今回は「ブラックカード」の中でも世界で初めて発行され今でも世界最高レベルのブラックカードとされる、アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード (アメックスセンチュリオン) についての読み物です。アメックスセンチュリオンは、アメリカに本社を持つクレジットカード会社、アメリカン・エキスプレス発行のクレジットカードです。「ブラックカード」の由来となった黒のカード、アメックスプロパーカードのトレードマークでもある百人隊長 (センチュリオン centurion) の名を受けた、名実ともにアメックス最高峰のカードという位置づけです。審査難易度ランキングではぶっちぎりの★10です。恐らく地球上のクレジットカードすべての上に君臨するカードと言って良いでしょう。ブラックカードがどんなものか興味のある方にも、センチュリオン発行に至るにはどうすればいいのか、というセンチュリオン発行を目指している方にも楽しんでいただけたらと思います。
本記事のポイント
- そもそもブラックカードってどんなカード?
- アメックスセンチュリオンを持っているとどんないいことがあるの?
- どうやればアメックスセンチュリオンを持てるようになるの?
- アメックスセンチュリオンの審査はどれぐらい厳しいの?
まず、アメックスセンチュリオンをはじめとした各種ブラックカードは原則として招待制のため、インビテーションをもらわないと入会申込みすらままなりません。アメックスセンチュリオンの場合はアメックスゴールドを発行するところからがスタートになります。アメックスゴールドの利用実績を積んで、アメックスプラチナのインビテーションをもらってアップグレード、アメックスプラチナで実績をひたすら積み続け、選ばれた方にのみセンチュリオンのインビテーションが来る、といった流れになります。このあたりの審査に関しても本記事で解説しております。是非参考にしてみて下さい。
選ばれし者のみが持てる伝説の券
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード
年会費 | ポイント還元 マイル換算 | 審査難易度 | 国際ブランド |
500,000円(税別) 入会金別途100万円+税 | 1% | ★10 | |
最短発行 | ステータス度 | サービス充実度 | レア度 |
二週間程度 | ★10 | ★10 | ★10 |
- 審査難易度は全クレジットカード随一!
- 他社プラチナカードと一線を画するハイレベルで専任者付きコンシェルジュサービス
- 各種高級ホテルグループの上級会員資格付帯
- 航空便の座席アップグレード、VIPラウンジは当たり前に入れるしプライオリティパスも家族分発行無料
- センチュリオンの第一歩はアメックスゴールドから
憧れのブラックカード、アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードまとめ
そもそもブラックカードとはどんなカードなのか?
「ブラックカード」という言葉は一般的には各種クレジットカードの最上級クラスのカードの意味で使われることが多い言葉です。しかし明確に「ブラックカード」を謳っているクレジットカード自体は多くありません。また、プラチナカードまでしか発行しないものの、最上級を示すためにカードデザインをブラック地 + シルバー or ゴールドなデザインとしてくるクレジットカード会社も増えています。最上級カードなだけあって、どのブラックカードも年会費も高額になる傾向があり、付帯するサービスもそれに準じた高級なものになります。
各種国際ブランドにおける「ブラックカード」の呼称
- VISA … VISA Infinite (インフィニット) カード
- Mastercard … World Elite (ワールドエリート) カード
- JCB … THE CLASS (ザ・クラス)
- ダイナース … プレミアムカード
それぞれ、国際ブランドごとに最上級カードを指す言葉は異なります。あくまでアメックスセンチュリオンの券面がブラックなので、最上級カード = ブラックカード、という呼称が定着したと言って良いでしょう。
豆知識
「BLACK CARD」という名称はアメリカにおいて、アメックス本社が商標登録しています。そのため「BLACK CARD」という名称はアメックス以外の国際ブランドが安易に使用できるものではありません。そのためか、VISAはInfinite(インフィニット)カード、MastercardはWorld Elite (ワールドエリート) といった各国際ブランドオリジナルの名称が使用されています。日本国内ではLUXURY CARD発行元のBLACK CARD LLCが保有しています。
国際ブランドからライセンスを受けたイシュアによるブラックカード
三井住友カードや楽天カードといった、国際ブランドを持たないクレジットカード会社 (イシュア) はVISAやMastercardなど国際ブランドを持つ企業から発行ライセンスを受けて自社でクレジットカードを発行します。イシュアによる発行でブラックカードの名称を持つクレジットカードは以下になります。
- Luxury CARD BLACK CARD … Lucury CARDが発行する、ステンレス素材のステータスカード。Mastercardにおけるグレードは最上級のWorld Elite (ワールドエリート) です。
- 楽天ブラックカード … ブラックカードを名乗る楽天カード発行の中での最上級カード。MastercardおよびJCB内のグレードはプラチナです。あくまで「楽天カード内の」ブラックカードです。
ブラックカードがなぜ生まれたのか
元々、「ゴールドカード」をアメックスが一番最初に作ったものだということをご存知の方も多いかもしれません。はじめは一定水準を満たした、いわゆる富裕層向けのクレジットカードとして登場しました。ハイステータスを売りにしたカードであり、日本にアメックスが上陸した際にも「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」が真っ先に発行開始となっています。
しかしアメリカ市場でゴールドカード戦略が大成功したことを受けて、他社もアメックスをマネして類似ゴールドカードを発行し始めます。こうしてステータスの低下、ブランド価値の低下が起きるとアメックスの顧客は「もっとハイステータスな金持ち向けカードを作ってくれよ」とリクエストします。これを受け、アメックスは1984年に米国市場で「プラチナカード」の発行を開始。アメックスのブランドは維持され、上級顧客のプライドも満たされたかに見えました。
しかし、ゴールドカードがマネされたなら当然プラチナカードもマネされます。他社もアメックスに追随するごとくプラチナカードの名を冠するカードや、「ゴールドカードよりも上のステータスとサービス」を標榜するカードを発行し始めます。まさにイタチごっこ。
ついにアメックスは本気を出して更に質の良い高級なサービスを提供することで富裕層の囲い込みにかかります。こうして生まれたのがブラックカードと呼ばれる「アメックスセンチュリオンカード」でした。米国市場で1999年、日本市場で2002年から発行されています。流石に他社では到底まねのできないレベルのサービスが多々提供されています。当面はアメックスセンチュリオンのNo.1の座は揺るがないものと思われます。
当然ながら二度あることは三度あるもので、「ブラックカード」のコンセプトも他社にマネされています。直近でもっとも目立つ例としては、LUXURY CARD (ラグジュアリーカード) でしょうか。「ブラックカード」を名乗る上級カードも出てきていますし、「上級カード」であることを示すためにカードデザインを黒を基調にしたプラチナカードも数多く登場しました。
アメックスセンチュリオンの年会費と入会金
不定期に値上げされており、年会費の支払いに耐えられるだけの上級顧客の選別を行いつつ更に質の良いサービスを提供して富裕層の囲い込みを行っている模様です。
2007年以前の年会費は160,000円 (税別) でした。これぐらいなら節約すれば何とか捻出可能な方も多かったと思われます。その後、年会費35万円 + 入会金50万円に大幅値上げされました。ここでかなりの層が脱落した様です。既存会員からも不満の声が多かったとか。
もう支払う場合は消費税とかあまり気にならないぐらいの金額です。プラチナカード会員とは全く別次元の支払い能力を要求してますけどあなたそれでも入りたいの?と聞かれているような・・・。それでも会員であり続けてくれる会員により高品質で他社よりはるかに優れたサービスを提供するというのがアメックスのブランド戦略と思われます。
ここで各社のブラックカード年会費と入会金を比較してみましょう。
カード名称 | 国際ブランド | 年会費 | 入会金 |
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | 350,000円+税 | 500,000円+税 | |
ダイナース・プレミアムカード | 130,000円+税 | なし | |
SURUGA VISA Infinite (インフィニット) | 120,000円+税 | なし | |
LUXURY CARD (ラグジュアリーカード) GOLD | 200,000円+税 | なし | |
TRUST CLUB World Elite カード | 130,000円+税 | なし | |
JCB THE CLASS (ザ・クラス) | 50,000円+税 | なし |
初年度の年会費は85万円+消費税分です。一般人の年間カード決済額にも届くレベル。まさに選ばれた人のみ所有を許されるカードですね。
因みにアメックス日本支社はセンチュリオンカードの存在を公式サイトで明らかにしておらず、センチュリオンについての一切の宣伝活動を行っていません。これも「謎に包まれた最上級カード」たるブランド価値を維持するための施策の一環と思われます。
アメックス会報誌の「DEPARTURES」によると、センチュリオン向けの会報誌発行部数が約8,000とのことなので、センチュリオン会員はおおむね8,000人程度と推測できます。
以下の画像は「DEPARTURES」からの引用です。2018年時点でのセンチュリオン会員向け会報誌の発行部数 (Circulation) を示しています。各国、各リージョンごとに割と変わってきますね。UKが多いのは分かるとして、お金持ちが多そうなスイスが意外にも少ないのに少々びっくりしました。フランスもかなり少ないですがお国柄のせいと思われます。
アジア、オセアニア地域を見ていくくと我が日本もおりました。配布部数は8,000部。ということで、日本国内のセンチュリオン会員は8,000人ぐらいいるみたいです。
アメックスの中のアメックス
意外とこういうのって重要だと思います。アメックスプロパーカードのトレードマークである「センチュリオン」、つまり百人隊長の名を冠するカードです。ラテン語だと「ケントゥリオ」。百人隊長はその名の通り古代ローマ兵団で百人単位で構成されていた兵団を率いるポジションでした。もう少し具体的な記述をWikipediaから引用します。
ケントゥリオ(ラテン語: centurio)とは、古代ローマ軍の基幹戦闘単位であるケントゥリア(百人隊)の指揮官のことである。日本語では一般的に「百人隊長」「百卒長」と訳される。
兵の指揮統制をはじめ非戦闘時における隊の管理など、軍の中核を担う極めて重要な役割を果たし「ローマ軍団の背骨」と称えられた。このため、ケントゥリオは市民社会からも大きな敬意をもって遇される名誉ある地位であった。
写真は百人隊長の再演。なかなかものものしい格好でかなり目立ちます。
まさにアメックスの象徴であり背骨であり、ホルダーであれば一般市民から羨望と敬意のまなざしで見られるであろう、という意志をこのネーミングからも感じますね。和風にたとえてみれば、「風林火山」で有名な武田家の家臣がその字を冠した家紋や飾りつけを許されるようなもの。まさにアメックスの中のアメックスであると言われる所以でもあります。
アメックスセンチュリオンを持っているとどんないいことがあるの?
最高レベルのステータスカードが己の身分を示す
先にも書きましたが、アメックスセンチュリオンカードは世界でも最高と言われる審査の難易度を誇り、ホルダーであるということはいわば社会的にハイステータスでありその中でも最高レベルに属していると認められたようなものです。会員人数も約3,000人に収まるような調整を行っているため、おいそれと入会可能なカードではありません。そんなアメックスセンチュリオンを持っているということは、いわば社会的に最上位層に属するとある意味お墨付きを与えられているようなものです。
アメックスセンチュリオンカードを見せるとお店によっては奥から偉い人が出てきて挨拶されたり、他のお客よりも丁寧な扱いを受けたりといったこともあるそうです。さすがにかつて2chでネタにされていた「どえらいカード」みたいなことはありませんが。
パーソナル・コンシェルジュ
アメックスセンチュリオンカードのホルダーに対して専任のコンシェルジュが付いてくれます。元々質の高いコンシェルジュサービスがアメックスの売りの一つでしたが、センチュリオンカードホルダー向けのコンシェルジュは群を抜いて質が高いと言われています。
平時はもちろんのこと、例えば東日本大震災の様な未曽有の大災害の際にも、他社プラチナカードコンシェルジュでは予約不可能なホテルをセンチュリオンのコンシェルジュがサラリと予約してくれたという逸話もあるぐらいで、一般のプラチナレベルとは異なるレベルで予約を捻じ込めるだけのコネやパワーを持っているとも解釈できます。一体どのような独自ルートを持っているのか、具体的にどんなものかはアメックス内部のごく限られた人しか知りようがなさそうですが・・・。
専任コンシェルジュとは午前10時~午後6時半の営業時間内であれば連絡を取ることができ、細々とした予約や手配などを代行してくれます。また、営業時間外でもスタンバイしている予備要員の方と連絡を取ることができるため、24時間体制で自分の手に余るレストラン・ホテル・航空券・イベントなどの予約を自分の代わりに行ってもらうことが出来ます。
接待などを頻繁に行う職業の方などに言わせると、「これだけのサービスをこの年会費で提供してくれるのは間違いなく破格の安さ」とのこと。毎回同じ担当者が対応してくれれば色々な物事もスムーズに進むというもの。毎回違う人が対応する一般のコンシェルジュサービスとは一線を画する、間違いなくアメックスセンチュリオン付帯特典の目玉の一つです。
プラチナより更に手厚い海外旅行・国内旅行傷害保険
海外旅行保険については、死亡・後遺障害は最大1億円と一般のプラチナカードと同格ですが、最も利用頻度が高いと思われる「障害・疾病治療補償」については最大2,000万円と一般のプラチナカードやブラックカードの2倍~10倍の補償が付帯します。同様に救援者費用や賠償責任の補償も一般プラチナカードの2倍~の補償となっています。家族特約ももちろん付帯します。
国内旅行保険については、入院保険(日額)、通院保険(日額)がそれぞれ10,000円、6,000円と他プラチナカードの倍額出ます。こうした点でも他社のプラチナカードやブラックカードを大きく上回る充実の付帯特典と言って良いでしょう。年会費を考慮すれば当然の金額とも言えます。
家族カード発行無料 + セカンドカード + チタンカードも
配偶者にはアメックスセンチュリオン、18歳以上の家族にはアメックスプラチナ(最大4枚)を家族カードとして無料発行可能です。これにより家族特約対象ではなくカード会員として海外旅行・国内旅行保険を有事の際に利用できます。こうした点でお金を気にせず補償を得られる点こそがアメックスの大きな利点の一つですね。もちろん、その他のカード会員特典も受けることが出来ます。
また、センチュリオン本会員向けとして、支払いを分けたい場合のセカンドカードを無料で発行可能です。いわゆるAC (アディショナルカード) と呼ばれるもので、グリーン、ゴールド、プラチナの中から選べます。センチュリオンをもう一枚くれるわけではありません。
更に、希望すれば本会員向けにチタニウム製のセンチュリオンカードを発行してもらえます。ただし2017年春以降、米国発行のプラチナカードにも金属製カードの採用が開始されているため、チタンカードは徐々に希少性が薄れてくるものと思われます。センチュリオン向けにまた所有欲をくすぐってくれる新たなカードが出るのも遠くないでしょう。
結論として、本会員には、センチュリオンカード、追加カード(AC)、チタンカードの3枚が発行してもらえるという事になります。
各種一流ホテルの上級会員資格付帯
以下の高級ホテルグループの上級会員権が付帯します。部屋のアップグレード、ウェルカムギフト、ドリンクサービス、飲食代金の割引をはじめとしたサービスが付帯しています。もちろんアーリーチェックイン、レイトチェックアウトといったサービスも。
- マリオットホテル (SPG含む)
- インターコンチネンタルホテル
- ヒルトン
- シャングリラ
- リッツ・カールトン
- etc.
その他、「特別な会員」としての付帯特典も多数
- 航空便シートのアップグレード
- 誕生日ギフト
- センチュリオンラウンジ利用権 (これはプラチナカード以上の付帯特典)
細かく書いていけばキリがないぐらいにサービスが付帯しています。
アメックスセンチュリオンカードを手に入れるために
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード入手までの流れ
2019年4月以前はアメックスプラチナを入手するために、アメックスゴールドを使い込む必要がありましたが、2019年4月にアメックスプラチナの自己申し込みが解禁されました。そのため、Step.3の「アメックスプラチナカードを入手」から始めるのが手っ取り早く現実的です。ここでつまずく様ではセンチュリオンなど夢のまた夢でしょう。
1. アメックスゴールド入手
すべてはここからと言って良いでしょう。まずアメックスゴールドの会員になり、アメックスでのクレヒスを積み上げるところから始める必要があります。一応アメックスグリーンでもSPGなどの提携カードでもプラチナインビを受けることは可能ではあります。一般的な早道と言われているのはゴールドからの開始です。
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2. アメックスゴールドを使いまくり、プラチナカードインビテーションを待つ
属性など人によって多少の差があるようですが、年間利用額として150万円~250万円程度でインビテーション送付の対象とされるようです。生活費や業務経費立替えなどで容易に到達可能な方が多いでしょう。
※ ゴールドカード入会~プラチナインビゲット、というステップを踏むのがまだるっこしく感じられる場合の裏ワザとして、もし友人知人にアメックスプラチナホルダーやセンチュリオンのホルダーがいたら彼ら彼女らに紹介を頼むのも一案かも知れません。ただし既存会員からの紹介とは言え、必ずしも審査に通るわけではありません。それどころか実績なしの状態でいきなりプラチナカードを申し込むことになるため、通常より厳しめの基準の審査が行われてもおかしくはありません。
3. アメックスプラチナカードを入手
インビテーションが来たらすぐにアメックスプラチナへと切替えを行いましょう。年会費130,000円(税抜き)と並のゴールドカード10枚分前後の年会費ですが、これで根をあげるようではセンチュリオンを持つにはまだ早いということに。
2019年4月よりプラチナカードの自己申し込みが解禁されましたので、このステップが実質のファーストステップと言えるでしょう。
4. アメックスプラチナカードをとにかく使いまくる
どこでもいいので生活を送るうえで使えるところ全てでアメックスプラチナで支払いましょう。会員の属性によっても異なりますが、月間200万円~400万円程度の決済を数年続ける、年間で1,000万円前後の決済を続けるとアメックスセンチュリオンのインビテーションが届く場合があります。また、インビテーションが送られてくる前にパーソナルコンシェルジュやアメックスの営業担当者から電話でのお誘いを受けることもあるようです。ともあれ、ここまで来ればゴールは見えたも同然です。
実際のところ、アメックスセンチュリオンの発行にはアメリカ本社の承認まで要求されるという話もあります。申し込みから2週間程度でカードが届いているという事例からも、インビテーションが出ている時点でその辺りの承認プロセスは既に完了しているものと思われます。
アメックス・センチュリオンカードの審査概要
審査対象になる人
審査対象になり得るのは一般人と比較して多額のお金を決済可能な方です。年収1,000万程度では箸にも棒にもかからない可能性大です。「自分で決済可能な」金額が多額である事、これが条件です。
- 企業経営者
- 開業医
- 開業弁護士
- 大企業の役員
- 投資家
- 芸能人
自ずと、企業経営者や開業医などがノミネートされます。また、出張や接待などで自身で多額の決済をすることが可能な大企業 (上場企業含む) の役員や経営幹部も候補に入り得ます。著名な投資家なども多くの現金を持っているため候補に入るようです。
例えば2ch (現5ch) の市況板で名を馳せている著名トレーダーのcis氏もその一人。やはりセンチュリオンのインビテーションを受けた際には相当嬉しかった模様です。
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審査難易度
審査の難易度はあらゆるクレジットカードの中でも最も厳しいと言われています。ブランド価値を維持するべく会員の数を一定数にとどめるコントロールしている様で、条件を満たせば入れるわけでもありません。日本国内では約3,000人程度に会員が収まるように調整しているようです (2018年現在の情報) 。順番待ちのいわゆる「ウェイティングリスト」が存在するものと思われます。ある意味運の要素も絡むので、色々な意味でごく一握りの人間だけが選ばれるクレジットカードと言えるでしょう。
しかし多額の収入があり決済額も多い人であれば20代から所有することも可能であると言われています。
インビテーションを受けるためには
郵送によるインビテーションにせよ、コンシェルジュや営業からの電話勧誘にせよ、アメックスからのお誘いがない限りアメックスセンチュリオンの発行はまず不可能です。この項ではインビテーションを受けやすくするために効果あり、と言われている行動についてのまとめを掲載します。
決済金額・決済回数をできるだけ増やす
まず利用実績がモノを言います。決済金額としては年間決済額で最低でも1,000万円は欲しいところ。月額で200万円~の決済を繰り返すのも効果があるようです。また、少額の決済でも良いのでとにかくアメックスプラチナで決済する回数を増やすのも重要です。コンビニや夜のお店だろうが何だろうが、とにかくアメックスプラチナカード(ビジネスカード含む)で決済しまくりましょう。
長期にわたり良き会員であること
これはセンチュリオンのインビテーションをもらう以外でも、プラチナへのランクアップでも言える事ですが、多少金額が少なくてもきちんとアメックスを使ってきちんと期日での支払いを続けましょう。ランクアップにおいては「アメックス社内のクレヒス」が非常に重視されます。特にプラチナからセンチュリオンへのアップグレードにおいては、数年以上、場合によっては10年以上の長きにわたり優良プラチナ会員であったかという点も評価の対象となるようです。真のロイヤルカスタマーが選別されてインビテーションをもらえるということですね。
ホルダーからの紹介もアリ
友人や知人にアメックスセンチュリオンのホルダーの方がいれば、その方からの紹介で入会可能な場合もあります。しかし紹介者自身が優良会員であり、なおかつ紹介される側にもそれ相応の属性 (職業・収入) が要求されます。最低でも2年以上のプラチナ利用実績を見られる従来のプロセスと異なり一発勝負であるため、評価基準は自ずと厳しめになるのは想像に難くありません。ただしメリットとしてプラチナ保有期間が短かろうがアメックスのお眼鏡にかなえば即センチュリオンへのアップグレードが可能になる場合もあります。この点は大きなメリットとなるでしょう。
選ばれし者のみが持てる伝説の券
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード
年会費 | ポイント還元 マイル換算 | 審査難易度 | 国際ブランド |
500,000円(税別) 入会金別途100万円+税 | 1% | ★10 | |
最短発行 | ステータス度 | サービス充実度 | レア度 |
二週間程度 | ★10 | ★10 | ★10 |
- 審査難易度は全クレジットカード随一!
- 他社プラチナカードと一線を画するハイレベルで専任者付きコンシェルジュサービス
- 各種高級ホテルグループの上級会員資格付帯
- 航空便の座席アップグレード、VIPラウンジは当たり前に入れるしプライオリティパスも家族分発行無料
- センチュリオンの第一歩はアメックスゴールドから
おわりに
今回は未だ謎に包まれた点の多い、アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードの付帯特典や審査難易度についての紹介、審査通過のコツと言われている点についての説明の記事でした。最後までお読み下さりありがとうございます。