QRコード決済サービスのPayPayを実に上手く使いこなしている方がいたので紹介します。これはいい。何で今まで思いつかなかったんだ・・・。
地元のおいしいみかんや野菜を買ってポイント3%還元という謎のお得感や、ハイテクとローテクの混沌とした共存が何とも笑いを誘ってくれたりもします。2019年6月1日現在、PayPayに新規登録すると500円分のクーポンももらえますし、無人販売所でおいしそうなフルーツを買うのも悪くありませんね。
スポンサーリンク
【画像】クソ田舎の無人販売所、PayPayを導入してしまう
1: 2019/05/22(水) 23:26:46.54 ID:HUEXgOEkMこれはありがたい
地方の農産物販売所って無人であることが多く、『買っていく分の代金を入れておいてね』という料金箱が置いてあることが多いです。平たく言えば、利用者の善意で成り立つことが多いです。そのため、農産物だけもらって料金を払わない輩や、料金箱ごともらっていくような輩も少なからずいるわけで、四六時中いつ客が来るかも分からないような販売所に詰めているわけにもいかない農家の方の頭を悩ませていました。
ところが!QRコード決済を導入すれば少なくとも料金箱の盗難の問題は解決するわけです。なにせキャッシュレス、現金が詰まった料金箱を置く必要がありませんので。
PayPay導入による無人化のメリットと問題点
PayPay導入のメリット
- 決済端末を置かなくて良いため導入コストが安い
- クレジットカードを持っていない客層にも利用してもらえる
- 料金箱やレジを盗まれなくなる (New!)
と、メリットだらけにも見えますが、引用元のページでも指摘されている通り、QRコードごと張り替えられたりしたらアウトっぽいんですよね。PayPayやOrigamiといった決済事業者側は、加盟店間のトラブルなのでそういう問題には取り合ってくれない気がしますし、自分で何とかするしかなさそうです。
防犯まで考慮するとQRコード決済を利用した完全無人化はまだまだ難しそう
店舗側がお客のスマホで読み取ってもらうQRコードとGPS情報を連動させて、登録した緯度経度情報と合致しない場所で決済をしようとしても弾くような仕組みがあれば解決できるのかも知れませんが、商業地のビル内など同じ地点に複数のPayPay加盟店が存在するときに別の問題が生まれそうです。スマホのGPS側の精度も求められそうですし簡単ではなさそうな予感。
この販売所も監視カメラを利用しているみたいですし、人力による防犯はまだまだ欠かせないようです。色々と考えるのが面倒だし、ばーちゃん店番頼むわ!なんて事になってしまうと非常に残念です。
一度張り付けたQRコードラベルをはがしたらメールでアラートを飛ばすような仕組みを今流行りのIoTとやらで実現したりできないものでしょうか。きっと無人販売所以外にも、田舎の神社とかお地蔵様を祭っている小さな祠みたいなところとかお賽銭箱を盗まれる被害も減ると思いますし、いろいろ助かるところが多いと思うんですよね。
お賽銭をPayPayやOrigamiで払うってのも味気ないですし罰が当たりそうな気もしますがね・・・。そういえば楽天Edyでお賽銭の支払いを受け付けている神社がありましたっけ。もし楽天EdyやiDで決済可能な無人店舗に監視カメラを導入しなかった場合、高額な決済端末 (クレジットカード会社経由で調達した場合、6万円~) そのものを盗まれてしまうという被害が発生しそうです。Felica対応端末だと大抵クレジットカード決済にも対応しているため高いのでしょうか?
また、支払う側が金額を入力する方式で、POSデータと連動もしないため、無人販売所の利用客が300円分のみかんを持って行って100円しか支払わなかった場合でも事後の監視カメラ解析によってしか気づくことが出来ません。監視カメラの解析にかかる人件費の方がよほど高そうです。利用者の善意の上にしか無人店舗は成り立たない、という課題の解決はまだまだ難しそうです。
ロボットによる無人コンビニ (ロボットマート) という無人店舗の実証実験が2018年11月末からマネーゲームの中心地である東京日本橋兜町で行われていますが、やはりコールセンターと連動した24時間監視体制とのことで、万引きに対する抑止力としての人間による監視という部分にかかる人件費をなかなか削減できない様です。
おわりに
今回は5chまとめサイトに張られていた、無人販売所のPayPay QRコード活用事例の画像や、無人店舗の実現に関する問題点などに関するお話でした。
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。