今回はANAカード全体の概要についての説明記事です。JALカードと同様にANAカードは使えば航空券と交換できるマイルが貯まるクレジットカードとして人気が高いカードですが、複数のカード会社から発行されていることもあり、ラインナップはかなり複雑です。
今回はそんなANAカードのラインナップを分かりやすく解説します。「ANAカードを作りたいけど、どのANAカードを作ればいいのか分からないよ!」という方も、この記事を読んでいただければすっきり迷いが晴れますよ。
ANAマイルを貯めるにはANAカード必須!
ANAカードでAMC (ANAマイレージクラブ) 番号をゲット
日常生活でのお買物や公共料金支払いでANAマイルを貯めるのにANAカードが最も適しているのは間違いありません 。
- ANA航空便の利用でマイルを貯める
- 普段のお買物でマイルを貯める
- 公共料金の支払いでマイルを貯める
- ふるさと納税の支払いでマイルを貯める
- etc.
ANAカードを保有することで、AMC (ANAマイレージクラブ) 番号が発行され、ANA便搭乗マイルの積算が行われるのはもちろん、ANAカードの特典として搭乗マイルにボーナスマイルが追加されます。また、ANAカードを日常のお買物や公共料金の支払いに利用することで、ANAマイルにいつでも交換可能なクレジットカードポイントが貯まっていきます。しかしクレジットカードでどれだけポイントを貯めても、ANAマイルへ移行するときに移行先となる言わば口座番号が必要です。それがAMC番号です。
やはりJALカードと同様に、ANAマイルを貯めるならANAカードを一枚持っておくと何かと便利です。いわば、「餅は餅屋」というやつですね。
ANAマイルの重要ポイント
- ANAマイルを貯めるには、AMC (ANAマイレージクラブ) 番号が必要
- 貯まったANAマイルで特典航空券やパッケージツアーを無料で利用可能
- ANAマイルの有効期限は3年間
JALカードとANAカード、違うのは航空会社だけではない!
JALカードを利用するとJALマイル (有効期限3年) が貯まりますが、ANAの場合はANAマイルへ交換可能なポイントを貯める方式になります。JALと比較すると貯めやすい印象のあるANAマイルですが、最も異なるのはマイルが直接貯まらない点です。JALカードユーザーの方は最初は戸惑うかもしれませんが、ANA方式の方がメリットが大きいのでご安心下さい。
ANA方式では、ポイントの有効期限+ANAマイルの有効期限 (3年) となるため、じっくりマイルを貯められます。これこそANAカードの大きなメリットと言って良いでしょう。
ANAカードとJALカードで異なるポイント
- JALカードはカード利用で直接マイルが貯まるが、ANAカードは「マイルへ移行可能なポイント」が貯まるためマイル延命が容易
- ANAアメックスカードはANAマイルを実質的に無期限で貯めることが可能
- JALと比較すると必要マイル数がやや多い傾向にある
- 一般~ゴールドカードの年会費がやや安価、プラチナグレードの年会費は高額
- 入会ボーナス以外に、カード継続でANAマイルがもらえる
ANAカードのグレードとラインナップ
ANAカード比較表
ANAカードの各グレードの年会費や各種特典の比較表を掲載します。
ANA一般カード | ANA ワイドカード | ANA ワイドゴールドカード | ANA プレミアムカード | |
---|---|---|---|---|
カード券面 | ||||
国際ブランド | ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
審査レベル | ★★★ | ★★★ ~ ★★★+ | ★★★++ ~ ★★★★ | ★★★★+ ~ ★★★★★++ |
年会費 | 初年度 : 無料 (※.1) 次年度 : 2,000円+消費税~ | 7,250円+消費税 | 14,000円+消費税~ | 70,000円+消費税~ |
家族カード | 初年度 : 無料 (※.1) 次年度 : 1,000円+消費税~ | 1,500円+消費税 | 4,000円+消費税~ | 4,000円+消費税~ |
ETCカード | 初年度無料 二年目以降、500円+税 (利用があれば無料) | 初年度無料 二年目以降、500円+税 (利用があれば無料) | 初年度無料 二年目以降、500円+税 (利用があれば無料) | 無料発行 |
ANAマイル還元 | 0.50% 200円/1マイル | 0.50% 200円/1マイル | 1.00% 100円/1マイル | 1.00%~2.00% 100円/1~2マイル |
ANAマイル移行手数料 | 5マイルコース (1,000円/ANA 5マイル) : 無料 10マイルコース (1,000円/ANA 10マイル) : 年6,000円+税 (※.2) | 5マイルコース (1,000円/ANA 5マイル) : 無料 10マイルコース (1,000円/ANA 10マイル) : 年6,000円+税 (※.2) | 無料 | 無料 |
Suica付帯カード | あり | なし | なし | なし |
PASMO付帯カード | あり | なし | なし | なし |
東急系列店でポイント二重取り | 〇 TOKYU POINT ClubQのみ | なし | なし | なし |
ANA航空券の購入 (※.3) | +1マイル/100円 | +1マイル/100円 | +1マイル/100円 | +1~2マイル/100円 |
入会・継続ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | +10% | +10% | +25% | +50% |
電子マネーチャージ還元 | Suica, nimoca, PASMO付帯かーどのみ 〇 | なし | Dinersのみ 〇 | Dinersのみ 〇 |
付帯保険(V/M/J) | 海外 : 自動付帯 最高1,000万円 国内 : 自動付帯 最高1,000万円 | 海外旅行 : 自動付帯 国内旅行 : 自動付帯 最高5,000万円 | 海外旅行 : 自動付帯 国内旅行 : 自動付帯 最高5,000万円~1億円 | 海外旅行 : 自動付帯 国内旅行 : 自動付帯 最高1億円 |
付帯保険(AMEX) | 海外 : 利用付帯 最高3,000万円 国内 : 利用付帯 最高2,000万円 | なし | 海外 : 自動付帯 最高10,000万円 国内 : 利用付帯 最高5,000万円 | 海外 : 自動付帯 最高10,000万円 国内 : 利用付帯 最高10,000万円 |
付帯保険(Diners) | なし | なし | 海外 : 自動付帯 最高10,000万円 国内 : 自動付帯 最高10,000万円 | 海外 : 自動付帯 最高10,000万円 国内 : 自動付帯 最高10,000万円 |
空港ラウンジ | △ (AMEXのみ) | なし | 〇 | 〇 |
プライオリティパス | なし | なし | なし | 〇 |
※.2 ANAアメックスは10マイルコースのみ
※.3 ANAアメックスの場合、一般・ゴールド・プレミアムでそれぞれクレジットカードポイントが1.5倍・2倍・2.5倍かつANAマイルプラスで+1・+1・+2マイル/100円
ANAカードのグレード
ANA一般カード
- スタンダードグレード
- 年会費2,000円+消費税~
- 5マイル / 1,000円 (移行手数料なし)
- 10マイル / 1,000円 (移行手数料6,000円+税)




ANAカードの基本的な機能を備えたスタンダードカードです。年会費、利用限度額も低めに抑えられており、審査難易度も最も低いため、お試しで作ってみる場合はこのグレードから始めるのが良いでしょう。
ANA ワイドカード
- スタンダードグレード+
- 年会費7,250円+消費税
- 5マイル / 1,000円 (移行手数料なし)
- 10マイル / 1,000円 (移行手数料6,000円+税)



スタンダードグレードであるANA一般カードの特典を充実させたANAカードです。JALのCLUB-Aカードに相当します。年会費が上がりますが、付帯保険が充実し、ゴールドカードと同等の搭乗マイルボーナスが付与されます。
ANA ゴールドカード
- ゴールドカード
- 年会費14,000円+消費税~
- 10マイル / 1,000円 (移行手数料なし)





やはりANAカードもゴールドカードから審査が厳しくなります。ゴールドカードからクレジット決済で貯まったポイントのマイル移行が10マイルコースでも無料になります。また、利用限度額も大きく上がり、付帯保険も充実します。もちろん空港ラウンジもOK。
マイルを積極的に貯めたい、ヘビーユーザーにおススメのカードです。
ANA プレミアムカード
- プラチナカード
- 年会費70,000円+消費税~
- 15マイル / 1,000円 (移行手数料なし)




最も審査の厳しいANAカードの最上位カードです。ゴールドカードを更に上回る15マイルコース、さらに充実した各種付帯特典、プライオリティパス (プレステージ) が標準付帯。頻繁にANA便を利用する方なら年会費の元をとって十二分なリターンが見込めるカードです。
JALカードと異なり、最上位カードでも国際ブランドの選択肢が豊富なのも〇。しかし年会費がJALと比較すると大きく上がるため、入会に二の足を踏む人も少なからずいると思われます。
JALカードのプラチナクラスと異なる、ANAカードにしかないメリットは、国内線限定ながらANA上級会員でなくてもANAラウンジを利用可能になることです。通常、JALであればJGC (JALグローバルクラブ)、ANAであればスーパーフライヤーズといった上級会員資格を取得しないと国内航空会社の運営する空港ラウンジは利用できませんが、例外的にANAカードのプラチナグレードのカードは国内線限定ですがANAラウンジ利用可能になります。
ANA学生カード
- 学生専用優遇カード
- 在学中年会費無料



ANA学生カードは学生専用の優遇カードです。JALカードnaviほどの特典が付帯しているわけではありませんが、JAL同様に年会費無料、JCBブランドではゴールドカードと同率のマイル移行が無料で可能といった重要な特典が付帯しています。やはり国内航空系カードは学生時代からクレジットカードで旅行をする優良顧客予備軍を囲い込みたいという事の様です。
- 10マイルコース (通常は6,000円/年) を無料付帯 … JCBのみ
学生用なので当然ですがグレードは普通カード限定です。学生時代からマイルを貯めつつクレヒスを積み上げたい方はANA学生カードがおススメです。
ANA JCBカード ZERO
- 18歳~29歳の方専用の優遇カード (学生以外)
- 5年間、本会員及び家族カード会員年会費無料

ANA JCBカード ZEROは18歳~29歳の方専用の優遇カードです。ZEROは社会人向けのカードで、学生の方は申込めません。
JALカードのCLUB ESTの様なオプションではなく、個別のカードとして存在しているのが大きな違いです。また、年会費無料カードのため、年会費以外の点での優遇がJALに比べると少ないです (JALのCLUB ESTはその分年会費やその他費用を支払うわけですが)。
18歳~29歳の方で、出来るだけ年会費を抑えたい方、お試しでANAカードを使ってみたい方に特におススメです。
ANAカードのラインナップ
ここからは各クレジットカード会社から発行されているANAカードのラインナップを紹介します。それぞれのカード会社ごとに提供サービスレベルがやや異なり、力の入れどころが分かれているのが分かります。ANAカード選びでは自分にとって重要なポイント = カード会社が力を入れているポイント、であることが望ましいです。
ANA VISAカード
ANA VISAカードは三井住友カードによる審査・発行です。各種保険は三井住友カードのプロパーカードでANAカードに対応するランクのカードに準じた内容になっています。
また、1,000円単位のショッピング利用によるマイル還元については、1,000円利用に付きANA15マイル還元で、ANA VISAプレミアムカードが全カードトップの還元率1.50%を誇ります。
最上位のANA VISAプラチナカードまでインビテーションなしで自己申し込み可能です。
また、三井住友カード発行のANAカードの目玉特典として、「マイペイすリボ」、「Web明細書」の登録によって年会費が大幅に割引されます。他社発行のANAカードにはない最大の特典がこの年会費割引です。特に割引率が大きいのがワイドゴールドカードです。10マイルコース無料付帯である点を考慮すると、ANAワイドカードを申し込むぐらいなら、はじめからワイドゴールドカードを申し込む方がマイルを貯める上でも効率が良いのは間違いありません。
「マイペイすリボ」と「Web明細書」で注意するべき点
- Web明細書サービス : 登録だけで年会費割引発生
- マイペイすリボ : 登録、かつ年一度以上のカード利用で年会費割引発生
ANA一般カード | ANA ワイドカード | ANA VISA ワイドゴールドカード | ANA VISAプラチナプレミアムカード | |
---|---|---|---|---|
カード券面 | ||||
発行クレジットカード会社 | 三井住友カード | 三井住友カード | 三井住友カード | 三井住友カード |
国際ブランド | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() |
学生カード | 〇 | なし | なし | なし |
審査レベル | ★★★ | ★★★ | ★★★++ | ★★★★★+ |
年会費 | 初年度 : 無料 次年度 : 2,000円+消費税 | 7,250円+消費税 | 14,000円+消費税 | 80,000円+消費税 |
①Web明細書 : 割引後年会費 | 1,500円+消費税 | 6,750円+消費税 | 13,000円+消費税 | 同上 |
②マイペイすリボ : 割引後年会費 | 1,025円+消費税 | 6,275円+消費税 | 10,500円+消費税 | 同上 |
①+②同時登録 : 割引後年会費 | 同上 | 同上 | 9,500円+消費税 | 同上 |
家族カード | 初年度 : 無料 次年度 : 1,000円+消費税 | 1,500円+消費税 | 4,000円+消費税 | 4,000円+消費税 |
①Web明細書 : 割引後年会費 | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 |
②マイペイすリボ : 割引後年会費 | 475円+消費税 | 975円+消費税 | 2,500円+消費税 | 同上 |
①+②同時登録 : 割引後年会費 | 同上 | 同上 | 2,500円+消費税 | 同上 |
ETCカード | 無料発行 年会費 : 二年目より500円+税 (前年度にETC利用があれば無料) | 同左 | 同左 | 同左 |
ANAマイル還元 | 0.50%~1.00% 1000円/5マイル(無料) 1000円/10マイル(手数料: 6,000円+税/年) | 同左 | 1.00% 1000円/10マイル | 1.50% 1000円/15マイル |
ポイントプログラム | ワールドプレゼント | 同左 | 同左 | 同左 |
ポイント有効期限 | ポイント獲得月から2年間 | 同左 | ポイント獲得月から3年間 | ポイント獲得月から4年間 |
ANAマイルプラス航空券購入マイルボーナス | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +2.0マイル/100円 |
入会ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
継続ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
搭乗マイルボーナス | +10% | +25% | +25% | +50% |
電子マネーチャージ還元 | なし | なし | なし | なし |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 1,000万円 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 5,000万円 ・障害/疾病 : 150万円 ・賠責 : 2,000万円 ・救援者 : 100万円 ・携行品損害 : 年間50万円 ・家族特約 : なし | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 5,000万円 ・障害/疾病 : 150万円 ・賠責 : 3,000万円 ・救援者費用 : 100万円 ・携行品損害 : 年間50万円 ・家族特約 : 〇 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 500万円 ・賠責 : 10,000万円 ・救援者費用 : 1.000万円 ・携行品損害 : 年間100万円 ・家族特約 : 〇 ・航空機遅延、手荷物紛失に関する補償〇 |
国内旅行傷害保険 | 自動付帯 ・国内航空障害 : 1,000万円 | 自動付帯 ・国内航空障害 : 5,000万円 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 5,000万円 ・国内航空障害 : 5,000万円 ・入院保障 : 日額5.000~10,000円 ・通院保障 : 日額2,000円 ・手術費用 : 10~40万円 ・家族特約 : なし | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・国内航空障害 : 5,000万円 ・入院保障 : 日額5.000~10,000円 ・通院保障 : 日額2,000円 ・手術費用 : 10~40万円 ・家族特約 : なし |
ショッピング保険 | なし | (国内/海外) 最大100万円、90日 ※3回以上の分割・リボ払いが条件 | (国内/海外) 最大300万円、90日 | (国内/海外) 最大500万円、90日 |
空港ラウンジ | なし | なし | 〇 | 〇 |
プライオリティパス | なし | なし | なし | 〇 (プレステージ) |
ANA JCBカード
ANA JCBカードはJCBによる審査・発行です。各種保険はJCBカードのプロパーカードに準じたものが提供されるため、かなり手厚い内容になっているのが特徴です。
ポイントの有効期限もプレミアムカードでは5年有効とANA VISAプラチナよりも長くなっている点も見逃せません。しかし1,000円につき最大でも13マイルまでの還元と、ANA VISAプラチナと比較するとややマイル還元率が低い点が悩ましいところです。
最上位のANA JCBプレミアムカードまでインビテーションなしで自己申し込み可能です。
ANA JCB一般カード | ANA JCBワイドカード | ANA JCB ワイドゴールドカード | ANA JCBカードプレミアム | |
---|---|---|---|---|
カード券面 | ||||
発行クレジットカード会社 | JCB | JCB | JCB | JCB |
国際ブランド | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
学生カード | 〇 | なし | なし | なし |
審査レベル | ★★★ | ★★★+ | ★★★★ | ★★★★★+ |
年会費 | 初年度 : 無料 次年度 : 2,000円+消費税 | 7,250円+消費税 | 14,000円+消費税 | 70,000円+消費税 |
家族カード | 初年度 : 無料 次年度 : 1,000円+消費税 | 1,500円+消費税 | 4,000円+消費税 | 4,000円+消費税 |
ETCカード | 無料発行 | 無料発行 | 無料発行 | 無料発行 |
ANAマイル還元 | 0.50%~1.00% 1000円/5マイル(無料) 1000円/10マイル(手数料: 6,000円+税/年) | 同左 | 1.00% 1000円/10マイル | 1.30% 1000円/13マイル |
ポイントプログラム | OkiDokiポイント | OkiDokiポイント | OkiDokiポイント | OkiDokiポイント |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | 3年 | 5年 |
ANAマイルプラス航空券購入マイルボーナス | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +2.0マイル/100円 |
入会ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
継続ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
搭乗マイルボーナス | +10% | +25% | +25% | +50% |
電子マネーチャージ還元 | なし | なし | なし | なし |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 1,000万円 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 5,000万円 ・障害/疾病 : 150万円 ・賠責 : 2,000万円 ・救援者 : 100万円 ・携行品損害 : 50万円 ・家族特約 : なし | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 300万円 ・賠責 : 10,000万円 ・救援者費用 : 400万円 ・携行品損害 : 50万円 ・家族特約 : 〇 ・航空機遅延、手荷物紛失に関する補償〇 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 1,000万円 ・賠責 : 10,000万円 ・救援者費用 : 1,000万円 ・携行品損害 : 100万円 ・家族特約 : 〇 ・航空機遅延、手荷物紛失に関する補償〇 |
国内旅行傷害保険 | 自動付帯 ・国内航空障害 : 1,000万円 | 自動付帯 ・国内航空障害 : 5,000万円 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 5,000万円 ・国内航空障害 : 5,000万円 ・入院保障 : 日額5.000~10,000円 ・通院保障 : 日額2,000円 ・手術費用 : 10~40万円 ・家族特約 : なし | 同左 |
ショッピング保険 | なし | (海外) 最大100万円、90日 | (国内/海外) 最大500万円、90日 | 同左 |
空港ラウンジ | なし | なし | 〇 | 〇 |
プライオリティパス | なし | なし | なし | 〇 (プレステージ) |
ANA アメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カードはアメックス本体の発行するANAカードです。カードデザインから三井住友カードやJCB発行のANAカードとは一線を画したものになっています。
目玉は何といっても一般カードクラスのANAアメリカン・エキスプレスカードでさえも追加費用を支払うことでANAマイルへ交換可能なポイントを有効期限を気にせず貯められる点と、空港ラウンジ利用が同伴者一名分が無料になる点でしょう。
一方で、ANAマイル還元率という点では全カードとも1.00% (1マイル/100円) ANA VISAプラチナ、ANA JCBプレミアムに一歩譲ります。メリットを感じる点が異なれば選ぶANAカードも自ずと異なる結果になるでしょう。
最上位のANA アメリカン・エキスプレス・プレミアムカードまでインビテーションなしで自己申し込み可能です。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | |
---|---|---|---|
カード券面 | |||
発行クレジットカード会社 | アメリカン・エキスプレス | アメリカン・エキスプレス | アメリカン・エキスプレス |
国際ブランド | ![]() | ![]() | ![]() |
学生カード | なし | なし | なし |
審査レベル | ★★★ | ★★★++ | ★★★★+ |
年会費 | 初年度 : 7,000円+消費税 | 31,000円+消費税 | 150,000円+消費税 |
家族カード | 初年度 : 無料 次年度 : 2,500円+消費税 | 初年度 : 無料 次年度 : 15,500円+消費税 | 無料 |
ETCカード | 発行 : 850円+税 年会費 : 無料 | 発行 : 850円+税 年会費 : 無料 | 発行 : 850円+税 年会費 : 無料 |
ANAマイル還元 | 0.33%~1.00% 100円/1マイル(移行手数料: 6,000円+税/年) ANAグループ利用分ポイント1.5倍 | 1.00% 100円/1マイル ※ANAグループ利用分ポイント2.0倍 | 1.00% 100円/1マイル ※ANAグループ利用分ポイント2.5倍 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード | メンバーシップ・リワード | メンバーシップ・リワード |
ポイント有効期限 | 3年 「ポイント移行コース」(6,000円+税/年)の登録で無期限 | 無期限 | 無期限 |
ANAマイルプラス航空券購入マイルボーナス | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +2.0マイル/100円 |
入会ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
継続ボーナスマイル | +1,000マイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
搭乗マイルボーナス | +10% | +25% | +50% |
電子マネーチャージ還元 | なし | なし | なし |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 ・死亡/後遺障 : 3,000万円 ・障害/疾病 : 100万円 ・賠責 : 3,000万円 ・救援者費用 : 200万円 ・携行品損害 : 30万円 ・家族特約 : 〇 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 300万円 ・賠責 : 4,000万円 ・救援者費用 : 400万円 ・携行品損害 : 50万円 ・家族特約 : 〇 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 1,000万円 ・賠責 : 5,000万円 ・救援者費用 : 1.000万円 ・携行品損害 : 年間100万円 ・家族特約 : 〇 ・航空機遅延、手荷物紛失に関する補償〇 |
国内旅行傷害保険 | 利用付帯 ・国内航空障害 : 2,000万円 | 利用付帯 ・死亡/後遺障 : 5,000万円 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・国内航空障害 : 5,000万円 ・入院保障 : 日額5.000/10,000円 ・通院保障 : 日額2,000/3,000円 ・手術費用 : 5~20万円 ・家族特約 : なし |
ショッピング保険 | (国内/海外) 最大200万円、90日 | (国内/海外) 最大500万円、90日 | (国内/海外) 最大500万円、90日 |
空港ラウンジ | 〇 (同伴者一名無料) | 〇 (同伴者一名無料) | 〇 (同伴者一名無料) |
プライオリティパス | なし | なし | 〇 (プレステージ) |
ANA ダイナースクラブカード
ANA ダイナースクラブカードは三井住友トラストクラブ (日本国内のダイナース発行権を保持) が発行するANAカードです。カードデザインはアメックスと似た傾向で、ダイナースブランド色を色濃く反映したデザインになっています。
アメックスと同様のT&Eカードとして士業や医者の方の会員も多く、元々は格式の高いステータスカードの位置付けです。ゴールド~プラチナクラスのカードしか発行しないというだけあり、ANAカードではゴールドカードとプレミアムカードしか発行していません。
ANAダイナースカード | ANAダイナース プレミアムカード | |
カード券面 | ||
発行クレジットカード会社 | 三井住友トラストクラブ | 三井住友トラストクラブ |
国際ブランド | ![]() | ![]() |
学生カード | なし | なし |
審査レベル | ★★★★★ | ★★★★★++ |
年会費 | 27,000円+消費税 | 155,000円+消費税 |
家族カード | 6,000円+消費税 | 無料 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
ANAマイル還元 | 1.00% 100円/1マイル | 1.50% 100円/1.5マイル … 一般加盟店 100円/2.5マイル … ANAグループ ('18/12/15以前は一律2.00%、100円/2マイル) |
ポイントプログラム | ダイナースクラブ リワードポイント | ダイナースクラブ リワードポイント |
ポイント有効期限 | 無期限 | 無期限 |
ANAマイルプラス航空券購入マイルボーナス | +1.0マイル/100円 | +2.0マイル/100円 |
入会ボーナスマイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
継続ボーナスマイル | +2,000マイル | +10,000マイル |
搭乗マイルボーナス | +25% | +50% |
電子マネーチャージ還元 | 楽天Edy : 200円/1マイル SMART ICOCA : 100円/1ポイント | 楽天Edy : 200円/1マイル SMART ICOCA : 100円/2ポイント |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 300万円 ・賠責 : 10,000万円 ・救援者費用 : 400万円 ・携行品損害 : 50万円 ・家族特約 : なし | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・障害/疾病 : 1,000万円 ・賠責 : 10,000万円 ・救援者費用 : 500万円 ・携行品損害 : 年間100万円 ・家族特約 : 〇 ・航空機遅延、手荷物紛失に関する補償〇 |
国内旅行傷害保険 | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・国内航空障害 : 10,000万円 ・入院保障 : 日額10,000円 ・通院保障 : 日額3,000円 ・手術費用 : 5~20万円 ・家族特約 : なし | 自動付帯 ・死亡/後遺障 : 10,000万円 ・国内航空障害 : 10,000万円 ・入院保障 : 日額10,000円 ・通院保障 : 日額3,000円 ・手術費用 : 5~20万円 ・家族特約 : 〇 |
ショッピング保険 | (国内/海外) 最大500万円、90日 | (国内/海外) 最大500万円、90日 |
空港ラウンジ | 〇 | 〇 |
プライオリティパス | なし (国内外数百のダイナース契約ラウンジ利用可能) | なし (国内外数百のダイナース契約ラウンジ利用可能) |
ANA交通系カード
初めてANAカードを持つ方に密かにおススメなのが交通系ICカード機能付きのANAカードです。通勤・通学や業務上の移動でもマイルが貯められるので、お得感も満載です。
ANA VISA Suicaカード | ANA VISA nimocaカード | ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | ANA To Me CARD PASMO JCB (ソラチカカード) | |
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カード券面 | ||||
発行クレジットカード会社 | 三井住友カード | 三井住友カード | 三井住友カード | JCB |
国際ブランド | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
学生カード | なし | なし | なし | なし |
審査レベル | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
年会費 | 2,000円+消費税 | 2,000円+消費税 | 2,000円+消費税 | 2,000円+消費税 |
①Web明細書 : 割引後年会費 | 1,500円+消費税 | 1,500円+消費税 | 1,500円+消費税 | 対象外 |
②マイペイすリボ : 割引後年会費 | 1,025円+消費税 | 1,025円+消費税 | 1,025円+消費税 | 対象外 |
①+②同時登録 : 割引後年会費 | 同上 | 同上 | 同上 | 対象外 |
家族カード | なし | 1,000円+消費税 | 1,000円+消費税 | 1,000円+消費税 |
①Web明細書 : 割引後年会費 | 対象外 | 同上 | 同上 | 対象外 |
②マイペイすリボ : 割引後年会費 | 対象外 | 475円+消費税 | 475円+消費税 | 対象外 |
①+②同時登録 : 割引後年会費 | 対象外 | 同上 | 同上 | 対象外 |
ETCカード | 発行 : 850円+税 年会費 : 無料 | 同左 | 同左 | 無料 |
ANAマイル還元 | 0.50%~1.00% 1000円/10マイル(手数料: 6,000円+税/年) | 同左 | 同左 | 同左 |
ポイントプログラム | ワールドプレゼント | ワールドプレゼント | ワールドプレゼント | OkiDokiポイント |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | 2年 | 2年 |
交通系電子マネーオートチャージでポイント還元 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メトロポイントクラブ | なし | なし | 〇 | 〇 |
メトロポイント(東京メトロ) | なし | なし | なし | 〇 |
東急系列店でポイント二重取り | なし | なし | 〇 | なし |
ANAマイルプラス航空券購入マイルボーナス | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 | +1.0マイル/100円 |
入会ボーナスマイル | +1,000マイル | +1,000マイル | +1,000マイル | +1,000マイル |
継続ボーナスマイル | +1,000マイル | +1,000マイル | +1,000マイル | +1,000マイル |
搭乗マイルボーナス | +10% | +10% | +10% | +10% |
電子マネーチャージ還元 | Suicaチャージ 1,000円/1ポイント | nimocaチャージ 1,000円/1ポイント | PASMOチャージ 1,000円/1ポイント | PASMOチャージ 1,000円/1ポイント |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 ・死亡/後遺障 : 1,000万円 | 同左 | 同左 | 同左 |
国内旅行傷害保険 | 利用付帯 ・国内航空障害 : 1,000万円 | 同左 | 同左 | 同左 |
ショッピング保険 | (国内/海外) 最大100万円、90日 ※3回以上の分割・リボ払いが条件 | 同左 | 同左 | (海外) 最大100万円、90日 |
空港ラウンジ | なし | なし | なし | なし |
プライオリティパス | なし | なし | なし | なし |
ポイントやマイルの有効期限が来る前に必要なANAマイルを貯めるコツ
特典航空券をもらうのに最低限必要なマイル数は?
ANAカードの発行を検討されている方の多くは、「マイルを貯めて海外旅行!」という野望を胸に秘めていると思います。私もその一人です。しかし、マイルを貯める、と一言で言ってもどれぐらい貯めれば念願のタダ旅行が出来るのでしょうか?
ということで、国内旅行と海外旅行でそれぞれ航空券代を支払わなくても良くなる、最低限必要なマイル数を記載しておきます。
- 国内旅行 … 片道6,000マイル、往復12,000マイル (国内便最短航路往復便)
- 海外旅行 … 片道20,000マイル、往復40,000マイル (ハワイ往復便)
100円のクレジットカード利用で1マイル還元されたとして、国内往復便で120万円、海外往復便で400万円のカード決済が必要です。「そんなにクレジットカードで買い物しないよ!」という方にとっては、ANAマイルへ交換可能なポイントの有効期限 (2年~) が来る前に貯め切るが難しいかも知れません。マイルでタダ旅行に行くには、ポイントの有効期限を意識して貯めていく必要があります。マイルを貯めるための小技を次で紹介します。
公共料金や家賃は出来るだけANAカードで支払う
基本中の基本ですが、電気代やガス代といった公共料金は出来るだけポイントを貯めたいクレジットカードで支払いましょう。これを心がけるだけで一年間で大きく差がつきます。
例) 筆者が一人暮らしをしていた時の公共料金
- 電気代 … 8,000円
- ガス代 … 2,000円
- 水道代 … 2,000円
- 携帯電話 … 5,000円
- ネット固定回線 … 3,000円
毎月約2万円の支払いをクレジットカードで行うと、ANA VISA一般カード (5マイルコース) で20ポイント = 100マイル分のポイントが貯まっていました。年間で240ポイント = 1,200マイル 貯まることになります。ANA VISAワイドゴールドカードであれば、10マイルコースが無料付帯するため、年間で二倍の2,400マイルが公共料金の支払いだけで貯まることに。
日常の食事代や生活用品の購入だけでなく、公共料金をクレジットカードで支払うだけでこれだけ変わります。
クレジットカードのショッピングモールを利用しよう
例えば、ANA VISAカードを発行している三井住友カードであれば、「ポイントUPモール」という会員専用のオンラインショッピングモールがあります。そこを経由して買い物をすると、1000円ごとに1ポイントの「ワールドプレゼント」以外にボーナスポイントが付与されます。
1000円のお買物で、1ポイント ~ 最大19ポイントのボーナスポイントが付与されます。ボーナスポイントは1ポイント = 3マイルのレートでANAマイルへ移行可能ですので、5マイルコース (1,000円 → ANA 5マイル) の実行マイル換算率が最低でも1,000円 → 8マイルにアップします。
こうした機会を見逃さずに利用することで、2年後に貯まっているマイル数が大きく変わりますよ。
ポイントの有効期限が長い (または無期限) のカードを利用する
ポイントの有効期限を気にせずにマイル移行可能なポイントを貯めていきたい方には、文字通り「ポイント有効期限が無期限」なクレジットカードがおススメです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードであれば、年会費7,000円(+消費税) でポイント有効期限が3年間ですが、年間6,000円(+消費税)を「マイル移行コース」のオプション費用として支払うことでポイントの期限が無期限になります。また、「マイル移行コース」支払いを停止すると貯まっているポイントの有効期限が3年間にリセットされます。つまり3年毎に6,000円+税を支払うことで実質無期限でANAマイルを貯めていくことが出来ます。
また、100円で1ポイントのレートでメンバーシップリワードポイントが貯まり、1ポイント = 1マイルのレートですので、ANA VISAワイドゴールド並の高レートでANAマイルへ移行できる点も魅力的な一枚です。
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年会費を抑えつつANAマイルを貯めたい方
年会費を出来るだけ抑えたい方は、ANA VISA一般カード、もしくはANA JCB一般カードを検討されると思います。ポイント有効期限が2年間と短いため、2年に一度ポイントをマイルへ移行することを考えると、年会費2,000円 + 10マイルコース (年6,000円 ÷ 2年) = 実質年会費5,000円 ・・・にはなりません。ANAマイルの有効期限は3年間です。二度目のマイル移行を入会から4年後に行うと最初に移行したマイルは失効しています。3年目以降は実質的には毎年10マイルコースでポイントをマイルへ移行する必要があるため、実質年会費はほぼ8,000円+消費税と考えて良さそうです。
マイペイすリボ割引を考慮に入れても実質年会費は約7,000円+消費税
ANA VISA ワイドゴールド、またはANA JCB ワイドゴールドをはじめから作る場合、ポイントの有効期限は3年間に伸び、10マイルコースが標準付帯しています。3年間ポイントを貯め続けて一気にANAマイルへ移行し、その後は都度有効期限の来るポイントを移行していくスタイルになるでしょう。年会費は14,000円(+消費税)と少々上がりますが、搭乗ボーナスマイルや継続マイルが増額するため、年に1~2度のANA便利用で元が取れるという方も多いはずです。
マイペイすリボ+Web明細書の割引を考慮に入れると、年会費9,500円消費税
ANA VISA ワイドゴールドカードを選べば、2,500円の差でポイントの寿命が延び、何も考えなくても10マイルコースが付帯、各種保険や空港ラウンジ利用特典も付帯するため、ANA VISA ワイドゴールドカードが人気を得る理由が分かりますね。
じっくりANAマイルを貯めたいマイラー向け
ANAマイルへ交換可能なポイントの有効期限を気にせずにANAマイルを貯めたい人は、前述のANAアメリカン・エキスプレス・カードがおススメです。審査難易度も高くはなく、そこそこリーズナブルな年会費でマイルを無期限で貯められるうえに、旅行に行く際の空港ラウンジ利用もバッチリです。
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード
・各種プロテクション(不正利用補償・盗難/紛失補償)が付帯。
・ANAマイルを無期限化することも可能!
・入会ボーナスでANA1,000マイルプレゼント & ANA航空便搭乗でボーナスマイル+10%!
・入会審査は寛容な模様 (現況重視)。
・国内空港ラウンジ … ○ (同伴者一名も無料利用可能)
年会費 | ポイント還元 マイル換算 | 審査難易度 | 国際ブランド |
7,700円(税込) | 1% ANA1マイル/100円 | ★★★ | ![]() |
最短発行 | ステータス度 | サービス充実度 | お得度 |
通常1~3週間 | ★★★ | ★★★+ | ★★★++ |
可能な限り年会費を払いたくない人向け
出来れば年会費は一円も払いたくない、でもANAマイレージクラブの会員番号付きのクレジットカードが欲しい・・・!
そんな方はANAマイレージクラブの提携カードを作りましょう。提携カードでもAMC番号が発行され、ANA航空便利用時のマイル積算も出来ますし、クレジットカードで貯めたポイントをANAマイルへ移行することも可能です。
おススメは楽天ANAマイレージクラブカードです。年会費500円+税と激安、楽天スーパーポイントも「最後のポイント加算・減算時から一年間」有効なので月々の支払いを楽天ANAマイレージクラブカードで行っている限り実質無期限でANAマイルを貯められることになります。
ただし、楽天ポイント2ポイント → ANA 1マイル のレートでの交換になるため、効率よく短期間で必要なマイルを貯めていくのにはあまり向いていません。また、ANAカードの特典である搭乗マイルボーナスや毎年のカード継続ボーナスも付与されませんので長い目でマイルを貯めていける方向けのやり方です。
ライフスタイル別、ANAカード選びのポイント
日常生活やお仕事でJRを使う人
Suicaエリアの方は迷わず、ANA VISA Suicaがおススメです。
通勤・通学で定期券を購入する際や、Suicaオートチャージでもポイントが貯まるため、日常の生活コストを無駄なくマイルに変換できますよ。Suica定期券を直接載せることができないため、別途Suica定期券を用意してANA VISA Suicaとリンクしましょう。
日常生活やお仕事で東京メトロを使う人
PASMOエリアの方ならソラチカカード (ANA To Me CARD PASMO JCB)!
PASMOオートチャージでポイントが貯まるのはもちろん、東京メトロを利用すると乗車のたびにメトロポイント (平日5ポイント/土日祝10ポイント) が貯まります。貯まったメトロポイントは100ポイント = ANA 90マイルという高レートでANAマイルへ移行可能です。
営業職の方など、日常的に定期券区間外のエリアへ移動することが多い方に特におススメです。お仕事をしつつ会社の経費でマイルが貯まるのは最高ですよ・・・!何も悪いことをしているわけでもありませんしね!
ANAカードの審査
審査難易度はクレジットカード会社によって異なる
ANAカードは様々なクレジットカード会社から発行されています。そのため、同格のカードでも微妙に入会審査で要求される属性レベルが異なってきます。ざっくりとした目安で恐縮ですが、ダイナース > JCB ≒> 三井住友カード ≒> アメックス ぐらいの審査難易度の違いがあると思っておけばOKでしょう。
エントリーレベルの一般カードであれば、三井住友VISAクラシックカードの審査に通る方であれば、ANA VISA一般カードの審査はまず通ります。同様に、JCB一般カードの審査に通る方ならANA JCB一般カードの審査にもまず通るでしょう。
実際は各社とも多少異なる審査基準を持っていますし、ANAダイナースプレミアムの様に入会にインビテーションが必須のカードもあります。また、多重申込みをすればもちろん従来なら審査に通るカードでも否決される場合もあります。あくまで目安程度に捉えておいて下さい。
おわりに
今回はANAカードの種類やグレード、発行会社によって異なるラインナップの紹介、それらを踏まえて年会費を抑えつつできるだけ効率良くANAマイルを稼げるおススメカードの紹介でした。
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。