アメックスプラチナがついに自己申し込み可能となりました!これまで申込みにはインビテーション (招待状) や既存会員からの紹介が必要でしたが、これらがなくても自分でアメックスのwebからの申込が可能になっています。
昨年10月はじめにアメックスプラチナのメタルカード発行 (10月15日申込み開始) のニュースが流れた際には、「これからはインビや紹介も不要」などといった憶測が流れていましたが憶測にすぎず結局のところはインビか紹介が必要でしたが・・・、今回はガチです。
ついに自己申し込み解禁のアメックスプラチナ
申込み画面はいつものやつ
本日、2019年4月8日(月)より本当にアメックスプラチナが自己申し込み可能なのか、さっそく確認してみました。
上記画面の「お申し込みはこちら」ボタンをクリックしてみると・・・
アメックス既存会員の方なら見覚えのあるレイアウトの申込み画面へと遷移しました。画面右上の「ログイン」ボタンがあることから、私がアメックス会員サイトへログインせずに上記画面へたどり着いていることが分かると思います。
本当にインビテーションなしで自己申し込みが可能になっています。
アメックスプラチナの年会費や付帯特典、家族カードに関する制限やポイント還元については以下の記事で詳しく触れていますので、興味のある方は是非読んでみて下さい。
アメックス・プラチナ、ついに日本国内でも金属製の「メタル・カード」発行!突撃も可能に!?
ついにアメックスから、日本国内でのメタル製カードの発行が正式に表明されました!2018年10月15日(月)からの発行です ...
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アメックスにとっては大きな方針転換
元々、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードといったクレジットカードの「グレード」制度を始めたのはアメックスでした。富裕層を中心とした一部会員たちがクレジットカードにステータス性を求めたことに応えてカードグレードを設けたのです。
「ゴールドカード」が大受けしたものの他社に真似されまくり、ブランド価値がある意味毀損されたこともあり、新たなグレードであるプラチナが生まれました。しかしそれもマネされたため、今度はブラックカード (アメックス・センチュリオン) を作ったという背景があります。
ゴールドカード等、クレジットカードのグレードが生まれた背景については以下の記事で詳細を書いているのでここでは割愛します。
[ブラックカード] アメリカン・エキスプレス・センチュリオン ~審査難易度、付帯サービスともに世界最高峰のブラックカード~
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大事なのは、アメックスは元々自社商品のブランドを非常に大事にする会社であること。それを理由にプラチナカード以上のグレードのカード会員に対しては、インビテーション (招待状) による入会もしくは既存プラチナ会員からの紹介による入会しか認めていなかったのに、ここに来て自己申し込みを可能としたということの二つです。非常に大きな方針転換であると言えるでしょう。
もしかするとプラチナカードとセンチュリオンの間に、新たなグレードのカードが登場するのかも知れません。
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自己申し込み可能になったことでコンシェルジュなどのサービスに影響があるのでは?
アメックス上級カードのサービスとして、他社には真似のできないハイレベルなコンシェルジュサービスがあります。今回、自己申し込みが可能となったことで、会員が一気に増えてしまった場合はどうなるんだろうか?という懸念がありますが、これについては「ポイ探」の菊池氏がアメックスへ確認されておられたので、以下に引用させていただきます。
プラチナ・カードの申込制で利用者が大幅に増えた場合にコンシェルジュデスクなどの対応が可能なのかを確認したが、アメックスではコンシェルジュデスクの利用後調査をしており、その調査結果が悪くなった場合は申込をストップ事もあるとのことだ。
確かに、コンシェルジュデスクを利用した後には、満足度調査のメールが届く。10点満点で評価を行う仕組みが用意されており、こちらの結果次第では申込をストップする事もあると言う事だろう。
引用 : ポイ探 「アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードが自ら申込できるように! インビテーションなしでもOK!」
コンシェルジュサービスの満足度調査の結果が悪化する様であれば自己申し込み制度を中止する、とあります。やはりアメックスだけあり、サービスレベルを落としてまで会員増加を優先することはなさそうです。既存会員の方は一安心ですね。
逆に、アメックスプラチナを狙っていた方でインビテーションが来ずにいた方にとっては、今こそが狙い目であるとも言えるでしょう。
気になるアメックスプラチナ自己申し込みの審査レベルは?
申込みの審査難易度について気になる方は多いと思います。これについては本日申込みが可能になったということもあり全く情報がありません。
この情報を求めて当サイトへ来られた読者の方を手ぶらで返すわけにもいきませんので、管理人による独断と偏見に満ちた審査レベルの予想を載せておきます。
- 固定収入のある社会人向け
- 継続した収入の有無と収入レベルに対する評価の比重が非常に高い
- 学生・主婦・フリーターなどは門前払い
- ステータスカードである
- 現在の属性がしっかりしている限り信用情報における過去の延滞や債務整理については比較的寛容である
こうしたアメックスの審査の特徴を踏まえ、グリーンカードやゴールドカードより厳しい審査が行われると想定すると、年収500万円~700万円あたりが自己申込みの最低基準になりそうです。
13万円 (税別) というプラチナカードとして最高レベルの年会費を毎年支払うことを考慮しても、これぐらいの収入がないと厳しいでしょう。
もちろん有職者であり継続した収入があることは大前提です。また、アメックスの既存会員である場合、利用の頻度や金額といったアメックスのクレヒスに応じて多少のゲタをはかせてくれることも期待できます。
アメックスの審査基準について興味のある方は以下の記事も読んでみて下さい。
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おわりに
今回は、インビテーション制度を堅持し、それ以外では既存会員からの紹介以外にほぼ入会の手段がなかったアメックスプラチナカードが、ついに方針を大転換し、自己申し込みの受付を本当に開始した、というニュースについての解説でした。
ブランド価値を何よりも大事にし自分の方針を貫いてきたアメックスの、ここに来ての方針転換は他社に及ぼす影響も大きいかもしれません。今回の件による影響について今後の動向から目が離せません。