐ第三のブランドとして認知されており、世界で7800万人の会員を擁しています。

「アメックス」と呼ばれることも多く、ステータス性の高さを売りにしたブランドカードとして広く知られています。特にかつては「アメックスゴールド」と言えばお金持ちの証として知られていました。また、「プラチナカード」や「ブラックカード」といったゴールドカードを超えるハイステータスカードというコンセプトもアメックスによって作られたものです。最近では金属製の「メタル・カード」といった新たなコンセプトが作られ人気を博しています。

現在のアメックスの前身となる運送業は1850年設立と古い歴史を持っています。創業者はヘンリー・ウェルズ、なんとアメリカ大手金融機関のウェルズ・ファーゴ創業者も含まれています。会社設立当初は荷馬車による運送業を生業し、Cargo Expressという社名でしたが、郵便為替業務 (1882年) による金融業界への進出を経て世界展開を果たし、1959年にクレジットカード業界へ進出しました。因みに日本進出は1954年に果たしていますが、「AMEX銀行東京支店」と称しておりその当時はクレジットカード業務は未だ行われていませんでした。

1869年当時のトロント支店 (Bank of Commerce and American Express offices)

年会費が12,000円~と他カードと比較して高額ですが、T&Eカードの元祖として高級レストラン、一流ホテルの優待サービスなどが充実している他、ほぼ全てのカードに空港ラウンジ利用権が付帯しています。また、海外旅行保険・国内旅行保険も他ブランドのカードと比較すると充実しています。頻繁に海外旅行や出張に行かれる方に特におすすめのカードです。

日本国内では利用できるお店が少ない、と言われていましたが現在はJCBとの加盟店相互開放契約によりJCB加盟店であればほぼ利用可能になりました。そのため日本国内での利便性は劇的に向上しており、使えないお店の方が少ないと思って良いでしょう。

JCB同様にイシュアを兼ねた国際ブランドです。そのため、アメックス本体の審査・発行によるプロパーカード、アメックスが審査・発行を請け負う提携カード、各クレジットカード会社が発行する開放カードの三種が存在します。

しかし自社ブランドをとても大事にしており、アメックス開放カードは必ず、「〇〇・アメリカン・エキスプレス・カード」といった名称とすることを条件にしている様です。(例 : セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード、MUFGカードプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、等)

また、アメックス本体の審査方針は独特なものとして知られています。過去の延滞や事故歴などの実績よりも現在の支払い能力を最重視します。そのため延滞がなくても支払い能力の低い人は審査に落ちやすく、逆に過去に金融事故歴があったとしても現在の支払い能力がしっかりしていれば(平均年収程度でも)審査に通りやすい傾向があります。JCBの真逆です。

利用限度額も明確に提示されず、「目安として〇〇万円ぐらい」というアバウトな金額が提示されるのみです。実際は頻繁に会員の利用可能額を調整してるようです。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … 
  • トラベル&エンターテインメント … 
  • その他の特徴 … ブランドを非常に大事にする。日本国内発行のカードと異なり現在の支払い能力に重きを置いた独自の審査を行う。

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Diners Club (ダイナースクラブ)

Diners Clubはクレジットカードの元祖と言われており、世界で最初に登場したクレジットカードとも言われています。しかし、実際はレストランや飲食店で使える後払いカードとして世界初であったものの、その他の業界においては19世紀から様々なクレジットカードが発行されていたと言われています。

名前が示す通り、レストランや飲食店を中心とした汎用型クレジットカードの走り、として理解すると良さそうです。

アメックス同様に利用可能額が明示されません。富裕層向けのカードと位置付けられており、ハイステータスカードとされています。ゴールドカードより下のグレードのカードは発行しません。したがって入会には高い属性が必然的に要求されます。33歳以上・勤続10年以上・役職者限定・または自営10年以上が条件などとかつては言われていましたが、現在はかなりそのハードルが下がってきている様です。

また、富裕層向けということもありかつては以下の様なぶっ飛んだキャンペーンが張られていました。カード決済で家が買えるというのはインパクトが非常に強いですね・・・。

  • フェラーリ新車、中古車の購入支払いによるダブルポイント(現在は終了)
  • タマホーム限定で住宅購入費(数千万円)をカード決済できた

その名の通り、ダイニング系に始まりT&Eの特典が充実しています。また会員限定のイベントを開催するなどクローズドでハイステータスなイメージを大事にしている傾向が強くうかがえます。

  • ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ (プレミアムカード専用)
  • 空港ラウンジサービス
  • 手荷物宅配サービス
  • 空港送迎タクシー・サービス
  • 海外トラベルデスク
  • 海外旅行保険自動付帯

かつては独立系カード会社として加盟店がかなり少なく利便性に欠ける面もありましたが、2000年にシティグループに所属したことで北米ではMastercardとの提携が実現し、一気に利便性が向上しました。日本ではJCBとの相互開放によって決済できる加盟店が多く存在します。

2008年にシティグループ経営不振により、不採算部門のひとつとしてディスカバー・フィナンシャルへ売却され、ディスカバー参加のクレジットカード会社として存続しています。

日本国内ではシティカードジャパンから三井住友信託銀行へ身売りされ、傘下の三井住友トラストクラブがダイナースクラブカードの審査・発行を受け持つに至っています。

近年、スマホアプリの出遅れやポイントシステムの頻繁な変更が目立つなどやや元気がない感もありますが、アメックス以外のハイステータスカードブランドの選択肢を残すためにも頑張って復活して欲しいものです。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … 
  • トラベル&エンターテインメント … 
  • その他の特徴 … ほぼすべてのカードがプラチナグレード以上なハイステータスカード。
Diners Club(ダイナースクラブ)ブランドのクレジットカードグレード~最高ランクは「プレミアム」~

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銀聯 (ぎんれん)

銀聯カード、UnionPay (ユニオンペイ)とも呼ばれるこの国際ブランドは中国人民銀行の主導で作られました。訪日中国人の増加によって日本国内でも爆発的に加盟店が増えています。このロゴを見たことのある方も多いと思います。今現在で最も成長率の高いクレジットカードブランドと言えるでしょう。

銀聯が設立される以前は中国国内での決済システムやルールが統一されておらず地方ごとにバラバラでした。銀聯によってこれらの統一が進んだことを考慮すると、中国のキャッシュレス社会化を大きく推し進めた立役者であると言えるでしょう。

また、中国で最も普及している国際ブランドであるため、中国旅行を検討されている方は銀聯カードを一枚持っていると中国国内でカードが使えないといった不安から解放されます

日本国内でも三井住友カードや三菱UFJニコスが自社カード発行の際に銀聯カード同時発行のオプションを付帯、クレディセゾンから銀聯プリペイドカードが発行されているなど、徐々に普及が進んでいます。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … ?
  • トラベル&エンターテインメント … ?

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Discover (ディスカバー)

ディスカバーカードは、アメリカのディスカバー・フィナンシャル・サービスが展開しているクレジットカードです。アメリカを中心に約5,000万人の会員を持っており、加盟店は北アメリカ・中央アメリカ・東南アジアなどに広がっています。

元々はアメリカの百貨店を運営する、「シアーズ」という企業によって1985年に設立されました。その後モルガン・スタンレーへの売却を経てディスカバー・フィナンシャル・サービスへ進化を遂げました。

残念ながら本記事執筆時点 (2018年10月) でも日本国内でディスカバーカードを発行している企業はありません。どうしても欲しい場合、北米のクレジットカード会社などでの発行申請を行うしか手がない状況です。

日本国内では2006年からJCBと相互開放の提携を行っているため、ダイナースやアメックスと同様にJCBが使える加盟店で決済に使うことが出来ます (そのためアメリカやカナダのDiscover提携加盟店でJCBが使えたりします)。

2008年にシティグループからダイナースクラブ・インターナショナルを買収したことでダイナースブランドのクレジットカードを傘下に収めています。

今後の日本への本格進出を期待したいところです。

  • 決済性能(どこでも使えるか) … 
  • ステータス性 … ?
  • トラベル&エンターテインメント … ?

まとめ

今回はクレジットカードの五大国際ブランドと、それに続く新興の二つのブランドについて紹介しました。それぞれの国際ブランドごとに利便性や付帯する特典などが変わってくるのがお分かりいただけたかと思います。

 

皆様の用途やライフスタイルに合わせたクレジットカード選びの一助となれば何よりです。

最後まで読み進めて下さってありがとうございました。

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発行しやすい人気のクレジットカード

ライフカード年会費有料版(Ch)

審査が不安な方向けのライフカード登場!
他社でクレジットカードを作れなかった人、申し込む価値アリです。
・年会費5,000円+消費税
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「審査の通りやすさ」がウリ。
・喪明けからのクレヒス育成に!
・お誕生月はポイント3倍!ポイントは各種ポイント、マイル、仮想通貨に交換可能

カード不正利用・紛失対応 〇
年会費ポイント還元
マイル換算
審査難易度国際ブランド
5,000円+消費税0.5%~1.5%
ANA 2.5~7.5マイル/1000円
★+
最短発行利用限度額サービス充実度お得度
一週間程度10万~30万円★★★★+★★★++

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・喪明けからのクレヒス育成に!
・お誕生月はポイント3倍!ポイントは各種ポイント、マイル、仮想通貨に交換可能

カード不正利用・紛失対応 〇
ゴールドカードは空港ラウンジも利用可能

年会費ポイント還元
マイル換算
審査難易度国際ブランド
一般 : 5,000円+消費税

ゴールド : 10,000円〜20,000円+消費税
0.5%~1.5%
ANA 2.5~7.5マイル/1000円
最短発行利用限度額サービス充実度お得度
3営業日~一般 : 10万円
ゴールド : 20万円~90万円 (年会費10,000円+消費税)
ゴールド : 100万円~190万円 (年会費20,000円+消費税)

※ ゴールドのみ20万円~190万円まで選択可 (同額の預り金が必要)
★★★★+★★★++

アメリカン・エキスプレス®・カード

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マイル換算
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