ちばぎんJCBスーパーカードでJCB社内ブラック脱出なるか！？

今回は地銀提携JCBカードに入会して、JCBの社内ブラックを脱出する第一歩のお話です。

クレジットカードはカード会社が会員の支払い能力を信用して立替払いをしてくれることで取引が成り立ちます。そのため、支払い期日までに引落し口座に入金してくれない会員のクレジットカード強制解約になる場合もありますし、個人信用情報から強制解約の履歴が消えても、延滞を起こしたカード会社には半永久的にその記録が残るため、再入会は困難を極めます。

管理人は過去にJCBで支払い延滞を起こしています。仕事が立て込んでいる時期に入金額が足りていないのにずっと気付かないまま、郵便物もメールもチェックせずに過ごしていた結果、入金不足に対する支払い督促通知を見落としており、気付いたときは既に遅し。ということでめでたく解約されました。

それ以降、どれだけ給料が上がろうが他社クレヒスを積み上げようが頑として入会拒否。そりゃそうだ。

そこで今回試してみようと思ったのが、JCBフランチャイズの地銀で銀行口座を開設して、そこでキャッシュカード一体型のJCBカードを申込んでみよう、というものです。結果はいかに！

「社内ブラック」とは

特定のクレジットカード会社限定のブラックリスト

一般的に、クレジットカード入会審査ではCICやJICCといった個人信用情報機関に登録されている個人信用情報や、勤務先・勤続年数・年収と言った属性から入会可否の判断を行い、利用限度額の設定を行います。いわゆるスコアリングというやつですね。

ここで参照される個人信用情報は、いわば公のもので、各金融機関に共有されているものです。些細な支払い延滞情報であれば2年程度しか保持されませんし、長期間の延滞や自己破産といったヘビーな情報でも最短5年程度で保有期限を迎えて抹消されます。こうした指定信用情報機関に登録される信用情報については、保有期限が定められているため原則としてその期限を迎えれば必ず抹消されます。

しかしCICをはじめとする個人信用情報がきれいになったからと言って、過去に延滞をやらかしたクレジットカード会社に再入会できるかというとそうではありません。各カード会社は、指定信用情報機関に登録された個人信用情報を参照しつつも、最終的には自社判断で「この申込者は自社の会員としてふさわしいか」というジャッジを下します。

その際に参照されるのが、これまでの自社会員としての過去の履歴です。過去の利用金額、支払い期日までに支払ってきたか、コールセンターに対して暴言を吐いたりする要注意人物ではなかったか、etc.

自社カード会員の履歴については保管期限が定められていません。そのため半永久的に残るものと考えるべきです。クレジットカード会社限定の永久保存版ブラックリストの様なものです、一度そのカード会社とトラブルを起こすと次回の入会が非常に困難になるのは想像に難くないでしょう。

その一方、個人情報保護法の下、会員履歴情報は厳格に管理されるため他社へ共有されることはありません。そのため、他社発行のクレジットカードの入会審査に影響を及ぼすことはありません。

信用情報ブラックとの違い

信用情報ブラックともなると、多くの場合は長期間の支払い延滞や債務整理などでCICなど信用情報に「異動」が付いている状態になると思います。いわば公のブラックリストに一時的に載っている状態です。

公のブラックリストに相当するという事もあり影響力は絶大です。多くのクレジットカード会社からは入会を断られ、手持ちのクレジットカード会社からもカード更新を拒否され、各種ローンの審査にも通りにくくなります。

しかし保有期限を迎えればネガティブ情報は抹消されるため信用情報ブラックになる前にかなり近い状況に一気に改善されます。

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JCB本体の社内ブラックはかなり痛かった

大手カード会社の社内ブラックはきつい

JCBの様な大手のクレジットカード会社 (かつ国際ブランド) ともなると、多数のフランチャイズカード会社を抱えており、様々な企業の提携カードをJCBの信用保証の下で発行しています。

簡単に言えば、世の中の様々なクレジットカードの多くが、外見や特典こそ違えど、利用代金の支払いや個々人の信用情報管理をJCBが一手に引き受けているという状況なのです。

JCB社内ブラックで審査に通らなくなる代表的なカード

• JCB OS (オリジナルシリーズ) 全般
• JAL JCBカード全般
• ANA JCBカード全般
• ソラチカ
• リクルートカード (JCB)
• その他、JCB提携カード多数

ちばぎんJCBスーパーカードの審査可決！しかし・・・

こちらはクレジットカード機能のみ

はい、割とあっさり通過しました。カード本体が届く前にMy JCBの登録情報通知など一般的なプロセスを踏んでいます。やっぱりキャッシュカード一体型だと少しデザインも変わりますね。利用代金引き落とし口座が千葉銀行限定というのが少々面倒くさいですが、数か月に一度まとまったお金を千葉銀に預けることにします。

キャッシュカード一体型は少しデザインが異なる

あれ・・・？ 10万円？

うわー、マジで10万円だ。分割払いやリボ払いに枠を付けてくれたことだけでも感謝するべきなんでしょうけれど、と言うかそもそも発行してくれたことに感謝するべきなんですが、出来れば一括支払い枠だけ30万欲しかった。贅沢言ってるのも分かりますが分割払いはあまり使わないし。ともあれ、JCBから見た私の信用力は大学生以下ということです。ある意味とても新鮮でつい写真に収めてしまいました。

因みに千葉銀行窓口で申し込んだ際には窓口のお姉さんから、「よほどの事がない限りは審査に落ちないですよ」と言われましたが、限度額を限界まで絞り込んででも発行してくれるという事なんでしょうか・・・。今となっては彼女の真意を知る術もありませんが。

いやはや、クレジットカード温情発行枠の上限である30万円にも遥かに届かず、まさかの総枠10万円。一応DCカードや三井住友カードだと200万円ぐらいは枠もらえる身分でそこそこ信用力も高めであると自負していたりもしましたが、JCBにとってはそんなことどうでも良いわけで。

過去に期日までに入金せず不在にしてて電話になかなか出なかった人に、いくら反省していても支払い能力が上がっていても、カード発行すること自体に抵抗があったでしょう。皆さんも一度でもお金を返してくれなかった人にまた貸したいとは思いませんよね。

ちなみにCICを開示してみたところ、このカードの登録情報は二件ありました。ちばぎんジェーシービー株式会社、株式会社千葉銀行、の二件です。また、カード申込み時に信用情報を照会しに来たのは千葉銀行でした。

いずれもJCB本体ではありませんが、私の過去の延滞情報を記録として持っているからこその限度額10万円なのでしょう。また、各種書類は三鷹市下連雀のJCB本体の住所から送付されてきていたため、しばらくこのカードを使い続ければJCBのクレヒスとして育ってくれて、他のJCB本体発行カードの審査に通るようになることを祈りましょう。限度額10万円なのでd払いの支払いに紐付けて、日々の生活用品購入やカフェなどでコーヒーを飲む際の支払に使うことにしました。まずは来年の夏ぐらいまで我慢我慢・・・。

今後の展望

今後はこのカードのクレヒスがJCBのクレヒスとして育ってくれて、いつかはJCBプロパー (OS) のゴールドやプラチナのインビが来るようになることを願っております。何年かかるか分かりませんが、OSゴールドやプラチナを取得出来たらTHE CLASSへの道も開けるのでそのときはTHE CLASSも狙いに行こうかと思います。

ちばぎんJCBスーパーカードを使っていてもTHE CLASSのインビテーションは来ません！と断言している人もおりましたが、確かにそのとおりでキャッシュカード一体型カードにはアップグレード先になるカードがゴールドカードから先にはありません。

https://www.chibabank.co.jp/kojin/service/credit/partner/card/

そのためどこかのタイミングでJCBプロパーなりちばぎん提携のJCB OSに準じたカードに乗り換え必須です。ちばぎんがFCとして発行しているJCBカード (裏面だけ千葉銀行の名前で実態はJCBプロパーカード) へ乗り換えれば、ラインナップにはっきりとTHE CLASSが書かれているのでこちらでもいいかも知れません。

2019/10/18追記

とりあえずApplePayに登録し、AppleWatch Series 5にて快適に利用できています。カード受領から少額決済を心がけていたものの、月半ばを過ぎたあたりで既に3万円以上使っているため、利用金額のトータルが5万円を超えたら一旦ストップし枠が復活するのを待つ予定。

MyJCBから「JCBカードへのご入会ありがとうございます」、といったタイトルのウェルカムメールも届いていたので、三鷹のJCB本体のクレヒスが育っていくものと思いますが、いかに・・・。

おわりに

今回は、JCBの社内ブラック脱出を狙って地銀提携JCBカードへ突撃するという作戦を実行に移してみましたが、何とか無事にカードが発行されたので、月に数万円ずつ使いながら様子を見ていきたいと思います。

限度額10万円でもいつかは限度額100万円超の優良カードに育ってくれることを祈りつつ。

今回も最後まで読み進めて下さりありがとうございました。