アメックス・ゴールドからも金属製のメタル・カード発行！これは欲しい。

2018年10月8日

アメックス・ゴールドでも金属製クレジットカード、いわゆるメタル・カードが導入されることになりました！10/4付でBusiness Wireなどで紹介され、米アメックス公式サイトでも掲載されています。先日の日本国内でのプラチナ・カード向けメタル・カード発行という興奮も冷めやらぬままのビッグニュース第二弾です。今のところ米国本社発行のカードのみという事ですが、非常に気になるニュースです。やはり普段使いのクレジットカードならカッコ良ければそれだけ使っているだけで満足度があがるものですから。

今回はアメリカ国内で発行が決定された、アメックス・ゴールドのメタル・カードと、それに伴う年会費の上昇や付帯特典 (ベネフィット) の向上についての解説をしたいと思います。

アメックス・ゴールドのメタル・カード

ゴールド・カードと限定カラーのローズゴールドも

ゴールド・カード通常カラー
限定カラー、ローズゴールド

プラチナ・カードのメタル・カード日本国内発行というニュースの余韻も残ったまま、アメックスのお膝元、米国でゴールド・カードのメタル・カード対応です。しかも今回は通常のゴールド・カード券面以外に限定カラーのローズゴールドも登場しました。女性会員に人気が出るかも知れませんね。

※ 米アメックス公式サイトによると、限定カラーのローズゴールドカードは2019年1月9日までというかなり限られた期間のみ申込み可能だそうです。「限定モノ」は海の向こうでも強い。

アメックス・ゴールド版メタル・カードの仕様はプラチナ・カードと似たようなものと思ってよさそうです。

カード番号は裏面に移動
コンタクトレス決済対応
カード材質は特に言及されていない

日本国内でプラチナ・カード向けに発表されたメタル・カードと同様に、クレジットカード番号は裏面に移動されます。これによってアメックスのシンボルでもある百人隊長 (センチュリオン) がはっきり見えるようになりました。これまではカード番号の刻印が百人隊長の顔の上にガッツリ入ってしまっていたので、アメックスのカードデザインファンとしてこれはGJしておきたいところ。

メタル・カードの中央右側の電波マークから、コンタクトレス決済に対応していることもうかがえます。

カード材質について特に言及されていないようですが、プラチナ・カードと同じであればステンレススチール製の15gカードになるのではないかと推測されます。コイン2枚分ぐらい財布が重くなるかもしれませんが、メタル・カードのカッコよさを手に入れるためなら気にもならない方が大多数・・・だと思います！

日本国内で発行されるとしたら日本向けデザインになるのか？

プラチナ・カード (日本国内向け)
ゴールド・カード (米国向け)

プラチナ・カード向けのものとゴールド・カード向けのメタル・カードを並べてみてはっきり異なる点は、プラチナにはコンタクトレス決済対応を示す電波マークが入っていないのと、ゴールドのICチップがひと世代前の大型のものであることぐらいでしょうか。ただし左は日本国内向けプラチナ・カード用、右は米国向けゴールド・カード用のメタルカードなので、デザイン面でも「AMERICAN EXPRESS」文字のフォントやカードフレームデザインがやや異なっています。日本国内向けのゴールド・カードのデザインはプラチナ・カードを踏襲して日本向けのデザインで統一してくるんじゃないでしょうか。

左から、日本国内向けゴールド・カード、米国向けゴールド(メタル)・カード、米国向けゴールド(メタル、ローズゴールド)・カードです。左のものだけがカード外周部やフォントデザインが異なるのが分かると思います。そして日本国内発行が先日発表されたプラチナ・カードですが、左の日本デザインゴールド・カードに酷似しています。この前例から、日本国内向けのゴールド・カード向けメタル・カードもこのデザインになるんじゃないかと推測しております。

メタル・カード発行に伴う米アメックスのゴールド・カード付帯特典の変化と会員費上昇

メタル・カードをゴールド向けに発行するという発表に伴い、年会費の値上げとベネフィットの充実も同時に発表されました。ベネフィットをざっくりまとめてみると以下のとおりです。

年会費 195 USドル → 250 USドル
アメリカ国内のレストランでのカード利用のポイント還元率が4倍 (通常2倍=1ドルあたり2ポイント)
アメリカ国内のスーパーマーケットでのカード利用分のポイント還元率が4倍 (通常2倍=1ドルあたり2ポイント)、年間25,000ドルまで
年間最大120 USドルのレストランで利用可能なクレジット
年間最大100 USドルのエアラインで利用可能なクレジット

契約社会のアメリカだけあって、上記のベネフィットについても会員規約にかなり細かくルール書かれていました。日本円で6,200円程度の年会費値上げになりますが、ベネフィットを使いこなせる人(それぞれの特典を受けるためにある程度まとまった額決済できる人)であれば十分に黒字に持っていける内容であると思われます。

日本国内でのゴールド・カード向けメタル・カード発行の可能性は高いと思われます。

実はプラチナ・カード用のメタル・カード発行を海外で行うのは日本が二番目です。アメリカ本国、オーストラリアに続いてのメタル・カード発行であり、かなり意識されているというか優先度高めで処理されている様に見受けられます。

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その原因の一つとしては、金属製カードで日本市場に殴り込みをかけてきたLUXURY CARDの存在が挙げられるでしょう。

年会費50,000円、100,000円、200,000円のラインナップで、これまでアメックス・センチュリオンの独壇場であった金属製カードというアピールポイントを引っ提げて2016年に登場しました。そしてこともあろうにアメックス・センチュリオンの入会条件がきつ過ぎて攻めあぐねていた層を、ブラックカードであるGOLD CARDの客層として取り込み始めました。まだまだ日本国内ではメジャーとは言い難いところのあるLUXURY CARDですが、芽を摘んでおこうという意図があるのかも知れません。

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LUXURY CARDへの対抗、日本市場の拡大という意図があるならば、アメックス・ゴールド向けのメタル・カードも遠くない将来に日本国内で発行されるとみて良いかと思います。特に、メンバーシップ・リワード・プラスの内容を充実させてきたことで、他のポイント高還元カードも潰しにかかってきた感すらあるアメックス。他社ゴールドカード、プラチナカードの客層を取り込むために打ってくる次の一手が年会費3万円～5万円台プラチナカードホルダー狙いの「メタル・カード」発行であってもおかしくはありません。

米アメックスのゴールド・カード会員は即日メタル・カードへの切替え申込みが可能になったようです。今でこそアメックスはSPGアメックスにまとめてしまったワタクシですが、正直なところメタル・カード発行に備えてアメックス・ゴールドに再入会するかかなり心が揺れております・・・！

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だってメタル・カード欲しいじゃないですか。メタルですよメタル、漢の浪漫ですよ。年会費13万+消費税のプラチナカードならまだ諦めもつきますが、年会費3万強のゴールドなら・・・ッ！と思ってしまうと心が揺れまくります。配偶者は呆れた目で私を見ていましたが、んなこたどうでもいい。

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