今回はコンビニ業界の雄と言うべき、セブン-イレブンを擁するセブン&アイ・ホールディングス傘下のカード会社が発行する、「セブンカード・プラス」について、お得度や審査難易度などを紹介します。
西武にセゾンカードがあれば、セブン&アイにはセブンカード・プラスありと言える、セゾンカードのライバルになり得る主婦層にもお得な特典が山盛りのおすすめカードです。
セブンカード・プラスはイトーヨーカドーで威力を発揮する家計にやさしいクレジットカード
セブンカード・プラスは、「セブンカードサービス」が発行するクレジットカードです。クレジットカード機能と電子マネーnanacoの機能を一枚にまとめることが出来るのが特徴で、財布の中のカードを減らしたい、たくさんのカードを持ち歩きたくない方、セブン&アイグループ店舗をよく利用する方にお得な点の多いクレジットカードです。
通常加盟店でのクレジット利用200円毎にnanaco1ポイントが貯まります。セブン&アイグループの対象店舗で利用するとポイントが2倍~3倍貯まり、よりお得に使えます。
nanacoチャージ、nanaco払いでもポイントが貯まりますので一部公共料金や税金の支払いでもポイントを貯められる点が非常に魅力的です。もちろん貯まったポイントは1ポイント1円分としてお買い物で利用可能。
毎月8のつく日は全国のイトーヨーカドーで全品5%OFFになる特典もあり、セゾンカードと並び主婦・主夫層の方の強い味方です。
ポイント
- 初年度年会費無料
- 翌年以降は年会費500円 (前年5万円以上利用で無料)
- イトーヨーカドーで最大6.5%還元 (1.5%還元+8のつく日5%OFF)
- 公共料金・税金の支払いでもポイントが貯まる
- 申込みでnanacoポイントがもらえる
セブンカード・プラスの種類
セブン-イレブンやイトーヨーカドーと切っても切り離せないのがプリペイド電子マネーのnanaco。セブンカード・プラスにはnanaco一体型とnanaco紐付け型の二種類があります。セブンカード・プラス申込みの際に選ぶ必要があります。
nanaco一体型
nanaco一体型の最大のメリットはポイントカードとクレジットカードを物理的に一枚にまとめてしまえるので、財布がかさばらなくて済むという点。
また、nanacoカードは本来発行時に300円の発行手数料がかかりますが、nanaco一体型を申し込めばこの300円も無料になります。そのため、特別な理由がない限り、こちらの一体型を選ぶのが良いでしょう。
nanaco紐付け型
紐付型を選ぶと、クレジットカード利用して貯まるnanacoポイントがnanacoカードかおサイフケータイのnanacoモバイルに貯まっていきます。
すでにnanacoカードかnanacoモバイルを利用していて、クレジットカードにnanacoの機能を求めない方や、セブン&アイグループでクレジットカードでの支払いか、nanacoの支払いかを伝えるのが面倒な方は紐付型を選ぶと良いでしょう。
セブンカード・プラスのお得なポイント還元
セブンカード・プラスで支払いを行うとnanacoポイントが貯まります。やはりセブン&アイグループでの利用に一日の長あり、といったセブン&アイでお買物をするためのカードですね。
セブン&アイ店舗 | 還元nanacoポイント | ポイント還元率 |
セブンイレブン イトーヨーカドー デニーズ ファミール | 3ポイント/200円 | 1.5% |
オムニ7(セブンイレブンネットショッピング) そごう 西武百貨店 アリオ その他優待提携 | 2ポイント/200円 | 1.0% |
オムニ7 (店頭受取り & 店頭カード払いによるボーナス) | 2ポイント/200円 | +1.0% |
その他一般加盟店 | 1ポイント/200円 | 0.5% |
nanacoチャージ | 1ポイント/200円 | 0.5% |
通常ポイント還元率0.5%と普通の還元率ですが、特筆すべきは水道代や各種税金といった、通常クレジット払いが不可能な公共料金を、nanacoを経由することで実質クレジット払い出来てしまう点です。
- nanacoチャージ … 0.5%還元
- nanacoによる水道代・税金支払い … 1.0%還元
実質クレジット払いとなり、税金の支払いで1.5%のポイント還元を受けられます。住民税や固定資産税の1.5%還元ではそれぞれ年間1,500円にも満たない場合もありますが、それでも継続すしてnanaco払いを行えば最終的に万単位のお金を節約できますよ。
電子マネーnanacoとnanacoポイントの違い、使い方
ここが少し複雑ですが、「nanaco」はセブン-イレブンやイトーヨーカドー、デニーズなどのセブン&アイグループ各店で1ポイント=1円として利用可能なプリペイド型電子マネーです。
「nanacoポイント」はセブンカード・プラスを使って貯まるクレジットカードポイントです。全国13万店舗のセブン&アイグループ各店や全国のnanacoマークのあるお店で1nanacoポイント=1nanaco(電子マネー)に交換して利用可能になります。
nanacoポイントを電子マネーに交換可能な場所
セブン-イレブン、デニーズ、イトーヨーカドー、ファミール、西武・そごう食品売場レジ、ヨークマート、ヨークベニマルなどセブン&アイ各店舗のnanacoチャージの機械
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8のつく日はイトーヨーカドーで5%OFFに
毎月8の付く日(8日・18日・28日)は「ハッピーデー」として、イトーヨーカドーでほとんど全品が5%オフの割引適用になります。
※ ネットスーパーは対象外
通常通りイトーヨーカドーでの利用分1.5%+ハッピーデー5%OFFで、実質的に合計6.5%還元という高さを誇ります。他のカードでお買物をするよりも断然お得な家計にやさしいクレジットカードです。セゾンカードのセブン&アイ版とも言える、本カードの目玉サービスの一つです。
年間利用額に応じたボーナスポイント付与
4月から翌年の3月までの1年間で、セブン&アイのポイント利用加盟店(イトーヨーカドー、ヨークマート、オッシュマンズ)を利用した累計金額に応じてボーナスポイントが付与されます。
- 累計100万…3,000ポイント
- 累計150万円…10,000ポイント
- それ以降、100万円利用毎に10,000ポイント付与
良い制度なのですが、利用対象店がかなり限定されるのが難点です。イトーヨーカドーやヨークマートで年間100万買い物するのはなかなか苦しいかも知れませんね。
オッシュマンズは吉祥寺などにあるスポーツショップです。こちらの利用が多い方なら達成の難易度が下がるかも?
セブンカード・プラスのデメリット
付帯保険関連が弱い
セブンカード・プラスは低年会費お買物特化型カードということもあり、海外旅行保険や国内旅行保険が付帯しておりません。こうしたサービスを期待して本カードに入会することはおススメしません。
ショッピング保険も付帯していますが、海外利用分のみ、最高100万円の補償となっています (海外で購入した物品の、破損・盗難損害補償)。
年会費無料になるハードルが少しだけ高い
よくあるのが、年1回の利用で翌年会費無料、というやつですが、セブンカード・プラスの場合は年間5万円の利用が必要です。
毎月4,200円弱、一日150円未満という少額なので税金の支払いなどでnanacoチャージをしていればまずクリアできるラインです。
デメリットと言えるレベルですらないかもしれませんね。
セブンカード・プラスの審査基準
セブンカード・プラスの審査の特徴は、以下のとおりです。
- 審査が早い (最短数分~)
- 個人信用情報に異動があっても属性が良ければ通る場合がある
- 多重申込みでも属性が良ければ通る場合がある
- 本人確認電話を行う場合あり
以下のテーブルに審査事例をまとめてみました。
申し込んだ人 | 属性・その他 | 結果 |
(1) 40代男性 | 直近多重申込み8枚目 | 合格 |
(2) 40代男性 | 年収300万 | 合格 |
(3) 20代男性 | ブラック喪明け | 合格 |
(4) 60代女性 | 専業主婦 | 合格 |
(5) 10代男性 | 学生 | 合格 |
(6) 30代男性 | 自営業 | 合格 |
(7) 30代男性 | 派遣社員の方 | 合格 |
(8) 50代男性 | 年収500万 10分で審査通過 | 合格 |
(9) 30代男性 | 年収700万円 多重5件目 | 合格 |
(10) 30代男性 | 年収390万円 | 不合格 (約2時間半) |
(11) 50代男性 | 年収750万円、異動あり | 合格 |
この内容からも傾向が分かると思います。
ポイント
- 初年度年会費無料
- 翌年以降は年会費500円 (前年5万円以上利用で無料)
- イトーヨーカドーで最大6.5%還元 (1.5%還元+8のつく日5%OFF)
- 公共料金・税金の支払いでもポイントが貯まる
- 申込みでnanacoポイントがもらえる