今回は2019年4月からの、dカード入会特典の8,000円を取りこぼさずに最大額もらうための方法について解説します。せっかく入会するなら入会特典はしっかりもらいましょう!
dカードは初年度年会費無料、翌年以降も前年のカード利用(ショッピング)があれば年会費が無料になるカードです。年会費無料カードの特典ということで、もらうための条件が厳しいのではないか?などといった疑問を持つ方も多いでしょう。
- 「最大8,000円」ってことは最大額もらえない場合もあるの?
- キャッシュバックを受ける条件を満たすと逆に損をしたりしないの?
- そもそも、「iDキャッシュバック」って何よ?
こうした疑問についても調査した内容に基づいてお答えしたいと思います。
dカードに付帯するお得な特典について知りたい方は以下の記事も読んでみて下さい。
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dカード入会特典8,000円を取りこぼすな!~敵を知り己を知れば百戦危うからず~
2019年4月現在の入会特典として、dカード入会によって最大8,000円相当のキャッシュバックが受けられます。
キャッシュバックはiDキャッシュバックで行われます。下手にポイントをもらうよりずっとお得なiDキャッシュバックについて簡単に説明しておきます。
今回の入会特典の「iDキャッシュバックとは」
iDキャッシュバックとは、iD限定の利用枠に対するキャッシュバックです。具体的には、「iDで決済した金額から、キャッシュバックされる金額だけ差し引かれる」ものです。例えば、iDを利用して5,000円の買い物をしても、iDキャッシュバックが3,000円分あれば、クレジットカード利用代金の支払いは2,000円で済むというわけです。当たり前ですが、「通常のクレジットカード払い」に対する請求額の減額はありません。あくまでiDで払った分だけです。
税務処理上、何だか魅力的に見えませんか…!
電子マネー「iD」でお支払いされた代金を、ご請求時にキャッシュバックして減額するサービスです。
引用元 : iDキャッシュバックとは (dカード公式サイト)
ポストペイ型電子マネー「iD (アイディ)」について
dカードの右上のiDのロゴを見たことのない方は殆どいないと思います。
iD (アイディ) はポストペイ型の電子マネーで、NTTドコモによって開発されました。普及度は非常に高く、全国のコンビニや飲食店、タクシーなどで利用可能です。dカードや三井住友カードといったiD付帯のクレジットカードをiD決済端末にかざすだけで支払いが完了するいわゆる非接触型のICによる高速決済が可能です。いちいち暗証番号を入力する必要もないためスイスイ気持ちよく支払いを行うことが出来ます。
またはApple PayにiD払いのクレジットカードを登録して、お手持ちのいPhoneやApple Watchで支払うことももちろんできますよ。
iDについてもっと知りたい方は以下の記事を読んでみて下さい。
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iDキャッシュバックのデメリットとメリット
iD決済金額からの差し引き、ということで、基本的にiD決済代金にしか当てられません。つまり、iD支払い可能なコンビニ、飲食店、タクシー、ドラッグストア、Amazonなどで合計8,000円以上支払うことで初めて8,000円分の恩恵を受けられます。最終的に自分の預金からの支払いが8,000円減るのでふところの痛み具体は同じなのですが、何か別のポイントや現金と合算しての利用が出来ません。強いてい言えばデメリットはこれぐらいです。
メリットとしては、ポイント充当による決済額そのものの減額ではないため、いったんiDで決済するためクレジットカード決済によるdポイント加算の対象となる点が挙げられます。決済代金から最大8,000円が引かれるので、ある意味現金をもらっているのと似たようなものなのですが、現金をもらうわけではないので所得課税の対象外というのも地味ながら見逃せないメリットだと思っています。
結論としてはメリットの方が大きいように見えます。
iDに慣れてない、どこで8,000円も使えばいいんだ!という方向け
困ったらAmazonでiD払いで日用品なり欲しい本なりを8,000円分以上買いましょう。絶対使いきれます。コンビニよりも割安なので、コンビニでiD決済で8,000円使うよりもお得な場合が圧倒的に多いのも利点です。近所にマツキヨやどらっぐぱぱす (dポイント3倍還元の特約店) がある方はこれらのドラッグストアで生活必需品を買いだめしてもOKです。
本入会特典の実施期間
2019年4月1日~
※ 終了時期は本記事執筆時点(3月31日)で未定です。
iDキャッシュバックの有効期限
入会から6か月が有効期限です。必ず6か月以内に使い切ること!
入会特典8,000円の内訳
合計最大8,000円分のiDキャッシュバックがもらえる入会特典ですが、4つの特典から構成されています。2018年3月31日までの入会特典と条件が変更になっている部分が多いため、これからdカードに入会される方は要注意です!
- 特典1. dカード入会で1,000円分
- 特典2. ドコモ利用料金をdカードで支払うことで1,000円分
- 特典3. 翌月末までの20,000円以上のショッピング利用で4,000円分
- 特典4. こえたらリボ設定で1,000円分 + キャッシングリボ設定で1,000円分
ひとつひとつ取りこぼしが無いようにチェックしていきます。
入会特典1. 入会でもれなく1,000円分のiDキャッシュバック
こちらについてはdカードの審査に通過して入会が決まったら即適用されます。何もする必要ありません。まず1,000円ゲット!
入会特典2. ドコモ利用料金をdカード払いにすると1,000円分のiDキャッシュバック
これについては、ドコモ回線の契約者向けのサービスです。残念ながらドコモ回線 (携帯電話、スマートフォン、ドコモ光) をお持ちでない方はこの1,000円分を諦めざるを得ません。dカード新規申し込み時にドコモの携帯・スマートフォン回線の利用料支払いをdカードに設定することが条件です。
入会特典3. ※ エントリー必須 ※ 入会翌月までに20,000円利用で4,000円分のiDキャッシュバック
※ かつてはこの条件が「50,000円以上の利用」だったため、取りこぼす方も多くdカード人気もイマイチでした。
入会翌月まで、とあるので入会が月末に近いと若干不利にはなりますが、20,000円程度でしたら飲食店での利用や日用品のお買物で到達可能な方が多数と思われます。iDでの利用も対象になります。家族カードの利用も対象に含まれます。また、一括払い以外の分割支払いやリボ払いでも本特典のカウント対象となります。
この特典をもらうにはエントリー必須です。エントリーし忘れると20,000円利用しても最大200ポイントのdポイントしかもらえません!
公共料金や家賃などの支払いで20,000円到達を目指そうとすると、支払いに使用するカード切り替えに一月前後かかる場合がありますのでご注意ください。
4,000円は大きいのでこれは絶対に取りこぼすべきではありません。
利用条件に注意!
※ カード利用およびiD利用が対象となります。dカードポイントサービスにおいてポイントが進呈されないご利用(ドコモご利用料金、dカードの各種手数料、年会費、遅延損害金、電子マネーチャージ、ユニセフなどの募金、国民年金保険料等)は対象外になります。
引用元 : dカード公式 サイト
要注意事項として、上記のとおり、dポイントが付与されない類の支払いについては本入会特典でのカウント対象外です。
月末のお買物に注意!
また、クレジットカードの利用代金計算における仕方のない点なのですが、「加盟店がカード会社へ請求した時点で」その金額が利用代金としてカード会社側でカウントされます。そのため、月末に一気にdカードでお買物をした場合、お店によっては翌月にカード会社へ請求を行ったため本特典のカウントの対象とならず4,000円を取りこぼしてしまった・・・なんてことも起こりえます。
出来るだけその月の20日ぐらいまでに20,000円に達するペースで使いましょう。迷ったらAmazonなどで生活必需品を一気買いするなど、少し工夫が必要になるかもしれません。どの道必ず買う、というモノに充ててしまえば損することもなくクリアできる条件です。Amazonは比較的請求が早いですが、それでも一週間ぐらいは見た方が良いでしょう。
入会特典4. ※ エントリー必須 ※ 「こえたらリボ」、「キャッシングリボ」設定で1,000円分ずつ合計2,000円分のiDキャッシュバック
dカードに入会し、入会翌月までのエントリーが必要な特典です。
特典4はひとくくりにされていますが個別に1,000円分ずつもらえる異なる二つの特典から構成されています。片方だけをもらうというのももちろんアリです。また、リボ払い関連の特典となるため、リボ手数料を支払いたくない方は損をしない対策を知っておく必要がありますので、以下の記事を読んでしっかり対策をしてください。
①入会翌月末までに「こえたらリボ」の設定で1,000円分
条件として、「毎月の指定支払額を3万円以下で設定すること」、「特典進呈月までこえたらリボ設定を継続すること」、の二つがあります。
「こえたらリボ」はその月の支払合計額が設定額を超えたらリボ払いに自動で切り替えるというもの。支払い残高に対するリボ手数料が発生します。使った分以上の金額支払いが必要になるわけで、要はカード会社としてはリボ払いしてくれると嬉しいわけです。
この対策はただ一つ。「こえたらリボ支払額を3万円に設定して、dカードで3万円以上使わない」これに尽きます。リボ金利が発生しない様にしばらく利用代金を抑えるしかありません。
「こえたらリボ」自体はdカード入会後にも設定可能で特に追加審査もありません。なので、本特典へエントリーするか考えてから設定することもできます。迷うならdカード入会申し込み時には「こえたらリボ」設定をする必要はありません。
特典の条件を入会翌月末までにクリアし、iDキャッシュバックが発生したのを確認後、「こえたらリボ」設定自体を解除してしまえば、リボ払いが嫌いな方もこの特典を受けられます。
②入会翌月末までに「キャッシングリボ」の設定で1,000円分
条件として、「特典進呈月までキャッシングリボ枠を維持・継続すること」、があります。
キャッシング枠を申し込むだけでOKです。利用する必要があるわけではありません。キャッシング枠にはショッピング枠とは異なる審査が行われます。ただしdカード入会申し込み時にも、入会後でも審査を受けることは可能です。
dカード入会審査に通過する自信がない方は、dカード入会申込時には「キャッシング枠ゼロ」で申込みを行い、dカード入会後にキャッシング枠を申し込みましょう。この時、最低額の10万円で申し込めばキャッシング枠審査通過率も上がります。
ただしキャッシング枠審査には7営業日程度はかかりますので、dカード入会後に本入会特典分ももらいたいと思ったら即申込みましょう。
同様に、特典の条件を入会翌月末までにクリアし、iDキャッシュバックが発生したのを確認できたら、キャッシング枠を維持する必要もありません。キャッシングリボ枠が不要な方は枠自体を解除してしまっても良いでしょう (カードデスクへの電話連絡のみで解除可能)。
入会特典8,000円のiDキャッシュバックをもれなくもらうためのまとめ
申込み時にしておきたいこと
- ドコモ回線費用をdカード支払いに設定
- 「こえたらリボ」を3万円で設定
これで特典1の1,000円分と合わせて2,000円分ゲット確定です。「こえたらリボ」の分はカードが届いたら特典のエントリーする必要があります。
カードが届いたらすぐに行いたいこと
- 入会特典へのエントリー
- 早々に2万円分の買い物を行う (マツキヨでの生活用品買いだめ、またはAmazonなどがおススメ)
- キャッシングリボ枠の申込み (10万円枠で)
特にエントリーを忘れてしまうと、特典3の4,000円分と特典4の2,000円分が消えてなくなります。絶対に忘れない様にしましょう。
おわりに
今回は、2019年度の最新情報として、dカード入会特典の最大8,000円分のiDキャッシュバックについてのお話でした。
- iDキャッシュバックとは何か? どこがお得なのか?
- 最大8,000円の内訳について
- 取りこぼしなくもらうためにどうすればいいか
- 損をするリスクをとらずに特典をもらうにはどうすればいいか
これらの点についてのお話でした。
最後まで読んで下さってありがとうございました。