さて、今回は筆者が実際にクレジットカードの不正使用未遂にあったときの体験談をお話ししたいと思います。
事の起こりは2017年6月9日、唐突にMUFGニコスからメールが来たところから始まります。
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【後日譚】実録!! クレジットカード不正利用未遂事件
6月ごろ、クレジットカードの不正使用未遂によってワタクシのメインカードである、JAL Club-Aゴールドカードが一時停 ...
クレジットカード不正使用被害(未遂)の体験
クレジットカード会社名義で一通のメールが来た
6月9日、18時32分ごろに以下のメールが来ました。なんだこれは。
これまた唐突に、デンジャラスなメールが来ました。確かにこの日もJALカード(DCカードブランドのゴールドカード)を使っています。ただ、「利用した覚えがない場合は下記の専用ダイヤルに早めに電話してくれ」と書いてあるのが気になりました。そもそも、クレジットカード会社の宣伝メールだったら差出人にカードブランドの名前を出してメールが来ますが、これは明らかにカード会社の名前で来てます。
コールセンターに電話してみた
私「もしもし、カード使った覚えがなければ電話しろと書いてあったので電話してみたんですが何かあったんですか?」
オペレータ「(本人確認後) 本日18時28分ごろ、あなた様のJAL DCゴールドカードで連続して1円の決済があった後に、11780円分のBill iTunesという請求が上がっております。ご利用された覚えはございますか?」
私「もちろんありません。何ですかこれ? それにどうして不正使用だと分かったのですか?」
オペ 「換金性の非常に高い品物を購入する決済があった場合、システムが自動的に不正使用と検知する場合がございます。お客様の場合はとてもきれいなご利用履歴でございまして。」
私「承知しました。で、この不正使用未遂に遭ったカードはどうなるんでしょうか」
オペ「まことに恐れ入りますが再発行とさせていただきます。申し訳ございませんが再発行に一週間ほどのお時間をいただきたく…」
私「じゃ、一週間JALカード使えないの?」
オペ「はい、申し訳ございません」
私「…仕方ないですね。迅速な再発行をお願いします」
オペ「もちろんでございます」
私「再発行、ってことはカード番号も変わると?」
オペ「さようでございます」
私「もし公共料金や各種サービス、ローンなどの支払いで、○○日までしか支払い方法変更の受付をしません、ってのがあって支払いが出来なかった場合どうすればいいですか?」
オペ「恐れ入りますが加盟店様とご相談願います」
カード再発行とそれに伴う支払方法変更が面倒くさいですが…
加盟店と相談しろってのも、MUFGニコスとしてはそう言うしかないんですよね。かなり客から責められるオペレータも多いと思いますが可哀そうに。
被害額ゼロで抑えてくれたのは素晴らしいの一言。さすが銀行系のクレカ会社やで!と称賛したくなります。まあ、もしかするとカードのランクで対応を分けている可能性も否定できませんが…。
とりあえずカード再発行までの間、サブのカードでつなぐしかありません。
また、今後この被害に遭ったカード充てにBilling iTunesからいかなる請求があっても私へ請求が発生することはない、という念書のようなものも別途送ってくれるとの事。これは安心です。
不正検知は色々な条件を組合わせて検知している様です
私「そういや私がiTunesカード買ったりしても不正として検知されるの?」
オペ「必ずしもそうではございませんよ」
私「どういう条件で検知しているの?」
オペ「総合的に~~もごもご」
私「企業秘密でしたら無理に教えてくれとまでは言いませんよ」
オペ「ありがとうございます。もしどうしてもご入用なものを購入される場合は念のために当社へご連絡いただくことをお勧めいたします」
私「ほーん、そういうものなのね」
必ずしも金券やそれに類するものに対する請求で止めているわけでもなく、かといって直前に決済した28万円の買い物は通常通り決済されていることも確認しているので、普段からのクレジット決済の用途や、1円決済の連続→金券類の決済といったパターンを見て、不正使用と思しきケースを洗い出している様です。
そもそも何故私のクレジットカード番号が流出したのか
思い返してみると、ゴゴジャン社が運営する、fx-on.comというFX・株の投資教材販売サイトで昔ちょろっとインジケータ買った際に、確かに使ってましたJALカードを。つい先日、個人情報流出に伴うカード情報の流出の恐れありゴメンねってメールが来てました、このサイトから。
それをオペレータさんに伝えたところ、「ああ…」と言っていたので、それなりの数のMUFGニコスのカードが不正使用または不正使用未遂の被害にあっているものと思われます。
因みにこのfx-on、未だにクレジットカード決済を停止しております。このままだと収入的にやばいんじゃないかね。最悪つぶれる気がするんですが。
6/5に、『不正アクセスによる個人情報流出の可能性についてのお知らせ』というタイトルのページで周知していましたが、翌日には『カード決済システムメンテナンスのお知らせ』に変更されていました。どうやら、その時点では確定情報でないということで、第三者機関(金融庁かどこか)から何やら注意を受けた模様。大人の事情の様です。各カード会社や関係省庁などと擦り合わせて情報が確定出来たら再度、『不正アクセス~』というお知らせページに戻るのだと思われますが、こういう事情を知らないとかなり印象悪いですね、隠蔽している様に見えて。
とりあえず削除前の魚拓をはっておきます。
しかしね、普通は顧客のカード情報って決済代行業者に持たせて、自社では持ちませんよね。明らかに自社で持ってたって事になりますわな。そういうとこをケチると後で数百倍になって返ってきて、そういう時には既に、時すでに時間切れってやつになるんですが分からんのかなこの会社。
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自分のクレジットカードを不正使用されてしまったらどうすればいい?
全てのクレジットカードには「盗難保険」が付帯されています。もし不正使用されて心当たりのない請求が来ても、盗難保険が不正使用による被害を補填してくれます。ショッピング枠の被害は原則的に盗難保険で補填されます。落ち着いて、カード会社へ連絡するのが真っ先にやるべきことです。
- クレジットカードの紛失や不正使用に気付いたら即クレジットカード会社に連絡しよう!
- クレジットカード会社が連絡を受けてから60日以内の不正使用による被害が補填されるので早めに対処しよう!場合によっては警察へ盗難や紛失の届けを出す必要もあり!
…と巷では言われています。これで確実に不正使用による被害額を補償してくれるんかいな?
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他のカード会社の対応
fx-on.comのクレジットカード情報流出に伴い、色々な人が被害に遭っている様ですが、各カード会社の対応として代表的なものを取り上げます。
- エポ○カード 「まずあなたが不正使用だと言っている決済があなた以外のApple IDで使われたという証拠を出せ。そうでなければ受け付けない。その上でApple社と協議し、Appleが対応するべき事案か弊社が対応する事案かを決める。弊社対応事案となった場合のみ補償する」
- B社 「えっ、そんな事案があったのですか」
普段、クレジットカード会社に支払う年会費を少し絞ろうとか考えたりもしますが、やっぱり年会費無料カードだとこうした対応が杜撰というか雑で不親切な対応になっちゃうんでしょうか。それとも私が被害に遭ったMUFGニコスが銀行系だから対応が良かったのでしょうか。B社は単にオペレータの方がその事案を知らなかっただけなのかも知れませんが。
今回は被害に遭った立場でしたが、自分がしてもらった対応と、他のクソ対応を比較するとMUFGニコスを使い続けようと強く思いました。顧客満足度ってこういうところに強く出ますよね。
To Be Continued...
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