ライフカードはライフカード株式会社 (消費者金融アイフルの子会社) が発行している年会費無料のクレジットカードです。かつては誕生月限定でポイント還元5倍 (2.5%還元) というサービスで一世を風靡したものですが、2017年に誕生月ポイント3倍に下がったのは記憶に新しいところ。しかし今でもライフカードは色々な面で魅力的なクレジットカードです。今回はライフカードの魅力について記事を書きたいと思います。
ライフカード事始め
ポイント還元0.5%というとイマイチに聞こえますが、MUFGカードや三井住友カードと同率です。また、これらのカード同様の、いわゆるステージ制をとっており、年間利用額200万円以上で翌年の還元率は2倍の1.0%になります。そのため特段ポイントが貯まりにくいカードではありません。
また、誕生月限定ですがポイント還元率が3倍の1.5%になるため、年に一度のボーナスステージでは未だ非常に強力な還元率のカードであると言えるでしょう。
会員向けのショッピングモールサイト、L-Mall (エルモール) を経由してお買物をすることで、最大還元率が25倍 (12.5%) に達します。ポイント交換対象もそれなりに充実しており、QUOカードや図書カードなどの商品券、楽天スーパーポイントやANAマイルへ移行することも可能です。特にマイル移行時に手数料を取られませんが交換レートは普通です。
また、もう一つの特徴として、審査が比較的柔軟であるという点があります。現在の属性がある程度しっかりしていれば大抵は審査に通るカードです。
実物を見ると分かりますが、実に鮮やかできれいなブルーで、カードホルダや財布に入れておくだけでどこか満足度の上がるカード券面に仕上がっています。
ライフカードのデメリット
最初にこのカードのデメリットを伝えておきます。ライフカードには海外旅行・国内旅行ともに旅行傷害保険は付帯しません。年会費無料カードなので仕方ないのですが、旅行保険が必要な方は別途加入するなどして対処しましょう。
ライフカードの審査基準
ライフカードは株式会社ライフ(旧ライフ、最初は信販系の会社でした)が2010年に消費者金融の「アイフル」のグループ傘下に入る際に、クレジットカード事業を継承させるために設立した「ライフカード株式会社」により審査・発行されています。つまりは比較的審査が寛容な消費者金融系のクレジットカードと言って良い存在です。
申込み資格
- 日本国内にお住まいの18歳以上(但し高校生を除く)で、電話連絡が可能な方
つまり18歳以上、高校生ではない、日本国内に住所があり電話で連絡がつく人であれば申し込めば審査に通る可能性があります。
申込み結果事例
申し込んだ人 | 属性・その他 | 結果 |
(1) 40代男性 | 有職者、信用情報ブラック | 合格 (有料カード) |
(2) 20代男性 | 自営業の方 | 合格 |
(3) 20代女性 | パート・アルバイト | 不合格 |
(4) 50代女性 | 年収500万、連続申込み(多重)12枚目 | 合格 |
(5) 30代男性 | 信用情報ブラック | 合格 (有料カード) |
(6) 40代男性 | 有職者、信用情報ブラック (アイフルで債務整理) | 不合格 |
(7) 30代男性 | 年収550万、喪明け、勤続1年 | 合格 |
(8) 30代男性 | パート・アルバイト | 不合格 |
(9) 30代男性 | 年収600万、喪明け・多重申込み・他社キャッシングあり | 不合格 |
(10) 60代男性 | 年金受給者 (年収600万) | 合格 |
(11) 40代男性 | 年金受給者 (年収300万) | 不合格 |
(12) 50代男性 | 年収800万、信用情報ブラック | 合格 |
(13) 20代男性 | パート・アルバイト | 合格 |
(14) 40代男性 | パート・アルバイト | 合格 |
いくつかの事例からこんな傾向が見えてきます。
有職者であれば審査に通る
自営業の方でも審査に通る
喪明けでも審査に通る
年金受給者やパート・アルバイトでも審査に通る可能性あり
有料カード(ライフカードch)であれば信用情報ブラックでも通る可能性大
他社借り入れが多いと審査に通らない
また、ネットでも言われている審査の傾向として以下の事項があります。
学生でも通る (学生専用カードへ申し込むこと)
キャッシングやリボ残が多すぎると落とされやすい
また、ボーダーギリギリで落とされた場合には、年会費有料の各種保険サービス付帯カードを勧められる場合があります。少額の年会費を支払ってでもクレヒスを積んでおきたい事情のある方にはとてもありがたい話です。ライフカード側としてもリスクを負う分のヘッジとして年会費を徴収するため、ある意味win-winなわけですね。
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こちらの年会費有料カードですが、一般的には「ライフカードch」、「有料ライフ」などと呼ばれています。審査に自信のない方やともかく一枚目のカードが欲しい方はこちらのカードもおススメです。
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ポイント付与システム
還元率もさることながら、貯めたポイントでビットコインをもらえるのが非常に大きなポイントじゃないでしょうか。完全ノーリスクで資産運用させてくれるクレジットカードはそうそうありません。
航空系マイレージに興味のない方にも、ビットコインは刺さるんじゃないでしょうか。クレジットカード利用で還元されたポイントを投資するという、いわば究極の余剰資金による投資です。
※ 2018年7月より交換一時停止。再開時期未定。
ライフカードによるポイント付与の基本
カード決済額1,000円ごとに1ポイント(LIFEサンクスポイント)が付与されます。1ポイントは5円相当、還元率に直すと0.5%。しかしこれに上乗せしてポイント還元率を増やす方法が多数あります。
入会後1年間はポイント1.5倍
→ 0.5% x 1.5 = 実質0.75%となります。
年間利用額に応じて翌年のポイント還元率アップ
ステージ制度をとっており、年間利用額に応じて翌年のポイント還元率が変わります。
- レギュラーステージ 50万円未満 1倍(0.50%)
- スペシャルステージ 50万円以上 1.5倍(0.75%)
- ロイヤルステージ 100万円以上 1.8倍 (0.90%)
- プレミアムステージ 200万円以上 2倍(1.00%)
※年間50万の利用で別途ボーナスポイント付与
上記の各ステージとは別で、年間利用額が50万円に達するとボーナスポイント300ポイント(1500円相当)が付与されます。レギュラーステージでちょうど年間50万円利用すると、通常の500ポイント+300ポイント = 800ポイントになります。この場合は還元率約0.8%になります。
ポイント有効期限は最大5年
通常は有効期限2年ですが、手動繰り越し処理によって最大5年に延長できます。永久不滅とはいきませんが、かなり有効期限が長い部類です。
家族間でポイント移行可能!
LIFEサンクスポイントが100ポイント以上貯まっている状態であれば、家族間でのポイント移行も可能です。ポイントを1人に集中させて一気にマイルやお目当てのポイントへの交換をすることも可能です。
残念ながらポイント移行制度は2017年で終了しました。家族間でポイントを集約させて効率よく交換ができなくなったのは残念です。
ポイント重視なら家族カードは不要
家族カード発行も可能なライフカードですが、誕生月ポイント3倍の特典は本会員にしか適用されません。ご夫婦や親子でポイントを貯める場合は一人一人がカードを個別に発行されることを強くおススメします。年会費無料で、家族一人ずつの誕生月ポイント3倍特典の恩恵を受けられます。
ポイント交換先は豊富だが、マイルに交換するのはあまりお得ではない
以下、2018年7月現在のLIFEサンクスポイントの交換先とレートをまとめてあります。基本的に1ポイント=5円です。ただしANAマイルへの交換はできるものの、1ポイント = 2.5ANAマイル、と良いレートとは言えません。ANAマイル以外のものに交換した方が幸せになれるかも。
ポイント交換先 | 最低交換数ポイント | レート |
---|---|---|
ビットコイン | 600 | 3,000円分のビットコイン(bitFlyer) |
ANAマイレージクラブ | 300 | 750 マイル |
dポイント | 300 | 1,500 dポイント |
WALLETポイント (auウォレット) | 300 | 1,500 WALLETポイント |
楽天スーパーポイント | 300 | 1,500 楽天スーパーポイント |
Gポイント | 300 | 1,200 Gポイント |
ベルメゾン・ポイント | 300 | 1,500 ベルメゾン・ポイント |
Amazonギフト券 | 1000 | 5,000円分 Amazonギフト券 |
Vプリカギフト | 600→570 | 3,000円分 Vプリカギフトカード |
Vプリカギフト | 1,000→950 | 5,000円分 Vプリカギフトカード |
Vプリカ(即時発行コード) | 600 | 3,000円Vプリカコード |
Vプリカ(即時発行コード) | 1,000 | 5,000円分 Vプリカコード |
個人的におススメは後述のビットコインです。本来オマケとしてもらうクレジットカードポイントを使って完全ノーリスクでの投資を楽しめます。値上がってくれれば儲けもの、ぐらいのスタンスでのんびりと投資を楽しみたい方におススメします。
※ ビットコイン自体は値動きがかなり激しく、自己資金で投資するにはリスクの高い金融商品(?)なのですが、ノーリスクで投資できるなら話は別です。宝くじ感覚で交換してみるのが吉です。マイルや各種ポイントと異なり、有効期限もありませんしね。
ポイント交換先にはビットコインも!?
出典 : ライフカード
実に斬新。なんと貯めたポイントを600ポイント単位でビットコインへ交換してくれます。ある意味これ、究極の余剰資金による投資ですよね。タダでもらったポイントで投資するので完全ノーリスク。素晴らしい!
※ ビットコインをもらうには、仮想通貨取引所の大手であるbitFlyerのアカウントが必要です。bitFlyerのアカウントをもっていない方はこちらのページからアカウントを開設しましょう。完全無料です。
年会費無料カードにしてはオペレータの対応が非常にまとも
昨今はコスト削減の波を受けて、大半が機械音声というクレジットカード会社も多いですが、ライフカードは比較的コールセンターのオペレータにつながりやすく、また、その対応も至ってまともです。
ライフカード、メリット・デメリットのまとめ
メリット
- 誕生月限定でポイント3倍 (1.5%還元)
- ポイント有効期限5年
- 年会費無料のため、18歳以上の家族で本会員になれば人数分だけ誕生月3倍の恩恵に預かれる
- ビットコインへ交換可能、ノーリスクで投資できる
- 審査が比較的寛容
デメリット
- 海外、国内旅行ともに保険が一切付帯しない。
年会費無料のライフカードを作ってみよう
ライフカードは年会費無料、かつどこでも使えてポイント有効期限も長く実は使い勝手の良いカードです。メインカードを決めかねている方やサブカードを探している方にもおススメです。
おわりに
今回はライフカードの特徴やそのメリット・デメリット、審査基準、ポイント還元率のシステム、ビットコインへの交換などについてのお話でした。最後まで読んで下さりありがとうございました。