クレジットカードの返済滞納したら

よく誤解されているのですが、「ブラックリスト」なるものは存在していません。あるのは信用情報データベースです。そこに支払い滞納のマークが付けられ、二年間維持されます。支払い遅延マークがついている間は各種クレジットカードやローンの審査に不利に働きます。借金返済を遅延した人にお金貸したい人なんていませんしね…。

また、個人債務整理や自己破産になると、いわゆる金融事故扱いになり、「異動」と記録されます。これは最低5年間維持されます。「異動」が付いている場合、あらゆるクレジットカードの申し込みは95%以上審査を通過できないでしょう。もちろん各種ローンも通りません。

くわしくはこちらの記事を読んでみて下さい！

また、CICなどの信用情報データベースから貸し倒れの記録 (異動情報) が消えても、実際に借金を踏み倒されたクレジットカード会社側には記録が残っています。貸し倒れや返済遅延で「迷惑をかけた」場合、カード会社自体には永久に記録が残るのでその会社からのカード新規発行は難しくなります。

管理人は過去に支払い遅延でJCBを一度止められ、JCB本体が審査・発行するカードは未だに発行してもらえません…。
スマホなんて無かった頃、支払い口座にお金を入れるのを忘れたままのんびり二週間海外旅行してたら止められてましたｗｗｗ
もう許してぇ…、と言いたくもなりますが身から出た錆なので仕方ないです。

また三井住友系は関連会社間で金融事故記録の共有を行っていない様なので、例えばアイフルや三井住友銀行本体で貸し倒れを起こしても、三井住友カードを作れたという実例がある様です。

この辺はカード会社によって対応が異なります。また、クレジットカード契約者の属性にも由るところが大きいです。

知人でそこそこ属性の高い人 (30代前半・年収800万) があるとき楽天カードの支払い遅延しました。単純な支払い口座への振り込み忘れです。多忙で督促のメールを見ておらず、約一週間程度、支払いを忘れていました。しかし、彼には電話もかかって来ていません。恐らく決済額も大きく、限度額も無料カードながら最大の100万円の優良会員だったからかも。彼は今でも新規にクレジットカードを作れているので、恐らく信用情報には遅延マークは付いていないものと思われます。

その一方で、ほんの二日三日の支払い遅延で「エラコ2」と言われる、楽天カード会員サイトでカード停止を宣告されてしまう人も多々いるようです。
これも推測ですが、元々の属性が良くなかったり、リボ天井だったり、キャッシングを頻繁にしていたり、限度額も低い、楽天カード側から見て「ランクの低い」会員の方だったのでしょう。

商売なのでこういう対応になるのは仕方ないのですが、楽天カードはサブプライム層にも積極的にクレジットカードを発行する一方、支払い遅延の際の対応は非常に厳しいです。

支払い遅延による利息はサラ金並みの利率なので、絶対に支払い遅延は起こしちゃいけませんよ

通常は銀行口座引き落としになると思うのですが…。

通常、金融事故による「異動」情報は破産免責や債務整理から5年で消えると言われていますが、正しくもあり間違いでもあります。

「債権者が通知を受けてから」5年ですね。
また、「貸し倒れになったから異動情報を5年後に消して下さいね」と事前に通知がされていないと、信用情報に何年経っても残ったままになったりします。そうなると、カード会社に頼んで異動情報を消してもらわない限り、「あー、この人は過去に貸し倒れやらかしてるのね」というのが丸見えになってしまい、結局はクレジットカードの審査に通らなくなってしまいます。

この状態でカード発行されたのは知る限り楽天カードとアメリカン・エキスプレスだけです。
この二社は過去に金融事故歴があろうと現在の属性情報が良好であればクレジットカードを発行してくれることがあります。