今回は、「審査に不安な方でも通る」として密かな人気を集めている「ライフカード有料版(Ch)」と、昔からのリーサルウェポンと言われてきており根強い支持を集める「ACマスターカード」、通称アコマス。どちらも知る人ぞ知るクレジットカードです。
今回はこの二つの特殊なクレジットカードについて、様々な観点から比較してみたいと思います。
それぞれのカードの詳細については以下の記事をご参照ください。
ライフカード有料版(Ch)の説明書2019年版~審査が不安な方はコチラを~
ライフカードには二種類あります。年会費無料の「ライフカード」、もうひとつが年会費有料(5,000円+税)の「ライフカード ...
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ライフカード(Ch) vs ACマスターカード、ファイッ!!
さっそく、色々な角度からライフカード(Ch)とACマスタ―カード(アコマス)を比較するべく、以下の比較表を作成しました。それぞれの項目について、詳細を比較してみましょう。
ライフカード(Ch) | ACマスターカード | |
券面 | ||
発行カード会社 | ライフカード | アコム |
審査の傾向 | 外資カード会社寄り | 国内カード会社寄り |
申込み資格 | 18才~ | 20才~69才 要支払い能力 |
年会費 | 5,000円 (+消費税) | 無料 |
国際ブランド | ||
最短発行 | 審査 : 数営業日 発行 : 1週間程度 | 最短即日発行 |
ショッピング枠 | 10万円~30万円 | 10万円~300万円 |
キャッシング枠 | なし | 10万円~ |
支払い方法 | 一括・分割・リボ | リボのみ |
家族カード | 無料発行 | なし |
ETCカード | 無料発行 | なし |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50% | 0.25%キャッシュバック |
ポイント有効期限 | 最長5年 | なし |
海外旅行・国内旅行保険 | あり | なし |
ショッピング保険 | あり | なし |
カード盗難保険 | あり | あり |
付帯電子マネー | なし | |
Apple Pay対応 | なし |
年会費
ライフカードchは年会費5,000円+消費税、対するACマスターカードは年会費無料です。この点では間違いなくACマスターカードの勝ちなのですが、クレジットカードとしての基本的な付帯特典がかなり制限されていることを考えると年会費無料であって欲しいところか・・・
最短発行期間
ライフカードchは手動審査ということもあり、どうやっても発行まで一週間強を要することが多いです。それに対してACマスターカードは泣く子も黙るリアル即日発行。この点はACマスターカードの勝ちです。
「街中の自動契約機で即発行」に叶う発行速度はまずありません。何が何でも即日クレジットカードが必要な方はACマスターカードです。
審査の難易度
気になる人が多いかも知れない項目ですね。
スコアを付ける場合いずれも★+という難易度ですが、ライフカード有料版(Ch)が比較的アメックスなどの外資系カード会社の審査に近い傾向があるのに対して、ACマスターカードは色々と身分証、保険証や果ては源泉徴収票のコピーまで提示を求められる場合があり、審査のプロセスはかなり異なります。
ACマスターカードはJICC (キャッシング・ローンでは必ず参照) にブラック情報があると審査に特に不利に働くと言われています。また、CIC異動情報も完済の場合はスルーされたりもする様ですが、進行形の異動情報には厳しめな様です。支払い能力としては年収100万円以上であれば申込み可能であるため、属性への要求は相当に緩いと思って良いでしょう。利用枠も支払い能力に問題なしと判断された場合は属性に比して多めの枠をくれる場合があります。
ライフカード有料版(Ch)は支払い能力重視で信用情報のブラック情報には比較的寛容な傾向があります。現在の支払い能力に問題がなければCIC異動情報で進行形のもの (任意整理の支払い中など) があっても審査に通過している事例もあります。在籍確認は行われるものの、ACマスターカードと異なり細々とした本人確認書類や源泉徴収などの収入証明書類の提示は求められません。また、最大でも利用枠30万円までと、割賦販売法の「温情発行」枠内のみの発行となります。
注意事項
お約束ですが、あくまでそれぞれのカードの審査の傾向に関する情報であって、必ず通るという保証はできませんのでご了承下さい。会員獲得の都合など様々な事象で審査難易度は都度変動するものとご理解ください。
ショッピング枠・キャッシング枠
- ライフカードch … S枠10~30万 / R枠0~30万 / C枠なし
- ACマスターカード … S枠10~300万 / R枠 同 / C枠 10万~ (S枠と合わせてmax800万まで)
利用枠の多さやキャッシング機能の有無についてはACマスターカードが遥かに上です。しかし、ACマスターカードはリボ払い専用カードなので計画的な返済をおススメします。
クレジットカードとしての付帯機能比較
やはりクレジットカードの付帯機能を求めるのであれば、ライフカード有料版(Ch)に一日の長があります。
ライフカードch … クレジットカード (ショッピング専用)
ACマスターカード … ローンカードにクレジット機能が付帯
以下の比較を読んでいただければより理解できますが、ライフカードchと異なりACマスターカードはクレジットカードとしての機能性には少々乏しいです。その分キャッシング機能は強烈です。
家族カード・ETCカード
ライフカードchであればどちらも無料発行可能ですが、ACマスターカードは対応していません。お金を払っても発行できません。
クルマが日常的に必要な方やお仕事で使われている方は、ETCカードの利便性を考えると、年会費を5,000円(+消費税)払ってでもライフカードchを申し込むべきです。
クレジットカードと紐づかないETCカードを個人で作ることは不可能ではないにせよ、割高なデポジットを入れておく必要もあるため、かなり不便です。法人であれば法人用ETC専用カードがあるので、ACマスターカードと組み合わせて使うことが可能です。
海外・国内旅行保険、ショッピング保険、カード紛失・盗難保障
ライフカードchであれば、海外旅行保険は自動付帯でバッチリ対応、国内旅行保険も利用付帯ながら最低限の補償が付帯しています。ショッピング保険も最高300万円までの補償が付いています。
ACマスターカードはこれらの保険が一切付帯しません。
カード紛失・盗難保障についてはライフカードch、ACマスターカードいずれも60日前まで遡って不正利用時の補償対応が付帯します。
電子マネー対応
ライフカードchにはポストペイド型電子マネー「iD (アイディー)」が付帯します。Apple PayにもGoogle Payにも対応していますので、最近のスマホをお持ちの方でしたらモバイル決済でのお買物も楽しめます。
一方、ACマスターカードはこれらの機能にも対応していません。キャッシュレスどころかキャッシュを借りてもらうためのカードという性格が強いので仕方ないです。
コンビニでiPhoneを出してサッとお会計を済ませてみたい方はライフカードchを作るべきでしょう。
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まとめ
どんな人が「ライフカード有料版(Ch)」、「ACマスターカード」に向いているかをまとめとして記載します。
ライフカード有料版(ch)向きの人
- 年会費を少し払っても「クレジットカード」が欲しい
- 信用情報に異動が多少あっても、現在の支払い能力に問題なし
- キャッシング機能は不要
- 一括払いで返済することに抵抗がない
- 電子マネー「iD」やApple Payも使いたい
ACマスターカード向きの人
- 絶対に年会費を払いたくない
- 収入や勤務先などの属性に自信がないが、信用情報が比較的きれい
- キャッシング機能が必要
- 計画的に繰り上げ返済できる
- 電子マネーや旅行保険などが要らない
おわりに
今回は様々な角度から「ライフカード有料版(Ch)」と「ACマスターカード」の二枚のカードを比較しました。どちらのカードにも一長一短あるため、用途を考えてどちらを申し込むか決めましょう。
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今回も最後まで読み進めて下さりありがとうございました。