ヨドバシカメラが「ゴールドポイントカード・プラス」会員限定で最大20%というポイント還元キャンペーンを開始しています。
ヨドバシカメラでのお買物で、最大20%ポイントを還元してもらえる「ゴールドポイントカード・プラスでキャッシュレス決済キャンペーン」は2019年6月15日(土) ~ 6月30日 (日) までの16日間とごく短い期間ですが、既に大盛況で昨日ヨドバシアキバに買い物に行った際にはサービスカウンターに仮カードを受け取るための大行列ができているほど。
今回はそんな、「ゴールドポイントカード・プラスでキャッシュレス決済キャンペーン」の詳細と注意事項について解説します。
ゴールドポイントカード・プラスはヨドバシカメラ謹製クレジットカード
ゴールドポイントカード・プラスの概要
まず20%還元をもらおうにも、ゴールドポイントカード・プラスがないと始まりません。
ゴールドポイントカード・プラスはヨドバシカメラの関連会社、「ゴールドポイントマーケティング」が発行するクレジットカードです。その名のとおり、ヨドバシカメラで購入した品物への補償が付いたり、お得な特別販売があったりとヨドバシカメラでのお買物に特化したクレジットカードであると言って良いでしょう。
- 年会費無料
- VISAブランド限定
- ポイント還元率1.00% (ヨドバシゴールドポイントによる還元)
- ヨドバシカメラでの購入品に破損・盗難・水没補償付帯
- 会員限定の特別販売アリ
- ポイントを10万ポイントまで補償
気になる審査レベルですが、年金暮らしの親戚も普通に発行出来ていたので★★++ ~ ★★★といったところでしょうか。全体から見た相対的な難易度としては平均レベル弱と推測しています。
「ヨドバシカメラでのお買物で」11%還元
11%還元を謳っていますが、ヨドバシカメラでのお買い物の際にポイントカードである「ゴールドポイントカード」を提示すると支払額の10%分のゴールドポイントが貯まります。11%の内訳は、10%の通常還元 (誰でも受けられる) + 1%のクレジット決済による還元、となります。実質は1%還元カードです。
ライバルはビックカメラSuicaカード?
家電量販店の雄として、ライバルのクレジットカードは ビックカメラSuicaカード と思われるかもしれませんが、ビックカメラSuicaカードと異なりメジャーなカード会社との提携でもなければSuicaやPASMOなどの交通系ICカード機能も搭載していません。
また、ゴールドポイントもJALマイルやSuicaへ交換可能なビックポイントサービスと異なり他のポイントプログラムへの移行は一切受け付けていません (2019年6月17日現在)。
ヨドバシカメラのヘビーユーザーの方には年会費もかからずお得でおススメのカードですが、クレジットカードとSuicaをまとめたり、JALマイル・Suica・J-WEST・JRキューポなどへのポイント移行を考えている方には ビックカメラSuicaカード の方が使い勝手が良いと思われます。
ゴールドポイントカード・プラスでキャッシュレス決済キャンペーンは本当に20%お得なのか?
キャンペーンの概要
- キャンペーン期間 : 2019年6月15日 (土) ~ 6月30日 (日)
- キャンペーンポイント上限 : 30,000ポイント
- キャンペーンポイント還元率 : 9.00%
- キャンペーンポイント付与 : 2019年8月末を予定
実はキャンペーンによる上乗せは9%です。10%上乗せではありません。合計20%になるから確かに合ってますけど、何だか・・・。
また、キャンペーンポイントもクレジット決済のみが付与対象なので、支払いの際にはポイントを充当しないようにしましょう。
キャンペーンポイント付与条件
これがなかなか曲者。
今回ゴールドポイントカード・プラスを新規申し込みする場合
オンラインでゴールドポイントカード・プラスを申込み、審査通過の方は仮カードを発行してもらう必要があります。
本カード発行まで10日前後要するため、キャンペーンに人が殺到するとより日数がかかることが予測され、キャンペーン期間が終了する前に本カードを受け取れない可能性があるからです。
仮カードは全国のヨドバシカメラ店舗でのみ利用可能なハウスカード扱いです。ヨドバシ・ドット・コムでは利用不可能ですのでご注意を。
仮カードは、ゴールドポイントカード・プラス申込み日を含めて7暦日以内に実店舗へ受け取りに行く必要があります。
既にゴールドポイントカード・プラスを持っている場合
利用明細webチェックに加えて、VISA認証サービス (3Dセキュア) を登録済みである必要があります。利用明細webチェックは殆どの人が登録済みと思いますが、意外とVISA認証サービスの登録を行っていない人も多いかと思いますので、これを機に登録されることをおススメします。
- 出典 : ゴールドポイントカード・プラス公式サイト
VISA認証サービスの登録をしないでキャンペーン中にヨドバシカメラで買い物してもキャンペーンポイントは付与されませんのでご注意を!
※ VISA認証サービスについて知りたい方は以下のページを読んでみて下さいね。
[クレジットカード基礎知識] 3Dセキュアとは?あなたのクレジットカードを不正利用から守る鉄壁過ぎる仕組み!
「3Dセキュア」とはオンラインショッピング等、インターネット上の決済を安全に使うための強固な本人認証サービスです。今回は ...
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従来の10%ポイント還元について
大々的に20%還元と言われていますが、実際10%のポイント還元は誰でももらえるものです。それに10%もポイントを還元できること自体が、そもそもポイント還元分を小売価格に上乗せした状態で売っているという事を如実に示している、という結論にならざるを得ませんよね。
消費者向け店頭価格 (ポイント上乗せ後の価格) をXとする場合、以下の式が成り立ちます。一応、ポイント除外後の価格は多くの場合かなり競争力のある値付けなので、文句を言うつもりがあって書いているわけではないですよ、と一言ことわりを入れておきます (笑)。
- X = 消費者向け店頭価格
- X - 0.10X = 0.90X = 本来の小売価格
X ÷ 0.90X = 1.1111… となるため、従来の価格に最大11.11%の上乗せを行いポイント還元の原資としているという事に。
つまり、真の小売価格に11.11%上乗せされた価格で現金またはクレジットカードで決済することで、ヨドバシカメラ限定で決済可能なポイントで戻してもらっている、ということになります。こう考えるとあまりお得じゃない様な気がしなくもないです。というより、ポイントをもらい忘れたら一方的に消費者が損をする展開にッ・・・!
ポイントは負債扱いになるはなるのですが、現金と異なり引当金をポイント残高総額の5%程度しか用意しなくて良いため、小売店にとって色々と都合が良いのです。
20%還元の場合、どれぐらいお得になるのか?
- X = 消費者向け店頭価格
- X - 0.10X = 0.90X = 本来の小売価格
従来の10%還元ではこうなるわけですが、20%還元の場合は以下の式になります。ゴールドカードポイント・プラスであれば、どこで決済しても1.00%分のゴールドポイントはもらえるので、この1.00%はカウントから除外するべき要因です。
- X = 消費者向け店頭価格
- X - 0.19X = 0.81X = 今回の実質小売価格
0.81X ÷ 0.90X = 0.90 ということで実質小売価格が10%引きになったとも考えられます。考え方次第ではかなりお得なキャンペーンであると言えますね。
また、キャンペーンポイント付与上限が30,000ポイントなので、
30,000 ÷ 0.09 (9%) = 333,333.33
となり、33万3334円以上ヨドバシカメラで買い物しないとポイント付与上限に到達しないということになります。流石に2週間で33万円以上買い物しろと言われるとしびれちゃいますね。
逆に言えばそれだけ太っ腹なキャンペーンであるとも言えますね。
おわりに
今回は、ヨドバシカメラの擁する、ゴールドポイントカード・プラスによる最大20%ポイント還元キャンペーンについての詳細と注意事項の解説でした。
皆様のクレジットカードライフに幸あれ!