今回は、楽天カードを使ってふるさと納税を更に効率よくポイント還元率を上げる方法についてお話します。
ふるさと納税、昨今は「官製通販」と揶揄されたり、一部で制度そのものの存在意義が問われているというニュースも見かけますね。元々は応援したい任意の自治体に寄付を行うことで、僅かな自己負担額 (2,000円) でその自治体独自の返礼品をもらいつつ、翌年に本来の居住地に収めるべき住民税などの納税額を減らせる制度です。
簡単に言ってしまえば、例えば東京都杉並区に住んでいる方が、佐賀県みやき町に10万円寄付すれば、みやき町は数万円分の返礼品をくれます。翌年の杉並区への納税額が98,000円分減ります。自己負担2,000円で色々な返礼品をもらえますが、ふるさと納税可能な上限額が収入によって決まっており、収入の高い人ほど高額の寄付が可能です。
今回は楽天カードを使って楽天のふるさと納税サービスを経由することで、自己負担額2,000円を楽天スーパーポイントで取り返してプラスに持っていき、尚且つポイント還元率も大きく上げる小技を紹介したいと思います。マイル稼ぎには向きませんので、ふるさと納税の支払いでマイルを稼ぎたい方は以下の関連記事を読んでみて下さい。
ふるさと納税でマイルを貯めよう!【JALカード編】
2017年が終わりもう一か月以上が経過しました。早いもんですね。そろそろ2018年分の「ふるさと納税」の計画を立てている ...
今回の記事の内容を読んで、どちらがよりお得なのか迷うと思います。
楽天カード を持っていない方は、上のキャンペーンバナーからカードを申し込むと楽天スーパーポイントがプレゼントされます。
ふるさと納税で破壊力抜群、楽天カードの威力とは
通常、楽天市場のサイトからふるさと納税を行う場合、寄付金額の1%が楽天スーパーポイントでポイントバックされます。楽天市場のお店で買い物をしたのと同じ扱いです。もともと何もポイントの付かないはずの「納税」であることを考えると破格の還元と言えるでしょう。
楽天市場、ふるさと納税特設ページ
楽天でふるさと納税 +1%
楽天市場内に、「ふるさと納税特設ページ」があります。通常通り楽天市場でお買物をする感覚で、楽天でふるさと納税を行うことが可能です。通常のお買物と同等に楽天スーパーポイントも還元されます。
10,000円のふるさと納税を行うと、100ポイントの楽天スーパーポイントが還元されます。
楽天カード決済 +2%
10,000円のふるさと納税で、さっきのと合わせて300ポイント (300円分) の楽天スーパーポイントが還元されます。
楽天ゴールドカード or 楽天プレミアムカード決済なら更に+2%
楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカード を楽天市場の支払いに使うと、通常の楽天カード分に更に+2%のポイントが還元されます。金額が大きくなるほど無視できない還元率の差になります。
年会費2,000円前後の格安ゴールドカードとしてMUFGカード ゴールドの後を追うように登場したカードですが、後発なだけあって格安ゴールドカード付帯特典で不満の多かったであろうラウンジ利用については改善されています。こちらのカードは国内主要空港の国内線・国際線両方のターミナルでラウンジが利用可能。旅行時にも役に立つ、持っていて損のない一枚です。
入会はお得なキャンペーン経由でどうぞ。楽天スーパーポイントをもらえるので年会費分元が取れます。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード も、楽天ゴールドカード同様に楽天市場の支払いに使うと、通常の楽天カード分に更に+2%のポイントが還元されます。
こちらは年会費10,000円の本来のゴールドカードクラスの年会費の、楽天カードの中でも特に利用限度額が大きく審査も少し厳しめになってくるカードです。その分、プライオリティパス (プレステージ) が付帯する、海外旅行好きな方には非常に有用な特典の付いたカードに仕上がっています。
入会はお得なキャンペーン経由でどうぞ。楽天スーパーポイントで年会費を相殺しましょう。
楽天市場アプリ経由で決済 +1%
スマホ用アプリとして無料提供されている、楽天市場アプリを利用したお買物で更に+1%!少し手間ですが、このアプリからのふるさと納税で無条件で+1%されるのなら無視はできません。
これで合計400ポイント (楽天ゴールドカード、プレミアムカードの方は600ポイント) の還元になります。
通常時は4%~6%還元まで
通常は4%~6%までのポイント還元がせいいっぱいというところです。これに加えて、楽天モバイルユーザは更に+1%還元というのもあるのですが、ここは好みや個々人の事情があるためカウントしないものとします。
しかし、次に説明する、「楽天スーパーセール」を上手く活用すると、一気に還元率が最大10%まで跳ね上がります。
楽天スーパーセールを利用して最大14%還元に!
通常4%の還元率ですが、楽天スーパーセールを利用すると還元率最大14% (楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードの方は16%) にまで跳ね上がります。
年に4回、3の倍数の月の初旬前後で開催されている楽天スーパーセール。色々なモノが安くなるのはもちろんなのですが、この楽天スーパーセールには、「買い回り」によるポイント還元率アップというここにしかない特典が付いてきます。
※ 本記事執筆時の直近では、2018年3月3日(土)19:00~3月8日(木)01:59の期間で開催されていました。次回の開催は2018年6月2日、もしくは6月9日からだと思われます。
結論から言えば、「1ショップでの買い物ごとに、期間中の楽天市場でのお買物で使った合計金額に対するポイント還元率が+1%」になります。10ショップで10%!
例を挙げて説明します。
楽天スーパーセール期間中のポイント還元の例
例.1) 計4つの自治体へふるさと納税
- A市へ5,000円 … +1%
- B町へ10,000円 … +1%
- C町へ5,000円 … +1%
- D村へ10,000円 … +1%
最終的に合計30,000円のふるさと納税をしました。返礼品を4つの自治体からもらえることになります。
還元されるポイントは、スーパーセールの+4%に、従来の+4%を加えて合計8%分の還元、2,400ポイントになります。ふるさと納税で必要な、自己負担金額の2,000円を超えるポイントが還元されることになります。
※ スーパーセールの買い回り特典で付与されるポイントは「期間限定ポイント」です。45日程度の短めの期間のみ有効なポイントなので、生活用品や食料品購入の足しにしてしまいましょう。使い道を悩んでいる内に失効してしまうと元も子もありません。
例.2) 10の自治体へのふるさと納税 = 10のショップでお買物
買い回り特典で付与される期間限定ポイントは最大10,000ポイント (10,000円分) です。つまり恩恵に与れるのはふるさと納税10万円分までです。概ね独身の方であれば年収650万円の人に上限額に相当します。
これこそが楽天スーパーセールの真価を発揮するポイントです。
- A市へ50,000円 … +1%
- B市へ10,000円 … +1%
- C市へ5,000円 … +1%
- D市へ5,000円 … +1%
- E市へ5,000円 … +1%
- F市へ5,000円 … +1%
- G市へ5,000円 … +1%
- H市へ5,000円 … +1%
- I市へ5,000円 … +1%
- J市へ5,000円 … +1%
A市から家電をもらい、B市~J市からは美味しそうな肉やコメをもらう。これで理論的には10ショップ買い回り達成、10万円に対して1万円分の楽天スーパーポイント(期間限定ポイント)が付与されます。もちろん、通常ポイントとして4%分の4,000ポイントも別途付与されます。
10万円のふるさと納税で実に14,000円分のポイントを稼げます。還元率にして14%!
更に、楽天スーパーセール期間中には通常1%の楽天市場ポイント還元率が2~10%に跳ね上がる自治体が出現します。こうした自治体を狙っていけば20%以上の超高還元率を狙えます。
楽天スーパーセール期間中に余っているふるさと納税枠を使おう
楽天カードを持っている方は、すぐにでも楽天市場でのふるさと納税が可能です。
楽天市場、ふるさと納税特設ページ
上記のふるさと納税コーナーのページ右上の方に、ふるさと納税でいくらまで寄付可能かを示してくれるシミュレータが設置してあります。
こちらのシミュレータを活用して、自分の寄付上限額を把握しておくべきです。上限を超えて寄付をしても翌年の税金割引の形での還付は受けられません。くれぐれもギリギリまでの納税にとどめて、最大効率で返礼品をゲットしてポイント還元を受けましょう。
ふるさと納税でお得な楽天カード、作ってみませんか
次回の楽天スーパーセールの開催は、2018年6月2日(土)、もしくは6月9日(土)からになりそうです。楽天カードを作ってふるさと納税でガッツリとポイント還元してもらって、自己負担金の2,000円を吹き飛ばしましょう。