ゴールドカード…それは至高の輝き。
なーんて聞くと、やはり一味違うどこかオカネモチを彷彿とさせる響きに聞こえませんか?
今回はそのゴールドカードを取得するために、実際のところどれぐらいの年収や勤続年数が必要であるかを解説します。
そもそもゴールドカードってどんなカード?
世間が抱いていたゴールドカードに対するイメージ
皆さんはゴールドカードと聞いてどんなイメージを持つでしょうか。
- 金色のお金持ちがもっていそうなカード
- 限度額が高い
- 入会審査がとても厳しい
- 年会費が10,000円ぐらいかかるからムダ
- 社会人のたしなみ
一般的なゴールドカード
ゴールドカードは、クレジットカードの一種です。特別にゴールドカードというものがあるわけではなく。
おおむね一般のクレジットカードの各種サービスレベルがアップしたもの、と言えます。
以下の特徴があります。
- 一般カードと比べてワンランク上のサービスが提供される
- クレジット・分割払い・リボ払い限度額が高めに設定される
- 年会費がほぼ必ず発生する
ワンランク上のサービス
代表的なのが、空港のカードラウンジです。飛行機を待つ間、空港内をブラブラするのにも限度がありますが、ゴールドカード以上のランクのカードを持っていると無料で入れることが多いです(これも空港やカードランクに拠りますが)。一部のカードでは、世界各地の空港でラウンジが無料で使えるプライオリティパスが付帯します。
また、クレジットカードの付帯保険のサービス内容が一般カードに比べると充実しています。
クレジットカードのコールセンターの対応可能時間も一般カードが9時~17時だったりするのに比べて、遅い時間まで対応してくれたりします。
クレジット・分割払い・リボ払い限度額
一般カードに比べて明らかに高めに設定されます。
ショッピング枠では少なくても50万円以上であることが多く、大半は100万円以上であることが多いです。
券面の輝きのとおり、ひとつ上のランクのステータスカードとして位置付けられていたからです。
年会費が発生する
各種サービスを提供する対価や、恐らくステータスとしての対価でもあるのでしょうけれど、一般カードに比べると年会費が発生することが圧倒的に多いです。
- 2000円前後/年
- 5000円前後/年
- 10,000円前後/年
- 10,000~30,000円前後
ゴールドカードでも年会費の価格帯はこの4つに分かれる事が多いです。最近は一部のカードで「ゴールド」と銘打っていてもいわゆるセミゴールドやヤングプライム的なランクのカードであるが増えて来ています。真のゴールドランクカードは年会費10,000円クラスからと思って良いでしょう。
クレジットカードのランク付けとは? (2018年版)
今回はクレジットカードの「格」とでもいうべきランク付けについて紹介します。 一言にクレジットカードといっても世の中実に数 ...
ゴールドカードの入会審査
スポンサーリンク
さて、ここからはゴールドカードの審査の厳しさや、通過するのに必要な属性について解説していきます。
一昔前のゴールドカード審査
以前はゴールドカードの審査は比較的厳しく、例えば満年齢で30歳以上、年収で500万円以上といった基準が設けられており、これに達しない人はバンバンはねられていました。
最近のゴールドカード審査事情
最近では20代でも、また平均的な年収の人たち、場合によってはフリーターでも継続した収入がありそうならゴールドカードを取得できるようになってきているようです。
特に、年会費2,000円台のいわゆるセミゴールドクラスのゴールドカードが普及してからは、審査基準は明らかに緩くなってきています。リーマンショックに端を発する不景気により、クレジットカードに年会費を万単位で支払う余裕のある人が減ったことや、そもそも過去の基準で審査していたら審査を通過できない人が増えたことも理由に挙げられるでしょう。
ゴールドカード審査通過に必要な属性
結論から先に書きますが、年収、勤続年数といった属性以外にも、各クレジットカード会社で重視する様々な属性があります。
例えば、そのカード会社のクレジットカードを○年以上利用していること、年間○○万円以上利用していること、などです。
もちろん、年収や勤続年数を上げることで審査結果を好転させることも可能ですが、かなりの努力が必要であると言えるでしょう。
三井住友VISAゴールドカード
いわゆるどえらいカード年会費10,000円+税
年収400万~ が必要と言われています。
しかしながら、クラシックカード(いわゆる平カード)をしばらく使い続けて、インビテーションによるゴールドカードへの切替の場合は年収350万円程度の方でも易々と可決しています。継続した収入という属性と同時に、1年以上の利用実績を積んでいることも大きな加点要素になっています。
また、40代以上であまり年収の高くない方(恐らく400万円ボーダーギリギリぐらい)の場合、時期によって否決される事も多くあるようです。どのカードにも言えますがキャンペーン時期は審査基準がやや緩くなるようです。
JCBゴールドカード(ORIGINALシリーズ)
(通常券面) (Web申込み限定券面)年会費10,000円+税
年収400万円~ が必要と言われています。
しかし年収400万円弱でも審査に通過した方もいれば、年収500万円以上でもゴールドカード否決・普通カード可決という結果になる方もおり、JCBのクレジットカードの利用実績をかなり重視しているのが分かります。
更に、上位のJCB GOLD THE PREMIEREになると、ショッピング年間利用額が2年連続で100万円以上かつJCBゴールドカード(ORIGINALシリーズ)を利用している人から選別してインビテーションを発行するという、かなりの難関。JCBにとっての長期ロイヤルカスタマーでないと入会させないという徹底ぶりです。
ダイナースクラブカード
年会費22,000円+税
年収500万円~ が必要と言われています。
ただし多重申し込みなどには厳しめで、年収600万円以上の方でも多重申し込みが原因で落とされていると思しき方がチラホラ見受けられました。
アメックスグリーン
年会費13,200円(税込)
年収300万円~ が必要と言われています。
ただし企業内定者向けキャンペーンだと年収150万の学生でも可決実績あり。一方でフリーターの方は落とされていたりと、継続した収入が見込めることを重視しています。
年収要件のないゴールドカードも
イオンカード : 年収要件なし(0 円でも以下を満たせば可能)
1年間で100万円の決潜入会からのカード利用額が500万円以上になった場合、1年間の利用件数が120件以上で利用会計が80万円以上になった場合
ゴールドカードに年会費を払う価値はあるのか?
付帯してくる旅行保険や空港ラウンジなどのベネフィットとステータス感もさることながら、カードデスクの対応が年会費永年無料カードに比べるとかなり親身であったり、個人的な体験で恐縮ですが、クレジットカード不正利用時の迅速な対応など、こうしたところにゴールドカード以上のランクのクレジットカードの価値があるのかも知れません。
【MUFG神対応】実録!! クレジットカード不正利用未遂事件【fx-on/ゴゴジャン】
さて、今回は筆者が実際にクレジットカードの不正使用未遂にあったときの体験談をお話ししたいと思います。 事の起こりは201 ...