今回は人気のdカードに関する2019年4月現在の最新情報のまとめです。コンビニエンスストア、「ローソン」および「ナチュラルローソン」、「ローソン100」など5%の還元率を誇るdカード。ローソンだけでも最大で実に5%近い差が出てきます。特にドラッグストアでのお得さは他者を寄せ付けません。年間で数万円の節約すら可能なポテンシャルを秘めたお得カードです!
dカードを持つべき四つの理由。
① ローソンで最大5%の還元
dカードをおススメする理由の真っ先に来るのがこれ。ローソンをよく使う方であれば、年間通して5,000円以上差が付きます。
全国のローソンでお買物をする際に、dカードで支払うとローソン利用分金額の3%が支払い時に割引になります。これはDCMXカード時代に導入された特典で、後継のdカードにもしっかり引き継がれているものです。
クレジットカード明細で「ローソン割引」という項目が月末締め日に発生します。明細には「返品」と書かれており、いったい何だろうと思うかもしれませんが、これがローソンのdカード利用分3%オフに当たります。
合計金額の3%割引ですので少額の買い物でも無駄なく割引が適用されます!もちろん、iDやApple Payを利用した際のローソンでのお買物も3%割引の対象です。
実質的にはdカード決済による1%分のdポイント付与により、4%の還元率になります。
そして、お買物の際にdポイントカード (dカード裏面) を提示することで、「ローソンでのお買物ポイント付与」分の1%分のdポイントが付与されることにより、5%という他コンビニを大きく引き離す驚異的な高還元率が実現します。
- ローソン
- ナチュラルローソン
- ローソンLTF
- ローソンポプラ
- ローソンメトロス
- ローソンストア100
この3%割引特典は全国のローソン系列コンビニ (上記) で有効です。ローソンでは忘れずにdカードで支払いましょう。合計5%還元の前では他のカードは無力です。STACIAアメックスには及びませんが、年会費無料クラスの局地戦に強いクレジットカードと考えれば十分に驚異的な還元率であると言えます。
更にポイント還元が加速するお得なキャンペーンも!
- Apple Payへdカードを初回登録すると1,000ポイントプレゼント!
- '19年3月31日 (2018年度末) で終了しましたが、dカードによるiD払いを利用で追加5%分の期間・用途限定dポイント付与というキャンペーン実績もあり
使い方次第で5%を更に超えてくる高還元率を実現するポテンシャルを秘めているのがdカードの魅力です。
ポイント : iD決済ならピッとかざすだけでポイント付与まで完了
意外とこの点を知らずにいるローソンの店員さんが多いみたいです。
- dポイントカードを提示して裏面のバーコードでポイントを付与
- dカードでクレジット決済
iDをカード端末にかざして例の「タントン♪」という音が鳴れば1と2の操作が同時に完了します。レジでのお会計が超速で完了するのでおススメです。
ポイント : DCMXと異なり、ドコモユーザ以外でも発行できます
勘違いされやすいポイントなのですが、かつてのDCMXカード (新規募集は終了済) と異なり、dカードはドコモ回線契約必須ではありません。普段使いのコンビニがローソンメインの方は、ローソンの支払いだけでもdカードに切り替えるとけっこうな額が浮きます。
ローソンではPontaポイントかdポイントを付与してもらって他のクレジットカード(1.0%還元)で支払っていた場合でも、3%オフの差の分だけ、還元率でdカードに劣ります。
ポイント還元で得られる額 … 2% x 1,000円 x 365日 = 7,300円
dカード3%割引でもらい損ねる金額 … 3% x 1,000円 x 365日 = 10,950円
ということで、dカード3%割引だけで約11,000円というスルー出来ない額の割引が発生します。やはりローソンではdカードで決済しないと損になるという計算結果になりました。
また、後述しますがマツキヨや系列のどらっぐぱぱすでの破壊力も無視できません。マツキヨポイントとdポイントがダブルで貯まるうえ、dカードで決済すると更にポイント還元率が上昇する特典が付いてきます!
何でも3%割引というわけではない
何でも3%割引だったら夢のような話ですが、そうは問屋が卸しません。3%対象外の支払いが存在します。
要注意!
以下の品目に対しては、3%割引が適用されません。最新の情報はdカード公式サイトで確認可能です。
引用元 : https://info.d-card.jp/std/topics/la/la_off.html
そして、3%割引の計算は消費税加算前の金額ベースで行われます。
例) 税込み10,800円分の買い物をローソンでした際にdカードで決済すると、10,800 x 3%の324円ではなく、10,000円 x 3%の300円がdカード支払金額から差し引かれます。なので、実質的には3%割引ではなく、約2.8%割引です。それでも十分に大きな金額なんですが念のため。
共通ポイントdポイントについて
dポイントはNTTドコモが主催する、いわゆる共通ポイントとして作られたものです。ドコモ携帯電話、ドコモ光などのサービス利用料支払いやdカードによる決済、dポイント加盟店でのお買物の際にdポイントカードを提示することで貯まります。たまったdポイントは以下の用途に1ポイント1円から使えます。
dポイントの有効期限は48か月とかなり長め。代わりに、獲得した個々のポイントごとに有効期限が設定されます。
- 街の加盟店での支払い
>> ローソン、マクドナルド、各種飲食店やマツキヨなどドラッグストア - ドコモ携帯電話料金の支払い
- d払い加盟店(オンラインショッピング)での支払い
>> ぐるなび、一休.com、無印良品、メルカリなど有名どころ多数
Amazonでの支払い金額10%~30%還元を稀にやっています。かなり美味しいです。
- Pontaポイント、JALマイルへの交換
② dカードは実質年会費無料!どこで使ってもdポイント1%還元!
dカードは初年度の年会費は無料です。翌年以降、年会費は1,250円+税ですが、前年に一度でもdカードを利用していれば次の一年間の年会費は無料になります。
つまり年に最低一度でも利用しておけば永久に無料で維持できます。
dカードでの決済によって付与されるdポイントは決済額の1%、つまりポイント還元率1%です。年会費無料クラスのカードでポイント還元率が常時1%なので、楽天カードと同クラスの高還元カードと言って良いでしょう。この還元率の設定も、後発なだけあり他の年会費無料カード(還元率0.5%~)を意識して設定していると思われます。
また、楽天カード同様に、dポイントも1ポイント=1円単位で支払いに充てられるため、せっかく貯めたポイントが無駄になるといったことがありません。その点でも優秀なクレジットカードです。
③ マツキヨ系列のお店で3%還元!
2018年4月30日からスタートした制度で、マツモトキヨシグループのドラッグストア (マツキヨ、どらっぐぱぱす)でdポイントが3倍付与されます (dカード決済分の1% + ボーナス2%)。
生活費を取り戻す意味で非常に重要です。日常的に消費する、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、シャンプーなどのお風呂用品、台所周りの洗剤・スポンジ・三角コーナー・ゴミ袋などなど、これらすべてにポイント3倍が適用されると長い目で見ればかなりの金額に相当します。
特にマツキヨ系は月に数回のマツキヨポイント5倍デーに生活用品を買いだめしてdカードで支払うというやり方で、dポイント3%分 + dカード提示1%+マツキヨポイント5%分で、合計約9%のポイント還元が受けられます。マツキヨ系列のドラッグストアを利用する方にもdカードはおススメですよ。
※ ポイント付与率は100円(税抜き)毎に1ポイント=1円相当。マツキヨのポイントカード登録が必要です。発行手数料や年会費は一切かかりません。
- マツキヨポイント … マツキヨメンバーズカード提示で、お買物金額100円(税抜き)ごとに1ポイント
- dポイント … dポイントクラブカード提示で、お買物金額100円(税抜き)毎に1ポイント
- dカード決済 … dカードでクレジットカードまたはiD払いをすることで、お買物金額100円(税込)毎に1ポイント+2ポイント (dカードプリペイドやdカード miniの場合、0.5%+2%)
お買物時の店頭でのポイント付与は「税抜き価格」をベースにするのに対して、決済した総額でカウントするクレジットカードポイントは「税込み価格」をベースに計算されます。制度上仕方ないとは言えややこしいですね。
④ おいしい入会特典で最大8,000円分のiDキャッシュバックも
2019年4月1日から開始される入会特典で、簡単な条件をいくつか満たすだけで最大8,000円分のiDキャッシュバックを受けられます。実質8,000円分得することになるので非常においしい入会特典であると言えるでしょう。詳細は以下の記事で詳しく書いていますので興味のある方は是非読んでみて下さい。
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dカードのデメリット
ドコモ携帯、ドコモ光の料金支払いでポイント付与なし。でも1,000円分キャッシュバックするよ!
NTTドコモ発行のクレジットカードでありながら、ドコモの携帯電話や固定回線費用の支払いでdカードを使ってもdポイントが全く付与されません。既にたっぷり還元しているから付与しませんよ、という事でしょうか。
しかしdカード申込み時に、ドコモ携帯・スマホの支払いクレジットカードをdカードに設定すると特典2のiDキャッシュバック1,000円分をもらうことが出来ます!
毎月10,000円の支払いがあると仮定した場合、1.00%還元のクレジットカードで支払う分の約10か月分ものiDキャッシュバックをもらえてしまうので、言うほどのデメリットではありません。少し面倒でもドコモの携帯電話や固定回線ユーザの方は、これらの支払いにはdカードを設定しておくことをおススメします。ほとぼりが冷めたら他社カードへの請求に切り替えてしまって良いでしょう。
海外旅行、国内旅行ともに旅行傷害保険が一切付帯しない
年会費無料クラスのカードであり、日常生活におけるポイント還元に重点を置いたクレジットカードであるためか、無料カードに申し訳程度に付帯している旅行保険の類が付帯しません。唯一、ショッピング保険(海外のみ)が付帯するのみです。海外旅行に行かれる際には別途旅行保険に加入するなどして対処しましょう。
dカード、dカード GOLDの締め日・支払日・ポイント付与のタイミング
- 支払い対象期間 : 毎月16日~翌月15日
- 締め日 : 毎月15日
- 支払い(引き落とし)日 : 翌々月10日
- ポイント付与 : 利用の都度 (即日~3営業日程度)
dカードの利用によるポイントはその都度、利用額÷100 (端数切捨て) で付与されます。マクドナルドなら即日反映、ローソンやその他加盟店でのカード利用で2~3営業日程度といったところです。
引落しが出来なかった場合
何らかの理由で毎月10日の引き落としができなかった場合、引き落とし口座に使用している金融機関によってそれぞれ対応が異なります。
- 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、横浜銀行の場合 … 月末まで毎日、再引き落としを試みます
- ゆうちょ銀行の場合 … 20日に再引き落としを試みます
- その他金融機関 … 指定口座へ振込み(振込手数料は会員負担)の必要あり
メガバンクを引き落とし口座にしておくと、万が一口座残高が足らなくても毎日引き落としをしてくれるのは助かります。
再引き落としによってカード利用代金を支払うと以下のペナルティが発生しますので、できるだけ残高不足にならないように準備しましょう。
「回収事務手数料」(400円+税)を翌々月支払で徴収される
入金日までの損害遅延金を翌々月支払いで徴収される
支払確認までの間、dカード利用不可能
数日程度の遅れであれば信用情報にも支払遅延として記載されることはまずありません。しかし、dカード社内のクレヒスは確実に悪化します。何度も繰り返すと、カードの強制解約や次回更新時の更新拒否に遭う可能性もありますので、再引き落としに頼ることは全くおススメできません。どうしても支払えなかった時のセーフティネットでしかありません。
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dカードやdカード GOLDで利用可能なリボ払いの種類
ここではdカード・dカード GOLDで利用可能なリボ払い詳細や手数料・金利について簡単に説明します。dカードやdカード GOLDで利用可能なリボ払いの種類には以下の3つがあります。いずれもリボ払いの金利は15.00%/年で統一されています。
- こえたらリボ
- あとからリボ
- 店頭でリボ
1.こえたらリボ
月々の支払額をあらかじめ一定額に抑えたい方向けです。つまりカードの限度額以内であればショッピング枠をどれだけ使っても毎月の支払額が一定以内に収まる、という世間一般で認知されている「自動リボ払い」に最も近いものです。月々の支払額を一定に抑えたい方向けですが、強い意志で支払額に収まるように毎月の支出をコントロールするべきです。
- その月の利用総額が毎月支払額以下の場合 … 金利なし
- その月の仕様総額が毎月支払額を超える場合 … 金利あり + ポイントボーナスあり
利用総額が月々の支払額を超える場合、年15%のリボ金利が発生しますが、利用額1,000円に対して+5ポイントのdポイント増量ボーナスが発生します。dカードのポイント還元は100円につきdポイント1ポイントなので、最大で+50%のポイント増量になります。
こえたらリボは事前申込み必須
こえたらリボの利用には、電話またはdカード会員専用サイトからの申し込みが必要です。支払額を少額にしてしまうと月々の支払額は少なくなりますが、かなりの長期間支払い続ける羽目になり、さらに多額の金利を支払うことになるので、なるべく多めにしておきましょう。
長期のリボ払いはおススメ出来ない理由
例) 20万円分の決済を、月々5,000円+金利のリボ払い (元金定額5,000円) で返済した場合、41回払い、支払総額は248,765円になります。
月々5,000円強の支払いをずっと続けていくと、20万円の支払いのために最終的に金利を48,765円も支払うことになります。消費者側の月々の支払いは楽ですが、楽になるにはそれなりの理由があるわけです。
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2. あとからリボ
「あとからリボ」はその名の通り、お店で一括払い・二回分割払いやボーナス払いで決済したけれど、後からリボ払いに変更できるサービスです。
支払いごとに一括払いにするか、リボ払いにするかを決められるので、大きな支払いだけリボ払いにして少額決済はすべて一括払いにする、といった利用が可能です。毎月の支払い負担を抑えつつ、リボ手数料を減らすといった堅実な運用方法をとれることがメリットです。
「あとからリボ」も申し込みが必要
「こえたらリボ」同様に「あとからリボ」もwebまたは電話での申し込みが必要です。「一部または全部をリボ払いにする」、「ボーナス払いをリボ払いにする」の二つの種類があります。
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3. 店頭でリボ
読んで字のごとく、店頭での支払いの際に「リボでお願いします」と声をかけてはじめからその決済の支払いをリボ払いにしてもらうサービスです。「この支払は大きいからリボ払いにする」と決めているとき以外の乱用はおススメしません。
総合評価 ★★★★★
デメリットを差し引いても、年会費が実質的に無料でありながらローソンでの3%割引、マツキヨ・どらっぐぱぱすでのdポイント3倍付与などのメリットが大きく、使うべきポイントで使えば確実にプラスになり生活費を圧縮してくれる一枚になるでしょう。
間違いなく、作っておいて損のない一枚であると断言できるクレジットカードです。楽天カードやリクルートカードと同様に、一枚目のクレジットカードとしてもおススメです。