未だに年会費無料ながら1.2%の高還元率を誇る リクルートカード 。nanacoだろうがEdyだろうがバッチリです。2017年1月から国際ブランドの選択肢にMastercardも追加されますます使いやすくなりました。以下の記事にも書きましたが、楽天カードに続きYahoo! JAPANカードまでもがついにnanacoにクレジットチャージした際のポイント還元率を0.5%に下げてきました(Yahoo!の場合、これまでJCBブランドのカードのみに付与されていたクレジットポイントを、VISAとMastercardにも付与する様になったので一概に改悪とは言えませんが)。そんな中、 リクルートカード は我が道を突き進み年会費無料カードにおける高還元率カードの代表格になってしまいそうです。
Yahoo! JAPANカードによるnanacoチャージ還元率改悪 (1.0%→0.5%)。2018年2月28日15時より
少し前のニュースになりますが、ついにYahoo! JAPANカードまでもnanacoへのクレジットカードチャージによるポ ...
1.2%!リクルートカードは年会費無料カード中最強の還元率
「リクルートカード」、元々はリクルート(広告・出版・情報サービスで有名なアレ)と三菱UFJニコス、JCBがそれぞれ提携して発行されているカードです。
- 三菱UFJニコス発行分 = VISA, Mastercardブランドが選べる
- JCB発行分 = JCBブランドのみ
年会費無料かつ還元率1.2%の高還元クレジットカードで、リクルートカードで決済すると100円につき1.2ポイントのリクルートポイントが貯まります。リクルートポイントは、「Ponta Web」に登録することで、1ポイント単位で「Pontaポイント」への等価交換が可能です。交換は即日行われます。
電子マネーチャージでもリクルートカードの還元率は1.2%!
このカードが注目され続ける理由は、プリペイド型の電子マネーチャージでも1.2%ポイントが貯まるという点に尽きます。
- モバイルSuica (Visa, Mastercard, JCB共通)
- nanaco (同上)
- ICOCA (Visa, Mastercardのみ)
- 楽天Edy (同上)
主要な電子マネーを制覇可能です。これだけ見るとVISAかMastercardブランドでの発行が可能な、三菱UFJニコスのリクルートカードがお得な様にも見えますが、既にリクルートカードJCBを持っている方でも三菱UFJニコス発行のリクルートカードを発行してもらうことが可能です(それぞれ審査は別に行われますが)。そのため、リクルートカードだけで常時1.2%還元を達成できてしまい、「Ponta縛り」という点を除けば非の打ちどころのないカードと言えるでしょう。
リクルートカード
・nanaco、suica、楽天Edy、Smart ICOCAチャージも1.2%還元!(※.1、※.2)
・還元されたポイントはPontaポイントへ等価交換可能
※.1 … 利用額30,000円/月まで
※.2 … JCBブランドの場合はnanaco(ナナコ)、モバイルSuicaのみ
年会費 | ポイント還元 マイル換算 | 審査難易度 | 国際ブランド |
永年無料 | 1.2%~13% JAL1.2マイル(200円) | ★★++(MUFG) ★★★(JCB) | |
最短発行 | 利用限度額 | サービス充実度 | お得度 |
~2週間 | 10万~100万円 (学生10万円) | ★★++ | ★★★★++ |
リクルートカードで電子マネーチャージしよう
電子マネーのクレジットチャージがなぜお得なのか
繰り返しになりますが、プリペイド型の電子マネーをクレジットカードでチャージするのはお得なことが多いです。
- 電子マネーチャージをクレジットカードで支払う … クレジットカードポイントget
- 電子マネーで買い物をする … 電子マネーのポイントバックget
こうした理由で、電子マネーにはクレジットカードでしかチャージしない!という方が一定数いるわけです。電子マネーのみだと0.5%~1.0%の還元率ですが、リクルートカードでチャージすれば1.2%追加でリクルートポイントで還元されるため、実質還元率が1.7%~2.2%になります。リクルートカードを使わない手はないというわけです。
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補足事項 ~電子マネーの種類と還元率~
nanacoとかEdyとかiDとか色々出てきて分かりにくいんだよ!という方(筆者含む)のために、各種電子マネーの情報をまとめておきます。
プリペイド型
事前に現金やクレジットカードからお金をチャージしておく必要あり。いずれも各種コンビニややドラッグストア等の加盟店で1ポイント1円で利用可能です。最近はいずれもオートチャージに対応し、加盟店も増えて来たこともあり、だんだん横並びになって来ている感が強い。
- nanaco … 還元率1.0%、セブン&アイHD発祥という事もあり、セブンイレブンやイトーヨーカドーでの利用で特にメリット大。
- Waon … 還元率0.5%、イオン発祥。系列のイオンモールやミニストップでの利用でメリット大。
- Suica … 還元率0.5%、言わずと知れたJRによる電子マネー。鉄道系電子マネー各社が相互乗り入れしている。駅中やアトレで強い。
- 楽天Edy … 還元率0.5%、楽天発祥。ファミリーマートやマツキヨでの利用が特にお得。新規開拓の勢いが強い。
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ポストペイ型
いずれも紐付けしたクレジットカードに後から請求が届くという支払い形態。
- iD … NTT docomoと三井住友によるポストペイ型電子マネー。三井住友カード系列に付帯される事が多い (Oricoの様な両対応の例外もあり)。
- QUICPAY … JCBが開発したポストペイ型電子マネー。国内ではiDと並んで二強。JCB、クレディセゾン、楽天カード、三菱UFJニコス系列カードに付帯される事が多い。
リクルートカードのポイント ≒ Pontaポイント (?)
2015年11月24日、リクルートIDとPonta IDの連携により、複雑化してしまったこの二つのポイント。
- リクルートカードで貯めたポイントは「あくまでリクルートポイント」である
- リクルート系サービス(じゃらん等)で貯めたポイントはPontaポイント
- リクルートポイントとPontaポイントは1:1で相互に等価交換可能
- リクルートポイントからPontaポイントへは、1ポイント単位で交換可能
敢えて原則を書いてみるとこうなるでしょうか。
ともあれ、LAWSONをはじめとする非常に多くの加盟店を抱える共通ポイントへの交換が可能になり、1ポイントも余さず交換可能になったことで、リクルートカードの価値そのものが劇的に向上したと言って良い事件でした。
リクルートカードの審査難易度
リクルートカードには二つの発行元があります。それぞれ少しだけ審査が異なります。とは言え銀行系のステータスカードと異なりあくまで年会費無料の流通系カードなので、クレヒスがきれいな方であればまず審査には通過します。
- VISA, Mastercardブランドのリクルートカード … 三菱UFJニコス発行。審査はやや緩め。★★~★★+
- JCBブランドのリクルートカード … JCB発行。リクルートカード基準でJCBが審査をするとは言え、JCB審査なのでやや厳しめ。★★+~★★★
※ いずれも新規会員として審査を受ける場合、多重申込みには厳しめのクレジットカード会社であるため、直近半年間に6枚以上のクレジットカードを申し込んでいる方は最大半年ほど間を開けて申し込む方が審査通過率は上がると考えられます。
リクルートカード詳細スペック
リクルートカード
1.2%の高還元率!年会費無料!リクルート系サービス(じゃらん等)のサービスで更に還元率アップ。JALマイラーのサブカードとしても優秀な一枚。Apple Payにも対応。
審査難易度 | ★★+~★★★ |
お得度 | ★★★★★ |
付帯サービス | ★★ |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.20%~13.00% |
国際ブランド | V/M/J |
メリット | ・年会費永年無料 ・ポイントは実質無期限! ・いつでも1.2%の高還元率。ETCやEdyでもポイント付与。 ・Suica, nanaco, 楽天Edy, Smart ICOCAチャージでも1.2%還元(※.1、※.2) ・リクルートポイントはPontaポイントへ即時交換可能 ※.1 … ’18年4月16日以降、利用額30,000円/月まで ※.2 … JCBブランドの場合はnanaco(ナナコ)、モバイルSuicaのみ |
デメリット | ・付帯保険がやや弱い |
電子マネーチャージの王者になってしまうか
改めてプリペイド型電子マネーのクレジットカードチャージによる還元率を見てみると…リクルートカードがかなり強い。というか、プリペイド型電子マネーを頻繁に使うなら持っていないと損であると言えるレベルまで他社の還元率が下がっているというのが現状です。
- nanaco … リクルートカード1.2%、他社0%~0.5%
- 楽天Edy … リクルートカード1.2%、他社0%~0.5%
- WAON … イオンカード系列のみ1.0%還元、他社は0%。唯一の例外が JALカード (JMB WAONカード限定でマイル還元ですが1.0%還元)。
- Suica … ビックカメラSuicaカードなどビューカード系で1.5%、リクルートカードで1.2%、他社は0.5%~1.0%
nanacoや楽天Edyならこれで決まり。カードを増やしたくない方はSuicaも1.2%還元となるがこれで何とかなる。
WAONをよく使う方はこれ以外でチャージできないので必然的にイオンカードに。
Suicaチャージメインの方はコレ。ダントツの1.5%還元。
おわりに
各種電子マネーへのクレジットチャージポイント還元率をチェックしても、リクルートカードがいかにポイント還元に優れているか、ということが改めて分かると思います。
今回は、還元率1.2%のリクルートカードのお話でした。