LINEがVISAと提携してクレジットカードを発行するという情報が1月29日に発表されました。LINE公式サイトからの情報をまとめつつ、当サイトの考察も交えて説明したいと思います。
LINE Pay VISAカードはどんなカードになるのか?
初年度年会費無料、3.0%還元、VISA限定という以外の情報は少ない
まだまだ情報が少ないですが、ざっくりと概要は以下のとおりです。
- 国際ブランドはVISA限定
- 初年度は年会費無料
- 初年度はLINEポイントで3.0%還元
- LINE Payコード決済の請求先カードとして登録可能
- VISA コンタクトレス (旧 : payWave) 機能搭載
現在のところ上記にまとめた程度の情報しか出ておりません。
とりあえず、3.0%還元という点と、LINE Payのバーコード・QRコード決済の請求先カードとして登録可能という点は見逃せません。
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LINE Payの支払い請求先としてついにクレジットカードが利用可能に
LINE Pay支払い請求先のクレジットカードとして登録可能、ということで、これまではLINE関連サービスの支払いにのみLINE Payへ登録したクレジットカードは利用可能でした。これからはLINE Payによる、バーコード・QRコードを介したすべてのスマホ決済にクレジットカードを利用可能になるということに。
PayPayやOrigami Payに先行されていた点も解消という事で、LINE Payの会員増にも貢献することと思います。
日常のお買物でLINE Pay決済分によるLINEポイント還元と、LINE Pay VISAクレジットカード決済分のLINEポイント還元の二重取りが出来れば熱いことになる予感がします。
LINE Pay決済によるポイント還元が0.50%~2.00%です。これにLINE Pay VISAカードの3.00%が別途還元される二重取りが可能な状況では、実に最大で5.00%という凄まじいポイント還元率が達成されることになりますが、果たしてそこまで消費者に都合よく事が進むかは分かりません。
LINE Pay利用分とLINE Pay VISAカード決済分の合計で3.00%だぜ!という可能性が高い気がしてなりません。
LINE Payってそもそも何?という方はこちらの記事を読んでみてください
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ANAマイル還元率で考えてみると、軽く2.43%を超える可能性あり
LINE Payは1ポイント = 1円相当の価値があり、最大で1ポイント = ANA 0.81 マイル へと交換が可能です。
- LINE Pay VISAカード : LINEポイント3.00%還元 → ANAマイル換算で2.43%還元
- LINE Pay 利用 : LINEポイント最大2.00%還元 → ANAマイル換算で1.62%
もし二重取りが可能になる場合、合計して4.05%という通常ではありえないマイル還元率が実現されるわけですが、恐らくポイント移行手数料の値上げやポイント移行率の改悪などといった手法で対策が打たれるものと思われます。
そのまま交換させてたら恐らく赤字です。
イシュアはどこになるのか?
2019年1月現在、LINEおよびLINE Pay (決済サービス用子会社) はVISAのプリンシパルメンバーではありません。つまりVISAカードを自前で発行する権限がないわけです。
普通に考えると、VISAカード発行権を持つ大手クレジットカード会社との提携が考えられますが、「LINE Pay」という自社のスマホ決済サービスを推進していく立場上、電子マネー「iD (アイディ)」の実質の盟主ともいえる三井住友カードとの提携の可能性は薄そうです。
LINEのメインバンクはみずほ銀行なので、みずほFG関連の発行となると・・・みずほFGは自社にクレジットカード会社を抱えていないので、関係の深いクレディセゾンかUCカードからの発行になるのでしょうか。
または大手クレジットカード会社の中で、自社ブランドでのクレジットカード外電子決済で出遅れているところ・・・、まさか三菱UFJニコスか?
などなど、ぬるいクレヲタの妄想が膨らみます。
行動力のある会社なので、あの手この手でVISAプリンシパルメンバーになってしまうかも知れませんが、流石にクレジットカード発行実績すらない会社がいきなりプリンシパルメンバーになることもないかと思います。
おわりに
今回は突如として出現した、LINE Pay VISAクレジットカードについてのニュースの紹介と、イシュア (クレジットカード発行会社) がどこになるだろうか、という簡単な考察に関する記事でした。
情報が少ないのであまり書けることがなく恐縮でしたが、今回も最後まで読み進めて下さりありがとうございました。