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多重申込みに甘い・厳しいクレジットカード2018年版【tajyu!da!】

投稿日:2018年3月18日 更新日:



今回はクレジットカードの「多重申込み」に関する考察です。多重申込み状態で新規入会が可能な状況とはどのような状況なのか、そもそも多重申込みを歓迎したり、多重申込みに寛容なクレジットカード会社はそもそもあるのか、などといったポイントについて考察します。まず最初に申し上げておきますが、本ブログや本記事はクレジットカードの多重申し込みを推奨しません。お約束ですが、ご理解の上読み進めていただけますようお願い致します。

クレジットカードの「多重申込み」とは、読んで字のごとくクレジットカードを複数枚、それも短期間のうちに数多く申し込むことです。具体的にはCICやJICCの個人情報信用機関に申込み履歴が残っている半年の間に大量のクレジットカードを申し込みまくる事、それも一月以内や一週間以内に大量に申し込むほど「多重申込み度」が高くなります。「大量」とは何枚から大量なのかと言われると各カード会社で判断が異なるところですが、概ね5枚~10枚以上といったところでしょうか。

  • 多重申込み判定期間は「半年間」である場合が多い
  • 多重申込みと判定されやすいのは5枚以上の場合が多い (属性次第でもありますが)
  • 多重申込み度は、「一月以内に6枚申込み > 月に1枚ずつ合計6枚申込み」

個人信用情報開示に関しては以下の記事をご参照下さい。

CIC情報を開示しよう!

↓の記事で、個人信用情報が各カード会社を中心に共有され、カード発行以外のローン審査や携帯電話・家電などの割賦販売の審査に ...



多重申込みでもクレジットカード入会審査には通過可能だがリスクも多い

多重申込みのリスク

多重申込みを行うとどの様なリスクがあるのでしょうか。ご存知の方も多いと思いますが、クレジットカードを申し込むという事は、「自分の買物の支払いを立替えてくれ」という事になるのである意味借金の申込みにも似ています。そんな申し込みを短期間で多数行う人が周りからどう思われるでしょうか。

  • 借金で首が回らない人なのかも知れない
  • いわゆる自転車操業かも知れない
  • 借金するだけして逃げる、計画的な自己破産を計画しているのかも知れない

クレジットカード会社からこんな風に思われる可能性があります。こういう人に支払を立替えてあげたり、お金を貸してあげる人はそうそういないでしょう。こうなると「申込みブラック」とも言える状態となり、信用情報機関にクレジットカードやローンの申し込みが残る半年間は、そのクレジットカード会社からの新規発行は絶望的です。

そして、クレジットカード会社A社への申込み履歴が残っているのに、B社へ申し込むと連続申し込み枚数以外に、「A社はなぜクレジットカードを発行しなかったんだろう」という見方をされます。「A社がクレジットカードを発行しなかったなら危なそうだしウチも止めとくか」という結論になりやすいわけです。

※ 多くのクレジットカード会社はクレジットカード入会審査において迅速なカード発行のために機械審査を行います。いわゆるシステムが申込者の申告した属性情報やCIC情報(支払い履歴や直近半年間の申込み情報)を自動解析してクレジットカード発行可否を決めますが、ここで多重申し込みと判定された場合、審査終了(クレジットカード発行不可)もしくは審査続行(人間による手動審査に回される、ある意味保留かも)となります。手動審査の場合、各社の審査マニュアルに沿って審査されますが、人間が決めるので感情や裁量が入らる余地がない、とは言えなくなります。こうしたときに「ウチも止めとく」と判断される場合があるわけです。

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多重申込みでもクレジットカード審査に通る人と通らない人がいる?

「多重」の枚数は属性で変わる

ここでいう「属性」は収入や持ち家の有無以外に、クレジットカード審査において高い比重を占めるクレヒスも含めて考えます。

属性の低い人

以下の事項に当てはまる、いわゆる属性の低い人は連続3-4枚程度の多重申込みで審査に通過しにくくなる場合があります。クレジットカードによる立替え決済を支払うためのお金がそもそも少ない人、「借りたら返す」という実績に乏しい人、継続した収入が本当にあるのか分からない「勤続年数」が短い人。こうした人の「信用力」はどうしても低く見られます。

  • 収入の少ない人
  • 自社のクレヒスがない、いわゆる新規入会申込者である
  • 他社のクレヒスが少ない、もしくは一切ない
  • 資産の少ない人
  • 持ち家のない人
  • 勤続年数の短い人
  • 居住年数の短い人

太字は重要項目です。

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属性の高い人

以下の事項に当てはまる、いわゆる高属性の人は連続5枚どころか10枚、15枚でも審査に通過することが多いです。クレジットカードの返済を行うに十分なお金があると思われる人はクレジットカード会社にとって重要な見込み顧客です。自社のクレヒスが豊富な既存会員は大事な既存顧客なので、もっと自社にお金を落としてくれそうなら迷わず発行ということになります。新規入会申し込み者でも他社のクレヒスがたっぷりあれば、自社にもお金を落としてくれると期待されるため審査を通過しやすくなるのは分かる話ですよね。

  • 収入の多い人
  • 自社のクレヒスがある、つまり既存会員である
  • 他社のクレヒスが豊富な人
  • 資産の多い人
  • 持ち家のある人
  • 勤続年数の長い人
  • 居住年数の長い人

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ただし、多重申込みでクレジットカードの入会審査を通過したとしても、限度額が低めに設定される場合があります。「一応審査は通しておいたけど、自社で使ってくれるか分からないから与信は低めにしておこう」と思われても仕方ありませんしね。

多重申込みを歓迎するクレジットカード会社はあるのか?

多重申し込み者を歓迎するクレジットカード会社はそもそもあるのでしょうか?個人的な考えで恐縮ですが、多重申込みを歓迎するクレジットカード会社は殆どないものと思われます。

普通に審査すればまず入会審査が即時終わるような属性の方に対してでも念入りな審査を要求されて審査担当者の仕事は確実に増えます。また、本来であれば入会してくれる人を落とさなければならなくなる事もあり、審査に落とすという事は自社の収入増に一切寄与しない、言ってしまえば無駄な時間を使うことになりますので。また、既存会員だろうが自社で何枚もカードを作られると管理コストが嵩むので多重申し込み自体、歓迎されることはまずないでしょう。

一言でいえば、入会審査場マイナスになることはあってもプラスにはなり得ないため、欲しいカードを申し込む際には多重申込み状態で申し込むべきではありません。

世の中には「多重戦士」と呼ばれる(?)、クレジットカード多重申込みを趣味にしている人たちが一定数いるようですが、クレジットカード会社の中の人からすれば基本的には迷惑な存在でしょう。しかしながら、どうしても欲しいカードがあって半年も待てないよ!というときに申し込んでも良いものかどうか、事例を提供してくれる貴重な人たちでもあります。また、「基本的には迷惑」と書いたのは、年会費有料カードを多数申し込んでくれる人もいるため、一人で年会費を10万円以上払ってくれる優良会員も多重申込みが趣味の人に含まれるからです。ある意味カード会社の養分というか何というか…。

多重申込みでも審査に通る・多重申込みだと審査に落とされやすいクレジットカード会社

あくまで2018年現在の話であり、内容の正確性についても一切保証しません。

新規入会申込みでも多重申込みで通過したケース

  • Y!Jカード
    … 審査が寛容であると言われるこのカードでも、多重9件目の時点で即時終わるはずの審査に2日要しました。審査ボーダーライン上にいたと思われます。欲しいカードを申し込むときには多重申込みは止めとけ、という良い事例です。
  • ニッセンマジカルTカードJCB
    … リーサルウェポンと言われるだけあり多重13件目や18件目でも審査に通った事例あり。
  • dカード
    … 多重10件超えの状態で新規申込みでも通るケースあり。

これらも申込者の属性次第という側面が強いと思われます。属性の低い方が例えば一月以内に10枚以上のクレジットカード入会審査を受けた場合、6枚目ぐらいから否決が続く場合が多いと思われます。

新規入会申込みで、多重申込みが原因で落とされたと思しきケース

  • オリコ (Orico Card THE POINT) … 多重11件目で審査落ち。
  • エポス … 新規申込みの多重申込みに厳しいので有名。多重5、6件目などで落とされるケース多々。
  • ビューカード … 同様に新規申込みの多重申込みには厳しいです。
  • エムアイカード … 多重に厳しいと言われており、多重で落ちたと思われる事例も複数あり。
  • セゾン … 新規多重には厳しい。
  • 三菱UFJニコス … 特にDCブランドのカードは審査自体が厳しめで、新規多重には厳しい。
  • ゴールドポイントマーケティング(ヨドバシ) … 半年で20枚程クレジットカードを発行している人でも11件目の申込みで撃沈
  • セディナ … これも多重10件目あたりで撃沈の報告が複数。新規多重には甘くなさそう。

既存会員でも落とされるケース

既に信用してクレジットカード発行済みの人への審査なので、上位カードへの切替えでない限りは通って当たり前という状況でも、多重申込みだと落とされる場合があります。

  • イオン … 既存会員の多重申込みには寛容と言われているが、15件目あたりから落とされている情報が散見される
  • セゾン … 多重11枚以上から落とされるケースが増える模様。本人のクレヒス次第か。
  • 三菱UFJニコス … 多重8件目あたりから落とされている情報あり
  • ビューカード … 多重11件目以上で落とされた情報あり
  • 三井住友 … 多重15件目あたりから落とされている情報あり
  • オリコ … 多重15件目あたりから落とされている情報あり

おわりに

今回は改めて、クレジットカードの多重申込みについて、今ある情報を整理してみました。まとめると以下のとおりになります。デメリットが多く(というかメリットがない)、到底おススメできる行為ではありません。

  • 入会審査においてマイナスになってもプラスにはならない
  • 新規入会の審査においては確実にマイナスになる
  • 既存会員のクレジットカード会社でも多重申し込みが原因で落とされる場合がある
  • 多重申込みで入会審査を通過したとしても、限度額が低くなる場合がある

ブラックボックスであるクレジットカード会社の審査プロセスを研究したい変わり者や、自分自身の信用力の限界を試したい人や、とにかくカッコいいデザインのクレジットカードを沢山カードホルダに入れたのを眺めてニヤニヤしたい人などのごく少数のマニア以外にはおススメしません。

-入会審査, 多重申込み

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