今回は2018年9月現在の、個人信用情報CIC (シー・アイ・シー) の開示に使えるデビットカードやクレジットカードに関する情報をまとめてお伝えしたいと思います。実は当サイトでも意外と読まれているのが、個人信用情報の代表格であるCICの情報開示に関する記事だったりします。見に来て下さる読者の方に何か役に立つ情報を、ということで本記事の執筆に至りました。あわせて「何故使えるカードに制限があるのか」という素朴な疑問についても掘り下げてみたいと思います。
本記事のポイント
- CICのインターネット開示手数料支払いに使えるデビットカード
- CICのインターネット開示手数料支払いに使えるクレジットカード
- そもそも何故使えるカードが制限されているのか?その訳。
CICって何?という方はまずコチラ
CIC情報を開示しよう!
今回はCICの個人信用情報の開示に関して、信用情報開示にかかる費用、窓口での信用情報開示の手続き、インターネット開示手続 ...
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個人信用情報CIC (シー・アイ・シー) 開示に使えるデビットカード
CIC開示に使えるクレジットカードおよびデビットカードについての情報は、CICのサイトに記載されています。
JCB発行のデビットカードおよびイオン銀行発行のデビットカードが使用可能とされています。
肝になるのは、MyJCBを利用可能であるか否かという点であるようです。
- セブン銀行 : デビット付きキャッシュカード
- ちばぎんスーパーカード<デビット>
上記のデビットカードであれば問題なくインターネット開示手数料の支払いに使えた、という報告があがっています。
MyJCB利用可能なJCBデビットカードは上記以外だと以下のものがあります。恐らくCICネット開示に使用可能と思われます。
- 池田泉州銀行 池田泉州JCBデビットカード
- 中国銀行 ドリーミーデビットカード
- 北洋銀行 北洋 - JCBデビット
- 西日本シティ銀行 NCBデビット-JCB
- 三菱UFJ銀行 三菱UFJ-JCBデビット
- 名古屋銀行 めいぎんJCBデビットカード
- 秋田銀行 OnlyOneデビット<JCB>
- 北陸銀行 ほくぎんJCBデビット
- 十六銀行 じゅうろくJCBデビット
- みずほ銀行 みずほJCBデビット
- 愛媛銀行 ひめぎんJCBデビット
- 大垣共立銀行 OKBデビット(JCB)
- 沖縄銀行 おきぎんJCBデビットカード
- 北九州銀行 ワイエムデビットJCBカード
JCBデビットでも、以下のデビットカードはMyJCB非対応です。恐らくネット開示の支払いには使用できません。
- 楽天銀行デビットカード(JCB)
- イオン銀行CASH+DEBIT
- 福岡銀行 Debit+
※ 楽天銀行デビットカード(JCB)は、CICインターネット開示に使えなかったという報告があがっています。
※ イオン銀行発行のJCBデビットはMyJCB非対応です。CICインターネット開示の手数料支払い時に、「一度決済しましたけどやっぱり使えません。」、という旨のエラーメッセージとともに返金が行われます。何で未だにCICのwebには対応デビットカードとして掲載されているんでしょうね。
残念ながら管理人は上記のMyJCB対応のJCBデビットカードを持っていませんのですぐには試せません。三菱UFJのJCBデビットを作る機会があれば試してみようかと思います。まずは三菱UFJ-VISAデビットの解約からになるのでかなり手間がかかりそうですが、記事のために体を張ってみようと思います。
独自共通ポイントとMyJCBの相性
MyJCB対応のデビットカードはJCBの独自ポイントである「OkiDokiポイント」が決済額に応じて貯まる仕組みになっています。「楽天スーパーポイント」を共通ポイントとして展開し、楽天経済圏の確立を目指す楽天グループの中核企業である楽天銀行カードが、「決済で楽天スーパーポイントの代わりにOkiDokiポイントが貯まる」、なんてことを許容するわけがないですね。
「ときめきポイント」を擁するイオングループも同じでです。また、地銀の中で唯一福岡銀行はJR九州との提携を優先したためか、こちらもMyJCB非対応です。
いずれも自社展開のポイントを優先して、JCBブランドはあくまで決済システムとして利用させてもらっているだけの、いわゆる開放カードです。
そう考えると、MyJCB対応ながらnanacoが貯まるセブンカード・プラスはどうなんだ、という疑問が湧いてくるわけですが・・・。
個人信用情報CIC (シー・アイ・シー) 開示に使えるクレジットカード
CICのインターネット開示に使えるクレジットカード一覧、として以下のクレジットカード会社が挙げられています。
出典 : ご利用可能なクレジットカード (指定信用情報機関のCIC)
特定の種類のクレジットカードではなく、「クレジットカード会社」が挙げられていますが、掲載されているクレジットカード会社発行のすべてのクレジットカードをインターネット開示に使えるかというとそうではありません。
ここに掲載されていてもインターネット開示に使えないクレジットカードはあります。
実際に、CICネット開示に使えなかったカード
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
こちらは開示で使ってみようと思いましたが、インターネット開示で一通りの情報を入力して「開示」ボタンを押下すると、「このカードでは決済できません」という内容のエラーメッセージが出てきて開示に勧めませんでした。
デュアルスタイルで申し込んだ、MUFGカード ゴールドプレステージ (VISA) で開示できるので個人的に問題なかったのですが、一枚持ちの方は困惑するかもしれません。
CIC窓口でこの件について聞いてみたところ、「そのカード(MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード)は開示にご利用できないんですよ、すみません」と言われてしまいました。webサイトが紛らわしいので表示の改善を要望しましたが未だ成らず。改善する気なさそうです。
同様にMUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カードや、MUFGカード・ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードもインターネット開示には利用できないと見て良さそうですね。
三井住友トラストのダイナースは使えるのに・・・、ブツブツ。
使えなさそうなカード
セゾン・アメリカン・エキスプレスカード
MUFGカードと同じく、セゾン発行のカードは使えるけどアメックスは例外だよ、と言われそうな予感。次回の開示で試してみようかと思います。
そもそも何故開示手数料の決済に使用できるカードに制限があるのか?
「本人確認」がキーワード
CICで個人信用情報を開示するにあたり、CIC側として絶対に避けなければならないのが誤開示、つまり赤の他人の情報を渡してしまうことだけは回避しなくてなりません。個人情報保護が叫ばれ久しい昨今、誤開示なんてやらかしたら死ぬまでマスコミに叩かれます。
仮に別人の信用情報を開示してしまっても、他人の信用情報を意図せず受け取ってしまった開示請求者に対して、何らかの責任を問うことはできません。当然、守秘義務を課すなど困難を極めます。
仕方がないので信用情報機関側で確実に、開示請求者と開示対象者の一致をさせるしかないのが現状のようです。このため、誤開示を避けるために、こうした信用情報機関の方々は見えないところで相当な苦労をされているようです。
郵送開示・窓口開示
郵送開示や窓口開示では本人確認のための情報として必ず指定された身分証の原本またはコピーの提示を求められます。
以下はCICで信用情報を郵送手続きを経て開示するために必要な、本人確認書類です。2点の提示が求められます。
- 運転免許証または運転経歴証明書(表面・裏面コピー)
- マイナンバーカード[個人番号カード](写真付表面のみコピー)
- パスポート(コピー ※住所欄含む)
- 各種健康保険証(コピー ※住所欄含む)
- 写真付住民基本台帳カード(表面・裏面コピー)
- 各種年金手帳(コピー ※住所欄含む)
- 各種障がい者手帳(コピー ※住所欄含む)
- 在留カードまたは特別永住者証明書(表面・裏面コピー)
- 住民票(本籍地・個人番号の記載がない、発行日から3ヶ月以内の原本)
- 戸籍謄本または戸籍抄本(発行日から3ヶ月以内の原本)
- 印鑑登録証明書(発行日から3ヶ月以内の原本)
一つなら偽造も出来るかもしれませんが、二つ以上となるとかなり困難でしょう。これだけ個人を特定しやすい書類の原本またはコピーを二点確認することで、開示請求者が確実に開示対象本人であるという担保を取っています。
インターネット開示における本人確認
インターネット開示においては本人確認書類の提示は一切求められません。本人確認の手段が、決済に使用するクレジットカードまたはデビットカードにしかありません。それもネット開示なので本人確認を即座に完了させ、個人信用情報を開示請求者に引き渡す必要があります。
ここまでの仕組みを作るため、カード会社側の協力が欠かせません。
具体的に言えば、クレジットカード会社や金融機関が持っている、開示に使用されたカード番号に紐づく個人情報をCICが閲覧して、開示対象者と請求者の情報一致を確認しています。
- 「本人確認の委託」を許可してくれる
- 「本人確認の委託」の許可手続きを法的に行ってくれる
- CIC → カード会社のアクセスをカード会社システム側で受け入れてくれる
こうした協力をしてくれるクレジッドカード会社の発行するクレジットカードなら本人確認をオンラインで即時行えるため、ネット開示に使用できるカードに縛りがかかっています。
考えてみりゃカード会社側に大したメリットもないです。資金を投下してCIC向けのシステムを作っても、年間どれだけの利用が見込めるのか、と考えて協力に消極的なカード会社が多いのも肯けます。
そんな中、ライフカードは訳アリの方が入会可能とされるいくつかのクレジットカードの中で唯一正式にCICネット開示手数料支払いに対応しています。ある意味素晴らしいセーフティネットです。
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おわりに
今回は個人信用情報機関の代表的存在である、CIC (シー・アイ・シー) のインターネット開示で開示手数料決済に使用可能なデビットカード、クレジットカードに関する情報、そもそも何故使えるカードに制限がかかっているのか、という情報のまとめでした。
最後まで読み進めて下さりありがとうございました。
CICネット開示に利用可能な、審査の寛容なクレジットカード
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