今回は比較的作りやすいと言われているクレジットカードの中で、代表的なカードを年会費、審査難易度、付帯特典、カードデザインなどの色々な側面から比較してみたいと思います。第一回は、「マジカルクラブTカードJCB」vs 「ライフカード有料版(Ch)」でお送りしたいと思います。
- 入会審査難易度 (カード発行のしやすさ)
- クレジットカードとしての使い勝手
- 年会費、家族カード、ETCカードなどのコスト
- ポイント還元システム
- その他付帯特典
これらの角度から、発行に至りやすいと言われるこの二種のカードを比較してみたいと思います。
マジカル vs ライフカード有料版(Ch)
比較対象クレジットカードの概要
マジカルクラブTカードJCB
入会しやすいと言われているクレジットカードの大御所的存在。通販のニッセンでよりお得に使える。
かつては某大手掲示板のクレジットカード板で、最終兵器とも言われたカードです。当サイトにて収集した情報に基づく入会審査難易度★++~★★です。
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ライフカード有料版(Ch)
かつては年会費無料の通常版ライフカードの入会審査で否決された人の一部にインビテーションが送られていた、訳アリの方向けクレジットカード。
最近勢いを増している、「審査に不安のある方」向けのクレジットカードです。実に意味深な謳い文句ながら確実に会員数を伸ばしている模様です。当サイトにて収集した情報に基づく入会審査難易度★+です。
実際に「審査の通りやすさ」をここまで前面に打ち出したカードはこの有料ライフ以外これまでありませんでした。他社審査落ちの方をターゲットにしている、斬新で挑戦的なカードだと思います。
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マジカルクラブTカードJCB vs ライフ有料版(Ch)、Fight !
マジカルクラブTカードJCB | ライフカード有料版(ch) | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
国際ブランド | ||
年会費 | 永年無料 | 5,000円+税 |
家族カード | なし | 無料 |
ETCカード | なし | 無料 |
申込み資格 | 20歳以上、安定した収入(自営業の方もOK)のある方 | 日本国内にお住まいの18歳以上(但し高校生を除く)で、電話連絡が可能な方。 |
審査難易度 | ★++ | ★+ |
ポイント還元率 | 0.50% ※月3万円以上の利用で翌月1.00%還元 | 0.50% ※誕生月のみ1.50% |
ポイント有効期限 | 1年 | 5年 |
プリペイド型電子マネーチャージ | Suica 0.50%還元 Smart ICOCA 0.50%還元 | ポイント還元なし |
海外旅行保険 | なし | 自動付帯 (最高2,000万円)、家族特約✖ |
国内旅行保険 | なし | 利用付帯 (最高1,000万円)、家族特約✖ |
ショッピング保険 | 年間最高50万円 | 年間300万円 |
その他付帯特典 | なし | シートベルト傷害保険、弁護士無料相談(1時間) |
比較するなら表形式でしょ、ということでマジカルクラブTカードJCB vs ライフカード有料版の比較表を作ってみました。
カードデザイン
傾向も全く異なる二枚のカードです。個人的にはTカードのロゴがあまり好きではないので、これをでかでかと載せられてしまうのはちょっと厳しいです。実際にマジカルクラブTカードJCBを保有しているものの、ネットでの利用がメインになってしまっています。
ライフカードは鮮やかなブルーなので、デザイン面で個人的には気に入っています。
ただし好みの分かれるところではあるので、ここではドローとしておきます。
国際ブランド
マジカルクラブTカードJCBはその名の通りJCBしか選択肢がありません。それに対してライフカード有料版はMastercard限定です。
国際ブランドから見た場合、利用可能な加盟店が多いMastercardブランドを採用するライフカード有料版(Ch)に使い勝手の良さでは分があるでしょう。
年会費、家族カード、ETCカード
マジカルクラブTカードJCBは年会費永年無料です。ライフカード有料版(Ch)は年会費5,000円+消費税が毎年かかります。
年会費を見ればマジカルクラブTカードJCBが圧倒的に優勢です。
しかしマジカルクラブTカードJCBは家族カード、ETCカードいずれも発行していません。それに対してライフカード有料版は家族カードとETCカードが無料で発行・利用可能です。家族カードはともかくとして、自動車をよく使われる方でETCカードがどうしても欲しいという方にはライフカード有料版(Ch)が有力な選択肢になるでしょう。
5,000円+消費税払ってでもETCを使いたい方はライフしかありません。ETCは一度使うと手放せませんからね・・・。
入会資格、審査難易度
マジカルクラブTカードJCBは「20歳以上、安定した収入(自営業の方もOK)のある方」を対象とするクレジットカードです。ライフカードは「18歳以上、日本国内在住、電話連絡可能であること」が申込み資格となっています。
社会人の方にとっては微々たる差ではありますが、親元に住む就労していない方にとってはライフカード有料版であればご両親の属性で審査通過・カード発行に至る可能性が高いと思われます。
また、マジカルクラブTカードJCBの場合、高い属性も求められず、クレヒスのない信用情報がホワイトの方には高齢でもかなり寛容ですが、信用情報に延滞や異動などのキズのある方には厳しめです。多重申込みにも寛容ですが、流石に30枚目ぐらいだと否決されるとも言われており、過去の延滞などが信用情報に残っている方には厳しい審査となるでしょう。
入会審査の寛容さ、という面ではライフカード有料版(Ch)に分があります。
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ポイント還元率、ポイントの使い勝手の良さ
ポイント還元率は両カードとも0.50%です。
マジカルクラブTカードJCBは名前の通りTポイントによるポイントバックです。
月に3万円以上の利用で翌月の還元率が1.00% (200円でTポイント2ポイント) にアップします。また、月に2万円以上の利用でニッセンでのカード利用によるポイント還元率が5倍の2.50%になります。更に、Tポイント還元率アップのキャンペーンが年間通して行われるため、トータルでは0.50%という数字以上の還元率が期待できます。SuicaやSmart ICOCAチャージで0.50%ポイント還元があるのも見逃せません。ファミマなどのコンビニで貯まるTポイントと合算できるのも強みです。
ライフカード有料版は通常版と同じくLIFEサンクスプレゼントのポイントが貯まります (1ポイント/1,000円) 。
通常還元率は0.50%ですが、初年度は0.75%還元です。また、会員の誕生月には3倍の1.50%還元となり、リクルートカードの1.20%を超える還元率になります。また、年間利用額が50万円以上で300ポイント (30万円決済分) がプレゼントされるほか、年間50万円利用で翌年0.75%、年間100万円利用で翌年0.90%、年間200万円利用で翌年1.00%の還元率にアップするステージ制が採用されています。また、ライフカード会員専用のショッピングモール、L-Mall (エルモール) を経由するオンラインショッピングでポイント還元2倍 ~ 最大25倍に跳ね上がります。楽天市場、Yahoo!ショッピング、Qoo10などの大手ショッピングサイトや、イトーヨーカドーネットスーパー、東急ハンズネットストアなどなどかなりの数のオンラインショッピングや各種サービスに対応しています。
マジカルは月単位の利用額で還元率が上がりますが、ライフ有料版は年単位というのがネックになります。また、Tポイントは街中で1ポイント単位で使えますが、LIFEサンクスプレゼントは100ポイント(最低10万円利用)からの利用になるのも使い勝手の面でマジカルクラブTカードJCBが一歩リードする点です。
街中の加盟店でショッピングする際のポイント還元率ではマジカルクラブTカードJCBに分があると言って良いでしょう。しかしながら、オンラインショッピングやサービス利用での還元率ではライフカードに分があります。
しかしLIFEサンクスプレゼントはdポイント、楽天スーパーポイント、au WALLETなどの共通ポイントへ交換可能なほか、各種家電や食品などのプレゼント、さらに2,200ポイント = 10,000円のレート (1ポイント = 4.55円) でキャッシュバックに対応しています。現在開催中のキャンペーンでは2,100ポイント = 10,000円 (1ポイント=4.76円) の優遇レートが適用されます。
ポイント有効期限もTポイントは1年であるのに対して、LIFEサンクスプレゼントは最長5年とかなり長いため、じっくりポイントを貯めて好きな景品や共通ポイントをもらいたい方に向いています。
コンタクトレス決済への対応状況はライフカードが上!
ライフカードはカード本体にiDが付帯する上、Apple PayとGoogle Pay両対応です。コンビニやファストフード、カフェなどコンタクトレス決済可能なお店も増え続けており、利便性の面ではライフカードに軍配が上がるでしょう。
その他付帯特典
マジカルクラブTカードJCBは年会費無料カードなだけあり、年間最高50万円のショッピング保険は付帯するものの、海外・国内旅行保険は一切付帯しません。
ライフカード有料版(Ch)は年間最高300万円のショッピング保険、海外旅行保険(最高2,000万円、疾病・障害補償200万円)が自動付帯するほか、利用付帯ながらも国内旅行保険(最高1,000万円)もあり、さらにシートベルト保険(最高300万円)や弁護士無料相談サービス(1時間)も付帯します。
付帯特典の充実度愛は間違いなくライフカード有料版(Ch)が上回ります。空港ラウンジこそ利用できませんが、各種保険の充実度は並の格安ゴールドカードを超えるレベルです。
おすすめはどちら?
年会費がとにかく安い方を選ぶならマジカルクラブTカードになります。
しかしカードの使い勝手やETCカードを求める方はライフカード有料版をおススメします。一枚だけ持つ場合ならJCBよりMastercardの方が色々な場所で使えます。
また、いざという時の補償を求める方にもライフカード有料版(Ch)がおススメになります。
審査面で言えば、いずれのカードもクレヒスのない方にも優しめではありますが、5年以内の異動(強制解約や金融事故)や2年以内の支払い延滞が信用情報に載っている可能性のある、審査に不安のある方にもライフカード有料版(Ch)がおススメとなります。
そういった補償や、iD、ETCカード等の利便性を捨てても年会費の安さに拘る方ならマジカル一択です。
審査に不安のある方向け
- 年会費5,000円+税 (ゴールド、ノワール(黒)は年会費10,000円+税)
- お誕生月はポイント3倍 & 海外・国内旅行保険自動付帯
- 電子マネー「iD」付帯 & ETCカード無料発行!
- ライフカード独自の審査基準による寛容な審査だから大丈夫!
- 他社カードの審査に通らない >> OK!
- クレジットカードをずっと作らずに来てしまった >> OK!
- 過去に延滞をしてしまい審査が不安 >> OK!
カード受取時に初年度年会費 (税込5,500円、ゴールド、ノワール(黒)は税込11,000円) を代引き (現金) で支払う必要があります。支払わない限りクレジットカードを受け取れないためご注意下さい!
審査が不安なら試す価値アリ
- 年会費永年無料
- 基本還元率0.50% (200円/Tポイント1ポイント還元)
- 月に30,000円以上の利用でTポイント2倍
- 審査はかなり寛容と言われている
おわりに
今回は数あるクレジットカードの中から、特に審査が寛容で緩いと言われている二枚をチョイスして比較してみました。一長一短がありますが、どちらのカードもクレジットカード審査に通らずに困っている方には救いの手を差し伸べてくれるかもしれません。もう少しこういったカードが増えてくれるといいなと思います。
今回も最後まで読み進めて下さりありがとうございました。